麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

甘い人生/発信側のモラルについて

2005年05月09日 | 鑑賞
GW最終日。
かみさんの両親とリトル韓国=大久保散策。
各方面で言われる韓流ブーム
…例えば空港での熱狂的お出迎えを映す
ワイドショー…が、なるほどと実感できる
喧噪でした。。

両親を送ったあと映画館へ。
タイトルにもある韓国映画『甘い人生』
/原題=A Bittersweet Lifeを観た。 
四天王の一人・イ・ビョンホン主演だけに
定員入れ替え制のロビーに淑女達が
大久保に負けじと(或いは同じ顔や
観賞後向かう方もいたでしょう……)
沢山いらっしゃいました。

内容には触れません。
ただ!
『甘い人生』というタイトルで、
キラースマイル=イ・ビョンホン主演で、
あの内容を見せてしまうのはいかがなもの?
と思いました。

もちろん『甘い人生』の日本配給会社以下
関わっている皆様は、
「決して中高年女性の方対象でなく
広く一般の方々へのアプローチ!」と言うのだろうし、
R-12指定にはなっていたりもします。
韓国の若き才能・キム・ジウン監督をはじめとする
韓国のスタッフ・キャストには何も言うことはないけれども、

“イ・ビョンホンが全てを捧げて贈る究極の純愛”
“最新作にして代表作、いよいよ完成”
などなど・・・煽りにあおっての騒ぎっぷりの
ターゲットは明らかに前述の方々。
人の感性を年齢で区切るつもりは毛頭ないし、
僕も自分の手がけた作品はヒットさせたい!!

また、他の映画好きの方のブログを覗けば
「最高のノアール」
「キャッチフレーズに偽りなし」
等の高い評価があるのは事実です。

ですがまた、
「韓流ブームのおばちゃまたちにはきつーい一本、かも」
「残酷シーンの連続に退出される方がいたことが残念で
なりません」なんて感想も見受けられました。

つまり、そーゆーことだ。
『甘い人生』とゆ~甘いタイトルと
イ・ビョンホンオンリーの突出した番宣で、
あまり内容も知らずに観れば、そりゃビックリもするさ。

売りたいのはヤマヤマ。
売るのは遊びじゃなく、それこそ死ぬ気で皆一所懸命
やっているのも理解はしてます。
けれど。だからこそ。
もーちっと何とかならないの?と、
駆け出しPは思います!!!

結果、それは観る側にとってハッピーで、
それはマゴウコトナク送り手側にも
ハッピーになることなのだから

これこそ“甘い人生”と言われるかもしれないが・・・。
コメント
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