広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

E3系引退の周辺

2014-04-07 23:58:41 | 秋田の季節・風景
秋田新幹線「こまち」の車両からE3系が引退し、すべてE6系に置き換わって(そして1年限定だった「スーパーこまち」がなくなって)、間もなく1か月。その前後の周辺の光景やアイテムを紹介します。
※山形新幹線や東北新幹線盛岡以南では、E3系は引き続き運転しています。
【8日追記】現在も、元秋田新幹線用で今は東北新幹線専用であるE3系が秋田車両センターへ来ていることが時々あるそうで、ここ最近の目撃情報があった。もしかしたら所属は秋田のままで、引き続き整備を受けに来ているのだろうか? 効率が悪そうだけど。※この記事も参照

●スーパーこまち飴
ダイヤ改正直前の3月中旬のある日、秋田駅の改札口でこんなものを配っていたそうで、それをもらった人からもらった。
駅ビルトピコの中でその旨を放送しており、特に列車利用者に限定していたわけではなく、「今までの「スーパーこまち」のご愛顧に感謝して」の配布だとか。
飴!
「金太郎飴」タイプで、E6系の車体色の茜色にかなり忠実な色の飴。3個入り。
絵柄は、
ちょっと厳しいかも?!
金太郎飴にしては複雑なデザインかもしれない。

裏面シール
品名はその名も「スーパーこまち飴」。
販売者は「さなづら」でおなじみの秋田市の「菓子舗榮太楼」(製造者名義ではないので、どこかに委託しているのだろう)。

金太郎飴にしては珍しい、かすかに酸っぱい(イチゴ風味?)さわやかな味だった。


●停止位置
運転士に対して、ホームで列車を停車させる位置を示す「停止位置目標」の標識。
(会社や地域によって異なるが)標識は電車の先頭部(鼻先)ではなく、運転士の肩の位置が基準となるので、E3系とE6系では仮に鼻先が同じ位置に揃うとしても、標識は別々に必要になる。
以前は、E3系用は「幹」と書かれたものがあったはず。

ダイヤ改正直後の秋田駅新幹線ホームはこうなっていた(現在は未確認【9日追記】4月8日現在も同じ)。
「秋」と「Z」
「Z」のほうが大きさはやや小さいが、LEDで縁が点灯する。「秋」はただの金属板。
「Z」は編成記号から取ってE6系用、「秋」がE3系用だろう。
E3系が来なくなったから、「秋」は撤去されそうにも思うが、検測車「East i」はこちらを使うかもしれないから、残すだろうか。


●色が変わった
1年前に新たに設置された、中央改札口新幹線側の到着案内画面。
使用開始時は「スーパーこまち」登場前ですべて「こまち」だったから、
(再掲)「こまち号 到着案内」というタイトル

E6系が登場し、「こまち」と「スーパーこまち」が混在すると、
(再掲)「秋田新幹線 到着案内」に変更
車体のイメージカラーに合わせたのか、「こまち」はピンク色、「スーパーこまち」は赤色の文字。
それが現在は、
タイトルは「秋田新幹線 到着案内」のまま
文字の色やタイトルの地色は、ピンクから赤色に変わった。


●消えたE3系その1
秋田駅新幹線ホームの北側は、在来線7・8番線になっていて、階段を使わずに乗り換えできる。その境界には、乗り継ぎ改札口が設けられていて、そこのガラスには、寸詰まりながらなかなか精細なE3系のイラストが貼られていた。
2月5日撮影

(再掲)
6両編成なので、7両化される前の開業間もない頃からあったのだろう。

ダイヤ改正前の3月8日に見ると、
撤去されていた
鼻の長いE6系はここには収まらないかな。


●消えたE3系その2
今度は駅の外。以前、コメントでも話が出ていたもの。
秋田駅西口からほど近い「ゆうちょ銀行秋田店」。全国で郡山と秋田にしかない、郵便局を併設しない、ゆうちょ銀行単独の店舗である。※過去の記事

敷地の北側は、仲小路の緩い坂に面しており、境にフェンスが立っている。以前はそのフェンスに、
かまくらや秋田蕗
竿燈やなまはげとともに、E3系の先頭車のイラストが描かれていた。

縦方向のパイプ状の柵に、斜めの角度から見た時に見えるようにイラストを描く(真正面からは見えない)もので、1990年代後半辺り(=秋田新幹線開業当時)に道路のフェンスを中心に流行していた。(最近はあまり見ない気がする)
【5月5日追記】柵を見る方向(向かって右か左か)によって違うデザインにすることも可能で、そうしていたものが多かったかと思う。

最近は、塗装が色あせたりサビが出ていた。
少なくとも3月6日の時点でこうなっていた
まったく別のデザイン(水中の生き物?)に塗り替えられていた。

【8日追記】E3系が描かれてから現在までの間に、この建物は秋田貯金事務センター→(仙台貯金事務センター管理下の)郵便貯金秋田センター→ゆうちょ銀行秋田地域センター&ゆうちょ銀行秋田店、組織としては郵政省→日本郵政公社→日本郵政グループゆうちょ銀行と変遷した。


