麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

automata-2

2011年08月18日 | 鑑賞
演劇企画体ツツガムシ
第4回公演「automata」
(オートマタ)
8月10日(水)~21日(日)、SPACE雑遊

【文中敬称略】

まず。腹話術の人形(マオ)役の
小飯塚貴世江の怪演と、
知恵は弱いが怪力の男(チャーリー)役の
本多新也のデ・ニーロばりの役作り
(体重を15kg以上増)が凄い

作品全体の筋建てが巧みで、
登場人物の陰影もしっかりしている。
平たく言うと、解りやすい善人悪人が
一人も出てこない。
……当たり前のことだが。

ステレオタイプの大行進するお話を
見せられることは残念だが少ないない。

automataは、実在の「自動チェス指し人形」。
何らかのからくりで人間に勝つ
チェスの機械がこの物語の縦糸。

前述二人以外の俳優も、
美しい文様を彩る横糸として
舞台を立体化させています。

これ以上は公演中につき語れないけれど
ひとつ言えるのは必見の舞台
ということです
コメント
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