麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

上越路~少し長めの旅情記

2005年05月23日 | 身辺雑記
川端を気取る気はないけれど、
上越新幹線で新潟へ向かう中、
トンネルを抜ける度に広がる風景の、
緑深い山脈(やまなみ)は素晴らしかった!

やがて都市部(長岡や燕、三条)に入れば
広大な平野の遠くに山のシルエットが望め、
新潟駅手前からはビッグスワンが
日本-ペルー戦を翌日に控え、
まさに白鳥のように、羽根を畳んで、
けれども大きな存在感を持って佇んでいた。
これまた絶景!
・・・5月21日(土)午前の話。

新潟からは特急に乗り換えて村上へ…。
我々劇団が全国各地で公演する際の
ひとつの大きな礎となっている「演劇鑑賞団体」の集まりが
日本海に沈む夕陽が美しい瀬波温泉で行われ、
約50人が二日にわたり熱い論議を交わした!

「演劇鑑賞会」は、日本全国に広がる会員制の団体で、
北は北海道釧路から、南は九州鹿児島まで、
その数143団体……会員数24万弱という
大きな、そして楽しい組織です。
(詳しくは、HPなどで検索してくださいませ)。
 *ちなみにこの日のこの集まりは、関越地区12団体のものでした。

22日昼前にお開きとなり。
駅への送迎バスが出るまで1時間あるというので、
海岸まで降りて、砂浜を直に踏みしめながら、
日本海の潮の香りを直接鼻腔にくぐらせたり、
太陽に温められた小石を優しく握ったり……。

振り向いたホテル群の、
僕らの宿泊したのとは別のホテルの、
2階展望風呂には、立派なカラクリモンモンの
男性が仁王立ちで、
  1階のレストランでは、真っ赤なワンピースの
 うら若き女性が彼氏と二人食事をしながら、
  それぞれ「同じ海」に目をやっている……。

彼らは互いの姿に気づいてなく、
だけど僕からは、その対照的な絵ズラが、
同じフレームの中、見事に収まっていて、
かなりググッと来た!!!

そんなこんなでロビーに戻ると、      
あれだけいた人影は見事に消えていて…。
聞けばタクシーなど相乗りして三々五々帰ったという。
12:45。
30人乗りのバスが玄関に横付けされたので、
たった一人乗り込んで、             
「こりゃ貸し切りだな」と浮かれて待っていたが・・・
「人が少ないので」と、少しして丁重に乗り換えを提案され、
すぐ後ろに止まってる15人乗りのマイクロとチェンジか、
まあそれでも十分贅沢だなと思ってロビーで待っていたら、
数分後、玄関前には
ワンボックスが静かに滑り込んできた・・・・
コメント
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