●まだ残るE3系
以上、あちこちでE3系が姿を消してしまったが、JRが管理するものでも、まだE3系が残っているものもある。
秋田駅の社員通用ドアの掲示(4月8日もこのまま)
【7月22日追記】7月まで気付かなかったが、いつの間にかE6系の写真を使ったものに替えられていた。

秋田保線技術センター名義の踏切の注意看板
上の絵では、在来線(狭軌)側に国鉄時代の塗装のままの485系電車らしき車両も描かれている。(実際には1999年12月の山形新幹線新庄延伸時以降、485系は定期では走っていない)
下の絵の在来線側の車両は何だ? パンタグラフの形状も奇妙。


○通過列車?
最後は少々話が逸れて、珍妙な表示が出ることがある、秋田駅中央改札口の発車標。
ダイヤ改正前だったが、新幹線側にこんな表示が
「回送」
秋田駅でも、全国的にも、改札口の発車標に回送列車が表示されることって、珍しいと思う。(ホームごとの発車標では誤乗防止に表示されるほうが一般的)
どんな回送列車かと思ってホームを見下ろすと、大曲-盛岡の田沢湖線内で運用される普通列車用の701系電車(5000番台)だった。車庫は秋田にあるため、定期的に秋田-大曲で回送があるので珍しくはないが、今までも発車標に表示されてたっけ?

じゃあ英語ではどう表示されるか?
日本の鉄道では「Out of Service」「Not in Service」が多い(直訳でなく、営業していませんという意味合いか)。
でも、秋田駅のことだから…
全角で「PASS」
※相変わらず「KOMACHI 40“号”」なのもなんとも。

「PASS」っていうと「通過」の意味じゃないだろうか。
まあ、意訳して「乗車できない」ということではあるけれど…
行き止まりの秋田駅の新幹線ホームを「通過」なんかしたら、車止めにぶつかるよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サザエさん@秋田

2014-04-05 23:28:13 | 秋田のいろいろ
フジテレビ系のアニメ「サザエさん」のオープニングアニメーションに、明日から半年間、秋田県が描かれることになった。
オープニングでサザエさんが全国各地を旅するのは定番で、僕はそれしか知らない(火曜日にあった再放送は除く)。1974年に始まったそうだ。
現在のように半年ごとに1つの都道府県を舞台にするのは2000年からだそう。2000年以降は舞台となる自治体から800万円程度のお金をもらっているそうだが、同時間帯にCMを流すのと比べてずっと割安で宣伝効果は高いのだとか。

2010年に富山県のことを取り上げた時、「秋田でもやったらどうだろう。 」と書いたが、それが実現した。
秋田県では、韓国ドラマのロケを2度誘致して、特に2度目はあまり効果が出なかったようだが、何千万単位の支出だったはず。それと比べれば安いものだし宣伝効果も大きいはず。


4月1日秋田魁新報社会面と5日朝日新聞秋田版より。
・「県観光連盟が864万円を掛けてAKTに委託した。」(魁)
・費用は「情報発信の委託料として」(朝日)
→フジテレビに直接支払うのでなく、秋田テレビ(AKT)が間に入って広告代理店みたいなことなんだろうか。

・「秋田テレビが開局45周年を迎え、10月から国民文化祭も始まることもあって」秋田県が選ばれた(朝日)

・「本県が登場するのは1986年に山形県とセットで登場して以来28年ぶりで、本県単独は初めて。」(魁)
→今のように特定の県に絞る前の話。なんとなく覚えているような…

6月までの「春バージョン」と以降9月までの「夏バージョン」2つが制作される(先の他県も同様)。春バージョンでは、
・「鳥海山や男鹿半島、仙北市角館の武家屋敷、小坂町の康楽館など13カ所が登場。」(魁)
・「「E6系こまち」とともに市女笠姿で登場するサザエさんが、角館の武家屋敷を人力車で巡り、ジュンサイ採りでは小舟から落ちそうになる」「旧小坂鉄道の線路を走る「レールバイク」も描かれる」(朝日)
→気が早いけど夏バージョンでは、竿燈など夏祭りや大曲の花火が出るかな。→夏バージョンについて


