ラヴィニア公演
『-不思議の国アリスの-
帽子屋さんのお茶の会』
(作/別役実、演出/高円寺圭子
時/2015年5月20日~24日、
於/ウッディシアター中目黒)
ロビーにはこの公演のチラシ画を
担当した、かじがやごろぉ氏の
作品が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/9b/0b4e7df62db974c666f41411b0bac5c6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2c/a9e04fd04ebe11af65f29bd93839f863.jpg)
物販も積極的!
Tシャツに、CDに加え、
別役実フェスティバルのパスポート、
更にはオリジナルコーヒーとケーキまで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0239.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cups.gif)
休憩終了
4)帽子屋さんのお茶の会
芳賀一之(Kazu)のジャジーなボーカルによる
メインテーマで幕が開く。
全編彼のオリジナル曲で、別役の台詞が
一部「歌」になって客席に届く。
これまでならラヴィニア・コアメンバーが
シークエンスを繋ぐ場面で
(時には小話の中に現れて)
その「くだらなさ」を打ち消す
艶やかなコーラスを歌いあげていた。
今回は客演陣が歌う![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
ヒロイン(なのか?)アリスを演じた
彦坂有美(Hiko)もともに歌った。
ところが。
眠りねずみ役の橋本千佳子(Chako)
は文字通り眠っている。
たまに目覚めてもビンタするばかり。
サッカーにおいて。
後半40分過ぎにピッチへ送り出され、
わずか5分のうちにゴールネットを揺らす
ヒーローを時折見掛けるが……。
橋本は最後に一人でメインテーマを
歌いあげて、幕は降りた。
5)客演陣の見事な仕事ぶり
劇団という形をとらずに、
公演ごとに役者を集めるのが、
今や主流ともいえる演劇界だが、
ラヴィニアもご多分に洩れず、
また「何もかも解った」常連を
有するのも他のプロデュース公演同様。
『帽子屋さん~』でも、芝居半ば過ぎに
登場する魔法使いの斎木亨子が
後半に向けてギアを変える
難しい役どころをさらりと演じ、
チシャ猫の森岡正次郎は、
全編に一定のリズムを刻む
ベースの仕事で屋台骨を支えた。
市長の田中リュウ、死者の宮島岳史は
得意のポジションで特異な演技を披露。
常連組に迫る複数回出場の巨漢二人。
公爵夫人の渡辺英雄は、
全盛期の白井晃ぶりの女装で、
通訳の岡本高英は嫌味のないぼけで、
舞台にアクセントを与えた。
そんなファミリーの中に今回
初参戦したのが今井智紘、神戸誠治。
奇しくも二人とも別役作品も初体験![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
チシャ猫とともにお茶の会に来る
お客様をエスコートする三月うさぎの
今井はまるで初めて感なくフィット。
そして話の核の帽子屋の神戸。
関西出身ながら日光江戸村から
役者人生をスタートし欽ちゃんに師事。
が、上京して立った舞台はアングラ!
という不可思議な道程を歩いた
座組最年長からは「貫禄」が滲んだ。
6)そして15周年へ
そんなこんなで。
別役実フェステフィバルに参加したことで、
初めてラヴィニアを見る観客が多かった
『帽子屋さん~』は、また同時に、
ラヴィニア自身が新しい闘いを始めた
記念すべき舞台でもあった。
11月、15周年記念公演はどうなるのか。
『-不思議の国アリスの-
帽子屋さんのお茶の会』
(作/別役実、演出/高円寺圭子
時/2015年5月20日~24日、
於/ウッディシアター中目黒)
ロビーにはこの公演のチラシ画を
担当した、かじがやごろぉ氏の
作品が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/9b/0b4e7df62db974c666f41411b0bac5c6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2c/a9e04fd04ebe11af65f29bd93839f863.jpg)
物販も積極的!
Tシャツに、CDに加え、
別役実フェスティバルのパスポート、
更にはオリジナルコーヒーとケーキまで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0239.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cups.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_7.gif)
4)帽子屋さんのお茶の会
芳賀一之(Kazu)のジャジーなボーカルによる
メインテーマで幕が開く。
全編彼のオリジナル曲で、別役の台詞が
一部「歌」になって客席に届く。
これまでならラヴィニア・コアメンバーが
シークエンスを繋ぐ場面で
(時には小話の中に現れて)
その「くだらなさ」を打ち消す
艶やかなコーラスを歌いあげていた。
今回は客演陣が歌う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
ヒロイン(なのか?)アリスを演じた
彦坂有美(Hiko)もともに歌った。
ところが。
眠りねずみ役の橋本千佳子(Chako)
は文字通り眠っている。
たまに目覚めてもビンタするばかり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/soccer.gif)
後半40分過ぎにピッチへ送り出され、
わずか5分のうちにゴールネットを揺らす
ヒーローを時折見掛けるが……。
橋本は最後に一人でメインテーマを
歌いあげて、幕は降りた。
5)客演陣の見事な仕事ぶり
劇団という形をとらずに、
公演ごとに役者を集めるのが、
今や主流ともいえる演劇界だが、
ラヴィニアもご多分に洩れず、
また「何もかも解った」常連を
有するのも他のプロデュース公演同様。
『帽子屋さん~』でも、芝居半ば過ぎに
登場する魔法使いの斎木亨子が
後半に向けてギアを変える
難しい役どころをさらりと演じ、
チシャ猫の森岡正次郎は、
全編に一定のリズムを刻む
ベースの仕事で屋台骨を支えた。
市長の田中リュウ、死者の宮島岳史は
得意のポジションで特異な演技を披露。
常連組に迫る複数回出場の巨漢二人。
公爵夫人の渡辺英雄は、
全盛期の白井晃ぶりの女装で、
通訳の岡本高英は嫌味のないぼけで、
舞台にアクセントを与えた。
そんなファミリーの中に今回
初参戦したのが今井智紘、神戸誠治。
奇しくも二人とも別役作品も初体験
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
チシャ猫とともにお茶の会に来る
お客様をエスコートする三月うさぎの
今井はまるで初めて感なくフィット。
そして話の核の帽子屋の神戸。
関西出身ながら日光江戸村から
役者人生をスタートし欽ちゃんに師事。
が、上京して立った舞台はアングラ!
という不可思議な道程を歩いた
座組最年長からは「貫禄」が滲んだ。
6)そして15周年へ
そんなこんなで。
別役実フェステフィバルに参加したことで、
初めてラヴィニアを見る観客が多かった
『帽子屋さん~』は、また同時に、
ラヴィニア自身が新しい闘いを始めた
記念すべき舞台でもあった。
11月、15周年記念公演はどうなるのか。