麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

忠臣蔵回顧

2012年12月15日 | 制作公演関連
遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』は
師走の平日にも関わらず、
多くのお運びをいただき、
また三回だけでは勿体ない
との声も頂いた。

(12/12~13、浅草・木馬亭
構成・演出/篠本賢一)

現代の言葉を用いないので
「難しかった」「判らなかった」
という声が多かったのは
隠さざる事実。
ですが、これは覚悟の上。

滅多にない『忠臣蔵』の
全段通しの試みは、
カンパニーの財産として、
再演したい演目となりました。


上は浅草寺の境内。
年末年始に向けたこしらえを撮ったら
偶然小屋入りする花村さやかさんが
写ったもの(12月13日早朝)

韓国ドラマ『イ・サン』のヒロイン
ソンヨン役などで活躍する女優さん。

彼女は本公演で、夫のため
身売りする「おかる」を演じたが、
夫の勘平は運命の悪戯から
切腹して果てる(六段目)。

四段目の塩谷判官切腹に始まり、
五段目では勘平の義父が殺され、
殺した山賊は勘平の鉄砲に撃たれる。
七段目では床下に隠れた内通者が
由良之助の刃に討たれ・・・と、
もう兎に角、猛烈に人が死ぬ。

与市兵衛、九太夫、高師直を
演じた柘植英樹さんは、
三役全てで命を落とす。

全編が、とにかく濃い物語だ。
そんな血生臭い舞台を終えた僕は
今日、一転しておめでたい打ち合わせを
一本控えている。
が、紙枚が尽きたのでそれは稿を改めて。

妻の帰国まであと7日。



コメント
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