


『見果てぬ夢』の資料を集めに、劇団からチャリで5分の「梅ヶ丘図書館」へ。
図書館は羽根木公園の一角にあって、公園はちょうど「梅まつり」のまっ只中。春のように暖かかったこともあり、平日だと言うのに子供連れの家族や外国人カップルなどで賑わいでいた。昨日のことだ。
その道すがら・・・



“ああ、ここに材木を取りに来たなぁ”(演劇祭のメンバーの実家が工務店で、予算がないので廃材を貰いに行ったのだ)とか・・・
“酔っぱらったのを送ったあと、始発まで時間を潰した並木道だ”とか・・・
思えば、演劇祭がらみの思い出の風景がなんと多いことか

劇団に入って間もなく10年になる。
はじめの頃は、赤堤だの桜だのピンと来ない地名も多かった。小さい頃から小田急沿線で暮らしているので、豪徳寺や経堂など駅名になっているのは頭に入っていたけれど、最近はチャリを転がして区内のどこでも行けるようになった…。
「十年一昔」と言いますが、少し世田谷に馴染んだような今日この頃です。
しかもそれは、下北沢駅と事務所をただ往復していたのでは、ならなかったことだと確信する。改めて「下北沢演劇祭」に感謝しなくちゃ、だ。



ワイルダーの『わが町』を翻案した『わがまち世田谷』を東演が上演したのは93年2月のことだ。第3回の下北沢演劇祭参加作品であり、今年の区民上演グループA『夏の夜の夢』の演出・鷲田照幸が舞台監督を務めている。
第3回といえば、区民上演グループが始まった年でもある。
僕はまだ東演に入団しておらず、駆け出しの制作として池袋だの中野だのを彷徨っていた頃だ・・・。

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勢いで大きく出たが、世田谷はさすがにデカくて、実は余り詳しくないエリアがまだまだ沢山あることを白状しておこう。。。