麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

成長に対価する挨拶についての考察

2005年05月27日 | 身辺雑記
ちびっこの頃、
例えばお年玉を貰う時にしか顔を会わせない叔母さんから
「まぁ大きくなって」
と毎年頭を撫でられてた。
  そりゃグングン伸びるのが仕事みたいなものなのだが…。

身長もそろそろ落ち着いた頃、
もう頭に手が届かなくなった叔母さんは
「立派になったねぇ」と。
  そりゃ学級委員はやってるし、
  バレー部の三年の中では低い方から三番目なのにキャプテンだし、
  市選抜の赤十字キャンプにも学校を代表して参加したけど、
  はたして立派だろうか。

それが隔年、やがて冠婚葬祭くらいしか会わなくなり、
そもそも叔母さん自身に大きな変化が現れた頃
「もう一人前だねぇ」と。
  確かにバイトながら食ってはいるが、
  いわゆるパラサイトさせていただいている、
  もうすぐ30男は果たして一人前だろうか?

まあこれらはほんの一例だが、
ことほどさように、年齢に応じて
かけられる言葉は、成長の証とも言えるだろう。

それが最近、
久しぶりに会う知人たちの開口一番が
「太ったね」に定着。
   四十路を前にこれもまた自然の流れなのかな、
   と渋々納得してきたが、

「どうしたの?病気?!」と
一年ちょいぶりに現場で顔をあわせた照明家♀から浴びた一発には
ビックリ!
  “確かに太ったよ、でもそこまで病的?
   第一あなたよりはかなりスリムよ、野中さん!”

誤解のないよう蛇足ながら書けば、
あくまでフィクションの中のハイテンションですよ。

さて、ここからはノンフィクション。
では東演は今どのあたりだろう…。
創立46年目、さすがに「いいこいいこ」される坊ちゃんではないが、
コレステロールを気にする中年までは行ってないはず…。

ヒトではなく演劇の集合体である東演が、
世の中からどう見られているか? その目におもねる気は毛頭ないが、
評価は大事なバロメータであるのは事実だ!
長い目で見守ってくれる人、ある一作品に対する感想
……中身は様々だが、
その全てを、一年中いつでも戴ける「お年玉」として
ありがたく受け止めたい。

で。
『子宝善哉』は、普段とひと味違う、
いわゆる“仕掛ける作品”。
なので、果たしてどんな反応があるか、
とても楽しみ・・・。

稽古、メチャメチャ順調です!

コメント
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