1月31日(火)東京芸術劇場(池袋)の会議室にて
学校巡演会議が開催されました。
たまには真面目な話を。
少子化の影響など様々な要因から、
最近学校でお芝居を観る機会が減っているのです。
我々演劇人としては大変哀しいわけです。
で、劇団の枠を越え、どうやって小学生~高校生に
「感動」を届けられるかを話し合いました。
たった数時間で解決できるような問題ではないのですが、
厳しい現実も同志とともに立ち向かうと、
心の片隅に小さな勇気が沸いてきます!
というか、東演は最近学校公演へのアプローチを怠っていて
(昨10月丹波篠山の中学校でやったりもしてますが)
まずはスタートラインに並ぶところから
始めなければならないのですが・・・。
大概の方が、多かれ少なかれ学校でお芝居を観た経験を
お持ちだと思います。
観る側からすると、それが演劇なのか音楽なのか、
あるいは落語や能狂言のような古典なのか、
要はジャンルと場所
(学校の体育館か最寄りの公共ホールか)が違いこそすれ
“芸術鑑賞教室”であることに違いはないでしょう…。
やる側の僕らも、古い体育館と最新設備の演劇専用ホールで
声の出し方張り方は変えるけれど
“感動”を届ける気持ちに変わりはない。
さてその一方で、システムというか、在り方が
いくつかあって・・・。
1)学校単位で。
生徒一人ひとりから500円とか1000円とか
お金を集めて、劇団を呼ぶ。
2)学校が集まって。
地域の学校が集まって、一つのホールで
同じ作品を観る。
3)国の事業として。
例えば過疎地の生徒が少ない所では、
一人から3000円集めても上演料には程遠いわけで。
そのような学校に、国の援助で劇団が行く。
まあ大雑把に言うと、こんな感じです。
「あたしの場合は1か」
「1と2あったけど、やっぱ2の方が良かったな」
など各人それぞれの体験をお持ちのことでしょう…。
2)は、ひとつの会場で複数の学校が観劇するので、
悪グループの衝突なんて副産物も生まれ、
先生方は大変だったりしますよネ。
それが別の“思い出”になっている方も
いるかもしれません……当事者は勿論、
ギャラリーとして抗争(?)を見物したとか・・・。
雑談はともかく、2)には、
県や市などの援助があることが多く、
“演劇教育”華やかかりし頃、
日本各地に「合同鑑賞」があったそうです。
それは単なるブームではなく、劇団側と学校側の、
互いの努力や苦労の上に成り立っていたわけで・・・。
時節柄、スキー場の再建にスポットを当てた番組を観た
そー言えばスキーに行ってない。忙しい、お金がない……
理由はすぐに挙がるけれど、それってマンマ、
演劇にも返ってくることなのダ。
「授業時間も足りないのにお芝居なんて」
「うちの生徒は、2時間も黙って座ってられない」
「とってもいいと思うけど、予算がないんです」
でもでも。絶対活路はある。
いくつかの在り方それぞれに、それぞれの。
きっとネ。
学校巡演会議が開催されました。
たまには真面目な話を。
少子化の影響など様々な要因から、
最近学校でお芝居を観る機会が減っているのです。
我々演劇人としては大変哀しいわけです。
で、劇団の枠を越え、どうやって小学生~高校生に
「感動」を届けられるかを話し合いました。
たった数時間で解決できるような問題ではないのですが、
厳しい現実も同志とともに立ち向かうと、
心の片隅に小さな勇気が沸いてきます!
というか、東演は最近学校公演へのアプローチを怠っていて
(昨10月丹波篠山の中学校でやったりもしてますが)
まずはスタートラインに並ぶところから
始めなければならないのですが・・・。
大概の方が、多かれ少なかれ学校でお芝居を観た経験を
お持ちだと思います。
観る側からすると、それが演劇なのか音楽なのか、
あるいは落語や能狂言のような古典なのか、
要はジャンルと場所
(学校の体育館か最寄りの公共ホールか)が違いこそすれ
“芸術鑑賞教室”であることに違いはないでしょう…。
やる側の僕らも、古い体育館と最新設備の演劇専用ホールで
声の出し方張り方は変えるけれど
“感動”を届ける気持ちに変わりはない。
さてその一方で、システムというか、在り方が
いくつかあって・・・。
1)学校単位で。
生徒一人ひとりから500円とか1000円とか
お金を集めて、劇団を呼ぶ。
2)学校が集まって。
地域の学校が集まって、一つのホールで
同じ作品を観る。
3)国の事業として。
例えば過疎地の生徒が少ない所では、
一人から3000円集めても上演料には程遠いわけで。
そのような学校に、国の援助で劇団が行く。
まあ大雑把に言うと、こんな感じです。
「あたしの場合は1か」
「1と2あったけど、やっぱ2の方が良かったな」
など各人それぞれの体験をお持ちのことでしょう…。
2)は、ひとつの会場で複数の学校が観劇するので、
悪グループの衝突なんて副産物も生まれ、
先生方は大変だったりしますよネ。
それが別の“思い出”になっている方も
いるかもしれません……当事者は勿論、
ギャラリーとして抗争(?)を見物したとか・・・。
雑談はともかく、2)には、
県や市などの援助があることが多く、
“演劇教育”華やかかりし頃、
日本各地に「合同鑑賞」があったそうです。
それは単なるブームではなく、劇団側と学校側の、
互いの努力や苦労の上に成り立っていたわけで・・・。
時節柄、スキー場の再建にスポットを当てた番組を観た
そー言えばスキーに行ってない。忙しい、お金がない……
理由はすぐに挙がるけれど、それってマンマ、
演劇にも返ってくることなのダ。
「授業時間も足りないのにお芝居なんて」
「うちの生徒は、2時間も黙って座ってられない」
「とってもいいと思うけど、予算がないんです」
でもでも。絶対活路はある。
いくつかの在り方それぞれに、それぞれの。
きっとネ。