※放送を見たら、具体的な内容を追記します。
【2014年4月6日追記】春バージョンオープニングの流れ。カギカッコ内太字は表示される字幕の内容。
01.「秋田新幹線こまち」ホームをゆっくりと動いて停まるE6系と市女笠のサザエ
02.「鳥海山と由利高原鉄道」鳥海山を背景、菜の花畑を前景に左から右へ動く2両の列車、空にサザエ気球。「サザエさん」タイトル
03.「角館武家屋敷(仙北市)」枝垂れ桜の花びらが舞う中を、人力車で通るサザエ
04.「康楽館(小坂町)」前を左から右へレールバイクに乗ったサザエ
05.「秋田蕗」フキ畑の中で遊ぶサザエと子犬(秋田犬?)
06.「じゅんさい摘み(三種町)」小舟でじゅんさいを採るサザエが落ちそうになる
07.「男鹿半島・入道崎(男鹿市)」灯台越しに海の俯瞰。サザエ気球
08.「田沢湖(仙北市)」たつこ像のそばに立つサザエ。雲の切れ間から光が差し、龍が現れる
09.「手這坂(八峰町)」花が咲き乱れる集落を歩くサザエ
10.「きりたんぽ鍋」いろり端で食べるサザエ
11.「大館曲げわっぱ(大館市)」職人と向き合って、お盆を作るサザエ
12.「本荘ごてんまり(由利本荘市)」背景にたくさんのまり。まりを持って回る和服姿のサザエ
13.「乳頭温泉郷(仙北市)」夕暮れの温泉の門をくぐる和服のサザエ→夜・露天風呂入浴

冒頭は背景からして秋田駅12番線【7日訂正】11番線で間違いない。しかし、ホームの構造上、映像の方向から列車が動いてきて停まることはない(緊急停車でない限り)。
ちなみに、現在は12番線【7日訂正】から発車する営業列車はなく、到着専用(到着後車庫へ入る)。E6系は前照灯も尾灯も消えているように見える。
【7日追記】本来の発車専用ホームである12番線だと、背景が広告看板や空き地になってしまい、画にならないだろうから、理解はできる。

由利高原鉄道の車両は、旧型の「YR-1500」形と思われる。水色と黄色の塗装からすれば、最後に残った2両の1501と1502のようだ。


丁寧な取材に基づいたのであろう、きれいな映像だった。13か所は秋田県内ではどれも知られているが、県外の人にはマイナーながらも興味を持ってもらえそうな場所が多いと思う。
ジュンサイの場面では、画面左上に丸で囲ってジュンサイを説明するような絵が入って親切。一方、康楽館が日本最古の芝居小屋の1つであるとか、手這坂が「桃源郷」と呼ばれる場所であるとか、田沢湖の龍は伝説にちなむものであるといったことは説明がなく、知らない人には分かってもらえないのが、残念。
一部旅番組やサスペンスものでも同様だが、紹介する場所が飛び飛びで実際にその順番で旅行したら極めて効率が悪くなりそうだ。それにサザエさんは、場面ごとに違う服を着ている。最後の2か所の和服も、それぞれ異なる着物。ただし、手這坂ときりたんぽは、なぜか同じ服。

今までも同様だったのだろうが、サザエさんがいない場所では、サザエさんの顔の黄色い気球が飛んでいる。それにサザエさんが乗っていて、常にサザエさんと同じ視点で観光地を紹介しているということなんだろう。(以上追記)


以下は希望的憶測。
3月までのオープニングは静岡県(静岡は2004年にも舞台になったらしい)、その前の2013年4月~9月は福島県だった。
両県はオープニングに合わせるかのように、同時期にアニメ本編の舞台にもなっている。4月7日放送「花と星の福島旅行」で磯野家・フグ田家一家が訪れ、12月1日放送「羽衣伝説 カツオ天女に会う」では羽衣伝説をモチーフにした番外編的お話だった。
静岡はほかにも、2月2日放送「オテンバの人」で御殿場が出てきた。元々、舟さんの実家があり(沼津?)、兄の石田鯛造さんがたまに出てくるという縁もある。さらに、伊佐坂先生の前に隣に住んでいた、画家の浜さんは伊豆長岡に引っ越したことになっている。

2012年以前は、オープニングの舞台が必ず本編の舞台になるわけではなかったものの、昨年度を踏まえれば、サザエさん一家が秋田を訪れる話が放送されるかもしれない。

※7~9月放送の後編・夏バージョンの内容はこちら
【9月30日追記】残念ながら、結局、本編で秋田を訪れることはなかった。10月5日放送の放送開始45年特番では、10月からのオープニングとなる長野県を訪れる話が放送される。【10月5日訂正】特番では、長野県の伝統民芸品「ねこつぐら」にちなんだ「タマのおうち」(舞台はずっと自宅周辺で長野には行かない)と、一家が鹿児島県種子島を訪れる「列車は思い出を乗せて」「宇宙に一番近い島」が放送された。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄色い帽子/カーブミラー

2014-04-03 23:47:10 | 秋田のいろいろ
まもなく入学式シーズン。
入学式に先立って、秋田のローカルニュースでは「『黄色い帽子』贈呈式」が報道されるのが恒例で、今年は今日だった。
毎年、秋田市で行われるもので、秋田市内の各小学校から新入生が1名ずつ保護者同伴で一堂に会し、秋田市長から「黄色い帽子」をかぶせてもらう行事。(他に警察官のお話やワッペン等の配布もある模様)
他の新入生には、各学校での入学式において配布される。今年は2479名分。【下記追記参照】
※全学校といっても、秋田大学附属小学校は制帽があるし、県立特別支援各学校の小学部もある。それらは対象外なんだろうか。

