麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

律する心(うらめん)

2013年07月14日 | 身辺雑記
前回は少々優等生なブログでしたが
決して偽りではないのです。
その又一方で、ある人物の心に
魔が忍び寄るその過程に、
一演劇人として興味があります。

※※※

先に言っておきます。
《その又一方で》は明日開幕の
『ROSE』のキャッチフレーズ
というか劇中で主人公が使う口癖
のような言葉です。

シアターΧ。17時開演。
な、な、なんと1000円です。
主演/志賀澤子
企画/W・ローズ+シアターΧ
主催/シアターΧ

チケット余裕ございます。
お時間あれば当日ふらりと、どうぞ。

※※※

甲子園の準優勝投手が、数年後
ひったくりの容疑者として逮捕された。
これは事実だが、ここから先は、
その本人とは一切関係のない、
単なる夢想。

例えば入学前の彼のキャラクター。
スポーツ特待生として高校に入学したことが
推測される「ある男」は、
野球以上に私生活も凄くて、
ピッチングよりバトルの勝率が高く、
何故なら前者は九人編成だから、
バックのエラーで負けることもある。
その一方、タイマンを張る後者では
的確に相手を仕留められる、という
札付のワルバージョン。
反対に。
野球部ではエースで四番、
生徒会では副会長だが、それは
大会等で留守がちだから、幼なじみに
会長を委ね、そのまた一方で
塾に行く時間もないのに学力は
常に学年、いや市内でもトップクラス。
そんな可能性だってなくはない。

ただどちらも余りに陳腐。
父が高校の野球の監督で
生まれてすぐボールを握る環境。
血筋もあって、才能は早くから開花。
小学校で早くも全国大会に出場した。
けれど卒業文集の将来の夢に
「昆虫博士」と書く無類の虫好きで、
高校の練習試合が陸の孤島よろしく
全寮制の山間部のグランドだと
他の部員のテンション下がる中、
唯一アゲアゲとなり・・・
アップと称して藪に入り
「わぁ、でかいっ」
「ついにこいつも関ケ原越えかぁ…。
生態系が崩れてるなぁ」とか
独りごちながら虫を愛でる。
そんな日はまず打たれない。
こういう人物像はどうだろう。

こんな調子で、栄光を引っ提げて
進んだ大学野球を中退する背景や
事件前夜の「ある男」の状況を
勝手に思考するのは面白い。
あくまで作品創りのトレーニングとして。
「男」だけでなく周辺人物や
その関係も含めてだ。

その又一方で、犯罪を未然に防ぐ
ストーリーが構築できれば尚良い。
コメント
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