麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

“学校な”一日

2005年12月22日 | 東演
 昨日は、教育関係な(?)一日でした。

 朝、劇団近くの代沢小学校を訪れ、校長先生にご挨拶。
 現在その小学校の、主に視聴覚室を「下北沢演劇祭区民上演グループA」の稽古で土日祝日に使わせていただいている。様々な便宜をはかってもらっているので、表敬訪問! 忙しい中時間を割いていただいた。

 演劇は「教育」に必要不可欠な存在で、欧州では当たり前に「演劇」とゆー科目があるわけだ。日本は「国語」のすみっこに入っていたりして、学芸会なんかはその発展系(?)なのだが昨今は、そーゆー余裕もなく、代沢小でも隔年開催だとか…。思えば「ゆとり教育」の導入で、演劇ワークショップなど教育現場への「演劇」の浸透ないしは巻き返しが期待されたが…夢で終わった。ア、話がカタい???

 校長先生との話で、やはり出てきたのが「役者さんにボランティアで来て貰えるか?」という要望。《ボランティア》ってところから始まってしまうのがアレだけれども、学校にそーゆー予算がないんだろうなぁ~と、まあゼニの話はともかく。お声を掛けていただくのは“地域に根ざす劇団”として嬉しいし、きっと生徒達にとっても面白い経験になると思う……。
 早くても来秋の話なのだが。

 生徒といえば、午後には高校生が20名ばかり劇団にやってきた!
 前述「ゆとり教育」との絡みでしょうか、「総合」という科目があり、その中で高校二年生が「進路」を考える上で現場を訪ねるというもの……。聞けば、羽田空港だのテレビ朝日だの神奈川県警だの岡本太郎美術館だの…面白そうなのが沢山あった中、地味な東演・・・あ!でも、下北沢だしな、終わったあとシモキタないしシブヤで遊べるもんな

 などと侮るなかれ。なかなかしっかりと進路を見据えている生徒もいて、僕たちにも刺激になった! 本多劇場にもお骨折りいただき、最終的な作品が上演される「劇場」を見て、それからそれを創造する稽古場を、そこで実際に演じる俳優の生の声を、さらには専門学校で教えている劇団員から、カリキュラムなど含めた実情を……思えば少しハードな内容だったかも知れません。俳優声優は勿論、美術や音響に興味がある生徒もいたので、かなり広範囲な話にもなって・・・。

そんな、エデュケ~ションな12月21日でした
もし、たまさかこのブログを読まれた教育関係の皆様、東演では「総合B」にフレキシブルに対応いたします。お気軽にどーぞ。



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