【4日追記】
初回アップ時には(面倒なので)触れなかったのだが、各報道では、贈呈式には市内「43校」の新入生の代表が出席したことになっている。
しかし、秋田市立の小学校は44校存在する(勝平小学校千秋分校は含めない)。
ということで、昨日の贈呈式には、秋大附小や県立各支援学校からの出席がなかったばかりか、市立のどこか1校からも来なかったことになる。
「今年は新入生がゼロ」という学校なんだろうか。統廃合が進んだ今もあるのかな?
【7日追記】7日放送の秋田朝日放送「スーパーJチャンネルあきた」によれば、秋田市の小学校1校で新入生がいないため、入学式を行わないとのこと。(以上7日の追記)【9日追記】新入生がいないのは、雄和地区の種平小学校だった。

また、読売新聞秋田版やいただいたコメントによれば、少なくとも秋大附小には黄色い帽子が贈られている。(本来の制帽とダブることになる)

黄色い帽子の贈呈人数「2479人」は、秋田放送の報道「市内すべての新1年生2479人に配られます。」から。
4日付秋田魁新報秋田市地域面では「秋田市教育委員会によると、本年度の新入学児童は2382人」。と100人近く違う数字。
ABSは「帽子が配布される人数」、魁は「新入学児童数」なので、一致しなくても間違いではないが、差が大きすぎる。秋大附小や各支援学校の新入生がカウントされていない可能性があるのではないか。
読売新聞秋田版では「秋田大学付属小の新入生を含め約2500人に贈られる。」と大雑把。
どっちにしても入学式の9日までに、多少の増減があり得るだろうから、どの数字も確定値ではない。(以上4日の追記)


今年のニュースで初めて知ったのが、この黄色い帽子を寄贈しているのが「一般社団法人 秋田市駐車場公社」であること。公社から秋田市へ贈呈する形らしい。
公社は秋田市の外郭団体で、駅前の「公営駐車場」を運営する組織。

公社のホームページによれば、設立は1979年で、「交通安全を目的とした寄付事業」の1つとして「小学校新入学児童用交通安全黄帽子」を行っている。1985年度から2012年度の間で、63084個配ったようだ。【4日追記】魁によれば、駐車場公社は1993年度から贈っているとのこと。
余談だが、「都市機能の向上を目的とした寄付事業」として、同じ期間で125基のカーブミラーや、ぽぽろーどの壁掛時計2台(交番の上付近にある電気時計のことか)なども寄贈している。


黄色い帽子の贈呈は「50年以上続いている」という。
たしかに、僕が入学した時ももらった(クラスで2人だけ、頭がデカくてはまらず、後から交換してもらった…)。

秋田市の広報紙「広報あきた」を調べてみると、52年前の1962年3月15日付186号に「小学校新入生全員に黄色帽子」が掲載されていた。
「このほど、魁新報社と市交通安全協会から交通安全色の「黄色い帽子」五百ずつ、計千個が小学校新入学児童へ贈るよう申し出がありました。 」そうで、(駐車場公社発足前だから当然だけど)当初は別の所からの寄贈だった。
寄贈分だけだと1000個なので、足りない分は秋田市が負担している。「このたびの寄贈分に合わせて新入学児童三千五百八十六人全員にこの交通安全帽を(略)贈りました。」
※同年4月15日の188号では「小学校入学児童3,758人全員」となっている。

この時の新入生は、今、還暦前の人たちだが、今年の新入生と1000人ちょっとしか違わない。その頃は河辺・雄和が含まれていないが、その程度の差なのか。


秋田市では黄色い帽子は、小学校1年生しかかぶらない。
僕の頃は、おそらく1年生の2学期(夏休み明け)頃には、ちらほらとかぶらない子が出てきたような気がする。さらに冬になると、防寒用の帽子をかぶるから、おのずと誰も黄色い帽子はかぶらなくなる。
学校側からは、必ずかぶれとか、もうかぶらなくていいという指導はなかったはず。
冬の防寒のこと、6年間で成長して買い替えが必要になることもあるのだろうか、秋田市立学校では「通学帽」は特に制定されないのが一般的。

全国的には、1年生以外でも黄色い帽子で通学する所がある(あった)ようだ。
代表例が「ちびまる子ちゃん」。小学校3年生のまる子とそのクラスメイトは、みんな黄色い帽子をかぶっている。タマネギ頭の永沢君も、とがった先端にちょこんとかぶっている。さらに6年生のさきこお姉ちゃんもかぶるはず。
舞台である1974年度の清水市では、小学生はみんな黄色い帽子をかぶっていたのかもしれない。


