麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ところかわれば・・・

2012年12月11日 | 制作公演関連
昨日、妻がフランスへ旅立った。

名取事務所公演
『やってきたゴドー』。
パリで2ステージ、
ベルリンで2ステージ。

我が家に置かれた
そのツアーの行程表を
初めて手にした。

表紙を開くと全日程の一覧。
パリの仕込が三日もある。
随分優雅なスケジュールだな
と思いつつ、頁を繰ると、
なんと12/11~13とも
18:00完全退館と書いてある。
さらに注目すべきは・・・

12:30~食事休憩。
舞台には上がれません。
作業もできません。

・・・と書いてある。
14時まで完全に「休憩」である。

午前三時間、午後四時間の仕込。
日本では、まずありえません。
朝から21時か22時の撤収まで、
休憩は交代で取り、
照明部が食事を掻きこむ間に
音響さんがサウンドチェック
・・・みたいな。

勿論、良い労働環境ではない。
のですが、そうしないと
幕が開かないのだ。

噂では聞いていたが、やっぱ海外は
本当にきっちり休むのだな。

まあ会場が「パリ日本文化会館」
という、詳しくは知らないが
お役所っぽい名前からして
尚更そのへんかっちりなのかも…。

ベルリンは「ドイツ座ボックス」
という劇場で、8:00~22:00まで
たっぷり会場が使えるようである。
ツアー行程表に、昼休憩中の
「できません」表記はない。

異国の観客の反応は勿論だけれど、
海外公演では、裏方作業においての
ギャップも「楽しみ」のひとつだ。

妻の帰国まであと11日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする