麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

エンジェルフォール

2007年09月10日 | 東演
 ザッピングしてて、たまさか目にした世界最高低差の滝。
 ちょいと前の話だ。

 「エンジェルフォール」と言って、ベネズエラのギアナ高地にある最大のテーブルマウンテン「アウヤンテプイ」から流れ落ちる滝。その落差、なんと978メートル。
 番組では、その映像に東京タワー3つを重ねていた

 見て思ったのは「あれじゃあ、どんどん滝壺がエグれて行って、そのうち地球に穴があくんじゃあねえの?」……ってこと。

 ところが、あまりの距離に、水は滝壺に到達する前に水蒸気になってしまうのだという。ヒョエエ~

 びっくり

 で。昨日、工房の中間発表を観てて、ふと、その「エンジェルフォール」を思い出した。
 我々の世界は、頂点に一握りのスターがいて、「養成所」などで夢に向かって頑張る若者が星の数ほどいて、そーゆーピラミッドが形成されているのだが・・・。

 そのトバクチで、滝壺に辿り着かずに水蒸気になるように、消えた「夢たち」も沢山いるわけだ。「俳優・タレントガイド」という本に載っているだけでも100近い劇団付属の養成所、専門学校、大学などがあるが、まずその門をくぐれなかった者達がいる。
 まあ、そういう所で勉強しなければ「役者」になれないって訳でもないのだが…。

 兎にも角にも、昨日、中間発表を終えた工房生は、まず第一歩を踏み出したわけである。アウヤンテプイの岩盤から、流れ落ち始めた瞬間みたいな・・・おっと、それじゃまずいのか? 違う滝じゃないと・・・

 そうそう、昨日の舞台を見ながら、もう一つ思ったのは、今劇団員として活躍する東演の役者達の、養成所時代の“初々しい姿”であった。

 
コメント
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