秋田市で他に新入生に配られるものをあと2つ。
まず、今日も配られていた「黄色いワッペン」。
薄手のビニールに「横断歩道(学童バージョン)」の道路標識の柄が描かれているはず。穴が開いていて、安全ピンで留める。
これは、みずほフィナンシャルグループと保険会社3社が全国の小学校1年生に交通事故傷害保険付で配布しているもの。今年で50回目で、のべ6000万枚前後配られているという。
1967年4月10日の広報340号では「富士銀行からは黄色い腕章」が贈られたとあるので、その流れだろう。(富士銀行は2002年に第一勧銀と合併)

もう1つは「黄色い手帳」。
秋田テレビ(AKT)が主導して協賛企業を募り、県内の全新入学児童に交通傷害保険が付いた手帳を送るのが「黄色い手帳運動」。年が明けた頃から、その年の干支をキャラクターにした、交通安全啓発のアニメCM(過去の使い回し)も流れる。今年で33回目。

僕たちの時は、表紙が黄色い厚紙製の名刺大の手帳。中身は保険内容や交通安全のことでも書いてあったのだろうか。(手帳と言っても、メモした記憶はない)
ランドセル側面のフックにぶら下げるようになっていて、僕はボロボロになるまでそうしていた。
今年のAKTのサイトの写真を見ると、現在もサイズや使い方は変わっていないようだ。

ネットで調べると、「黄色い手帳運動」は全国的ではないが、同じように地元マスコミによって実施されている所が他にもいくつかあった。
テレビ静岡では今年で35回目、鳥取・島根の山陰中央新報社と山陰中央テレビでは40回目。他にも北陸放送や富山テレビも実施しているらしい。



交通安全つながりでもう1つ。
たまに通る秋田市内の生活道路で、以前から気になっていたものがあった。
このカーブミラー
カーブミラーの縁の部分に、帯状のものが宙ぶらりんに付いていて、風が吹けばパタパタと動くのだ。
縁の他の部分は本来オレンジ色であるはずなのに、剥がれて地色が出ているようだ。ミラー(鏡)としての機能はほぼ問題なし。

カーブミラーの材質や構造はよく知らないが、このままではミラー自体が落下したりしそうな気がしなくもない(その可能性は低そうなことが後に分かります)。通学路でもあるし、比較的車の通行量もある地点。パタパタしていては、見栄えも良くない。
念のため、秋田市道路維持課へ報告しておいた。※公道上のカーブミラーは道路管理者の管轄
数日後に通ると、
きれいになっている!
オレンジ色の縁が鮮やか。素早い対応に感謝。
てっきり縁の部品だけを交換するのだと思っていたら、ミラーそのものが別のものになっている。

裏面に「部材品質表示票」という銘板のようなシールが貼ってあった。
2005年の「燕振興工業」というメーカー製。各部の材質は、鏡面はメタクリル樹脂、枠はアルミニウム、バックプレート(裏から見える面か)は亜鉛鉄板、フードはステンレス。
まっさらの新品ではないようにも見える(シールが汚れていた)から、どこかで撤去して保管していた中古品なのかもしれない。

調べてみると、カーブミラーは正式には「道路反射鏡」といい、1960年代に登場した。日本独特のものなんだろうか。鏡面の材質は強化ガラス製もあるが、樹脂や金属製が主流のようだ。
メーカーはたくさんあって、「道路反射鏡協会」の正会員だけで11社。同協会の基準を満たした製品に「部材品質表示票」が貼付される。
「燕振興工業」は、食器製造で有名な新潟県燕市のメーカーで、食器や道路標識も製造している。


新しくしてもらったカーブミラーを改めて観察すると、僕の印象にある一般的なカーブミラーとはどこか違う気もしなくない。
隣のカーブミラーを観察
これこそ見慣れたカーブミラーって感じがする。
どこが違うかというと、縁のオレンジ色の部分の幅と、フードの深さが異なる。新しいほうが、縁が狭く、フードは浅い。

こんなカーブミラーも発見。
どちらも新しそうだけど、左右で微妙に違う
裏面も違う!
正面から見て右のミラーはフードが浅く、裏面はオレンジ色。左はやや深く、銀色。
部材品質表示票によれば、右は2011年海道工業製、左が2012年日本ポリエステル製。
材質はどちらも同じで、鏡面がメタクリル樹脂、バックプレートがFRP-S、フードがポリカーボネート、枠がアルミニウム。

信号機のフードは浅くなる傾向で、メーカーによる差もあるけど、カーブミラーの世界も同じ傾向にあるのだろうか。


でも、考えてみれば、カーブミラーにフードって必要だろうか。
光や雪を防ぐ目的だとすれば、もっと深くないとほとんど意味がないように感じる。
「道路反射鏡設置指針」というのがあるそうなので、それでフードを取り付けることが義務づけられていたりするのかもしれない。
(再掲)
青森県弘前市などには、リンゴの実の形をしたカーブミラーが公道上に立っている。あれもいちおう既成品のようだが、あれにはフードは最初からなかった。

改めて秋田市内の他のカーブミラーを見てみれば、新しいタイプもけっこう設置されていた。
一方で、フードや縁が破損しているのもままある。縁やフードがなくても差し当たって支障はない(それが原因で落下したりはしなさそう)し、数が膨大で管理者も細かく対処していられないのが実情なんだろうけど…
あの程度の破損で通報して、交換させてしまったのが、ちょっと申し訳なかったようにも思ってしまった。

でも、住民や道路利用者がもう少し注意を払い、管理者と連携するべきだと思う。取付金具や支柱が劣化・破損していれば、大きな事故につながりかねない。やはり、気付いて伝えるべきです。
もっと関心を持ちましょう
3月7日付「広報あきた」1812号「市役所からのお知らせ」の中に、「道路の穴などを見つけたらご連絡ください」というのが掲載されていた。
発見した時の連絡先として、建設部道路維持課の電話番号、ファクス番号、メールアドレスが記されている。※電話は、3月15日までは転送されて除排雪コールセンターで受付。
「みなさんからのいち早い通報が事故を未然に防ぎます。」とあり、まったくその通り。秋田市だけでなく、県や国も含めて、各道路管理者はもっともっとPRするべきだ。

広報では触れていないが、秋田市道路維持課ではホームページ内に「道路パトロール依頼入力フォーム」というのがあり、そこからも通報できる。(通報者の個人情報をいろいろと入力する欄があるが、僕は名前とメールアドレスしか入れていない。その代わり、場所や状況は分かりやすく書くように心掛けている)
今回のカーブミラーもそこから通報したし、別件で歩道に小穴が開いている(小さいけれど、運悪く足を入れてしまったら確実に転ぶ)のも連絡したら、こちらも迅速に埋めてくれた。
フォーム入力後「送信」を押すと、確認画面や受付完了画面が表示されずに、課のトップページヘあっさりと戻ってしまうのだが、迅速に対処されたことからも、動作は正常のようだ。【5月19日追記】その後、受付完了の画面が表示されるようになった。実は、フォーム内にある要望欄にその旨を入力したので、それを受けて対応してくれたのだろう。

【14日追記】これも広報で触れていなかったが、秋田市では、軽微な道路の補修については、建設部ではなく、市民生活部の各市民サービスセンターの権限で対処できるようになったはず。(中央地域など市民サービスセンター未開設のエリアは、もちろんできない)
個人的には、市民サービスセンターは専門外でいろいろな業務をやらなければならないだろうし、最終的な補修業務(発注または作業)はどっちみち建設部がやるのだろうから、最初から専門家である道路維持課に伝えて対処してもらったほうが、スムーズなような気がするが…(上記の通り、道路維持課の対応にはまったく問題がないし)
また、広報にこのことが掲載されないということは、建設部と市民生活部の意思疎通が取れていないのではないかとも思ってしまう。


新入生や引っ越してきて土地に不慣れな皆さんが多い季節。
そうした人たちが安心して通行してもらえるように、我々前から住んでいる者の心がけが大事でしょう。特にドライバーは余裕を持って安全運転を!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弘南バス運賃表公開

2014-04-02 23:50:40 | 津軽のいろいろ
秋田魁新報の1面コラム「北斗星」の執筆者(複数人いるだろうから、その1人か)は、通勤に路線バスを利用しているようで、たまにその話が出てくる。

今日は、「バスに乗っていて少し慌てた。料金が上がったのを忘れていた」ことから始まった。「車内に張ってある「運賃変更のお知らせ」 」の中に書かれている「「回数券の割引率と使用方法は現行と同じ」(という記述)は勘違いしやすい 」のだとか。

バスの回数券は金券式。「お知らせ」では「支払うべき運賃に対して、回数券を使った場合の割引率は値上げ後でも変わらない」という当たり前のことを書いているのだが、それを「回数券を使う場合は、値上げ後も現行運賃と同じ額を払えばいい」と勘違いしてしまいかねないと言いたいのだろう。
たしかに、あの「お知らせ」はゴチャゴチャ書いていて分かりづらいとは思う。

さらに北斗星の筆者は「(お知らせには)「200円の回数券には10円を足す」と書いてほしかった 」と言っているけど、それはあなたの利用区間ってこと? 他の額を払う客だっているんだから、そんなこと書いたらかえって分かりづらいよ。

要は、今まで通り、運賃表示器に表示されている額を、現金や回数券で支払えばいいという話。長い前置きでした。


さて、インターネットの普及により、バス停に行く前やバスに乗る前でも、時刻表や運賃が分かるようになった。
ただし、前に書いたように、バス会社によってその対応にはかなりの差がある。
秋田中央交通の時刻表検索システムはややクセがあるが、最近は任意区間の運賃も表示されるようになり、便利になったかと思っていた。

ところが、値上げ後に検索すると、運賃(料金)の欄がすべて「-」になってしまい、分からなくなってしまった。
値上げに伴う一時的な措置なのか、何かトラブルが発生したのか、はたまた気が変わったのか。
【5日追記】4月4日か5日頃から、検索結果上部に「料金表示は現在作業中です。大変申し訳ありませんが、お電話でのお問い合わせお願いします。」という断りが赤い文字で表示されるようになった。
※その後、4月15日時点でもそのままだったが、16日にやっと運賃が表示されるようになった

データ作成や保守に手間と費用がかかる検索システムなんかよりも、紙の時刻表をそのままスキャンしてアップしてくれるだけでも、利用者としてはありがたい場合も多いのではないだろうか。

そんなやり方を以前からしていた1つが、弘南バス。
窓口で配布している路線別の時刻表を、そのままGIF形式の画像データにしてアップしていた。
それが、今改正から若干変更された。
こういうのになった
いくつかの路線をまとめて1枚にしたPDF形式で、所々に広告が入っている。イトーヨーカドー地階からバスターミナルへ上がる階段の所に張ってあるのと同じものだ。
弘南バスでは、路線ごとの時刻表のほか、それをまとめた時刻表も作成していて(時刻表部分の形式は両者で同一)、今回はこちらをアップしたことになる。

ネットで見るには、路線ごとのほうが探しやすいし、必要な部分だけ保存・印刷するのにも便利。それにPDFはプラグインが必要で表示に若干時間がかかる。個人的には前のほうが良かったと思うけれど、大した違いではない。
【14日追記】その後、14日にホームページを見てみると、以前と同様のGIF形式の路線ごとの時刻表(エリアごとの目次ページがある)もアップされていた。「大判時刻表PDFファイル」も残されていて、両方見ることができるようになって親切。


もう1つの変化が、従来まったく公開されていなかった、運賃が分かるようになったこと。
3月14日付で「平成26年4月1日改定の路線バス運賃表を掲載しました」とあり、「運賃表検索リスト」という路線名にリンクが張られたページがアップされた。各路線をクリックすると、「三角表」と呼ばれる原始的な運賃表がPDFで表示される。
小栗山線
各ページには、その路線の全停留所名が通過順で表記されている。

「運賃表の見方」という説明ページもアップされている。
三角表は昔はバスの車内に掲出されていた(羽後交通は今も一部である?)し、鉄道の冊子の時刻表や高速道路の料金表にも使われていた。しかし、今はバスは整理券と対照する運賃表示器だし、鉄道や高速も検索ソフト・サイト、IC乗車券、ETCなどが普及し、別段、三角表に頼らなくても運賃・料金が分かる(もしくは支払額を意識せずに支払いできてしまう)ようになってしまった。
三角表の見方を説明しないと分からない時代になったということか。(地方の路線バスでは、複数のバス停で1つの運賃区分を構成しているので、分かりづらいことは確かだけど)

運賃は153路線が掲載されており、おそらく弘南バスの全路線なんだろう。
153路線には、100円バスも含まれる。
土手町循環100円バスの運賃表(抜粋)
全部「100」という、意味がなさそうな三角表も掲載されているのはご愛嬌?!

100円バスの運賃表があることから考えると、元々は国土交通省(運輸局)への運賃申請時の添付書類だったものを公開しているのかもしれない。
【3日追記】表部分で運賃の境界として記載されているバス停名の選び方も、独特(例えば小栗山線において弘前駅でなくバスターミナル、弘大前でなく富田三丁目が記載されている)。この点も、この表が本来は旅客向けでなく運賃申請用(運賃計算上の基準となる停留所を記載している?)であることを示唆しているのかもしれない。


原始的な形式とはいえ、弘南バスのすべてのバス停名・順と運賃が分かるようになったのは画期的。
秋田の県民性(?)を反映したのか、見栄えにばかりこだわる中央交通などより、よほど合理的で親切だ。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厚生医療センター行き

2014-04-01 23:15:18 | 秋田のいろいろ
今日から4月。
予告通り、JA秋田厚生連が運営する病院のうち2つが、「組合病院」から「厚生医療センター」に改称された。
秋田組合総合病院改メ 秋田厚生医療センターホームページのトップ画面
「名称が変わります」とあるけれど、もう「変わりました」でしょ

それに伴い、「組合病院」行きだった路線バスも「秋田厚生医療センター」行きに変わった。
秋田駅西口から出る3路線の乗り場の表示類は、既にきれいに書き換えられていた。では、車両の行き先表示を見てみる。

・新国道・土崎・高専前経由
(再掲)以前の正面の表示
これが↓
やっぱりこうするしかないでしょうね…
大きかった「土崎」が上の小さな文字に追いやられてしまった。

側面
側面はドット数の制約からか「秋田」が抜けて「厚生医療センター」。


・県庁・寺内・サンパーク経由(将軍野線)
(再掲)以前の表示
これが↓
やはり「サンパーク」が小さくされた

側面は、新国道経由同様「厚生医療センター」。


・天徳寺前・神田・外旭川市営住宅経由(神田線)
※神田線では、新たに天徳寺バイパス経由の運行が始まったが、それはひとまずおいておきます。
以前の表示
これが↓
新表示のイメージ(実物ではありません)
「天徳寺」がなくなってしまったが、これはバイパス経由誕生も関係しているのかもしれない。


3路線とも、後部の文字は同じで、
「秋田厚生医療センター」だけ

例えば神田線では、以前は、
「神田旭野・組合病院」と経由(路線名)も入っていたのに


2011年10月に系統番号表示が始まった時、文字部分も改められ、基本的に「行き先(終点)」を大きく表示することとされてしまい、路線によってはその識別に重要な「経由地」が小さな文字になるなどしてないがしろにされたことがあった。
半年後、文字の表示内容が一部で見直されて今に至り、今はおおむね分かりやすいものになっていた。

今回は、組合病院関係だけではあるが、以前の分かりにくい表示が“復活”してしまったことになる。
秋田厚生医療センター行きのバスを利用する人は、全員が秋田厚生医療センターへ行くわけではない。途中の新国道や寺内・将軍野や保戸野・外旭川で降りる人だってたくさんいるし、その経由地はかなり離れた所。「新国道」「県庁・サンパーク」「神田」くらいは遠くからでも識別できるようにしてもらわないと、混乱したり誤乗してしまう人が出るのではないだろうか。【2日追記】特に千秋公園入口と木内前は、バス停のポール(乗車位置)がまとめられたこともあって、誤乗しやすくなった。病院の名称変更のせいで、途中の各経由地がとばっちりを受けて割を食わされてしまった格好だ。

側面では「秋田」を略して「厚生医療センター」と表示しているが、正面や後部だってそれでいいのではないだろうか。ここは「秋田」なんだし、他に「厚生医療センター」は存在しないのだから。【2日追記】それに今までは「秋田組合総合病院」なのに略して「組合病院」と表記していたんだし。
で、カタカナを半角にすれば、少し文字は小さくなるかもしれないが、従来並みの視認性は確保できないだろうか。
イメージとしてはこんな感じ(※実物ではありません)
もうちょっと考えてほしかった。

あるいは、運転士が肉声で「このバスは新国道・高専前経由の元の組合病院行きです。神田やサンパークには行きませんよ」なんて案内すればいいのだろうが、中央交通にそんな気の利いた運転士は何人いるだろうか。


まあ、今回の改称に至った原因は、中央交通にはない。
厚生連が「秋田厚生医療センター」という長ったらしい名称に改称したのが“諸悪の根源“(は言い過ぎ?)だ。
厚生医療センターホームページで院長が「従前より、各方面からも「厚生」を付した名称変更への要望があり、期待に応えるべく名称変更することとしました。」なんて言っているが、「各方面」って何方面? その方面に患者や地域住民は含まれるのだろうか?
※「厚生医療“センター”」になったのに、トップは「“院”長」なの? 「“センター”長」じゃないの?

組合びょ じゃなかった厚生医療センターの現場で働くスタッフの皆さんは、名称変更など関係なく、以前同様に地域の拠点病院としての自覚と誇りを持って業務に当たっておられることと思う。それに水を差すつもりはないけれど、名称変更がそんなに必要だったのか、そしてこの名称で良かったのか。直接関係のない一般人としては、はなはだ疑問だ。

素人としては「病院」「総合病院」は信頼感が持てる言葉だ。そう呼ばれるには病床数など一定の条件があるものと認識している。
また、行政(厚労省?)も、病院の名称には「病院」の語を用いるように指導しているとも聞くが、「医療センター」でいいのだろうか?
※話がそれるが、「銀行」も名称に「銀行」の文字を用いないといけないそうで(これは銀行法で定められている)、「イーバンク銀行」という奇妙な名の銀行が存在した。(現在は楽天銀行に改称)


ちなみに、秋田市立秋田総合病院は、今日をもって秋田市直営(公営企業)から「地方独立行政法人」化されたが、名称は変わっていない。

※厚生医療センターのバス停について、こちらで少々。


ついでに、バスの側面の行き先表示器について。
中央交通で使っている「オージ」製の側面用LED表示器は、経由地を結ぶ矢印部分もLEDになっていて、向きを左右どちらにも変えられる。(他社は矢印がシールみたいになっていて固定されている。それで充分だと思うけど…)
上の写真のように、矢印部分は黄緑色に点灯する。

ところが、昨年末に新車で入った3台のうち「10-29」は少々違った。(他の2台は未確認)【5月25日追記】10-27も同様だった。
光線やシャッタースピードの違いもあって、写真で単純に比較できませんが
従来より、矢印の輝度が高く、黄緑というよりも「蛍光色っぽい緑」に点灯する。

機器が新品であること、前のガラスも新しくて汚れていないこともあるとは思うが、おそらくマイナーチェンジされたのではないだろうか。
なお、同時期に入った小田急中古の「10-34」は、従来通りの黄緑色だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする