きのう紹介した『未必の故意』は、
安部公房の書き下ろし戯曲で、
1971年9月10日、新潮社より刊行され、
同日、俳優座劇場で初演された。
演劇が今より「社会的」だった頃、
そーゆーことは多くあったそうだ。
演出を千田是也、主演井川比佐志で
第22回芸術選奨文部大臣賞を
受賞した舞台なのだが、その7年前
やはり安部のシナリオでテレビドラマ
『目撃者』として放映され、
芸術祭奨励賞を受賞している。
さらに遡った1962年に大分県の
国東半島沖にある実在の島姫島で
発生した殺人事件が題材である。
事件をテレビ映画にするために
監督以下スタッフが島民の協力で
撮影を行なっていく……という筋立。
『未必~』とは題名だけでなく
作りも大きく異なっている。
こちらは、島の消防団長が、
団員や島民たちと計画的に行なった
ヤクザ者の殺害を「未必の故意」に
見せかけようとする物語。
団長を中心に模擬裁判を行う過程で、
事件の状況や島の人間関係が
浮かび上がるのだ。
東京演劇アンサンブルの
スープ劇場Ⅷ『未必の故意』
(上演台本・演出/尾崎太郎)の
出来の良さは昨日書いた。
少しだけ補足すれば・・・
原作の三人の青年団員、
ちんばとめっかちとつんぼを、
尾崎は片足、片目、音無しとした。
これは一端で、彼らしいリリックが
良い意味で舞台の芯にあって好感![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)
そーいえば、各駅しか停まらない
西武新宿線の武蔵関に
ちょいちょい出向いているな~。
アンサンブルの芝居を観る以外にも
ブレヒトの芝居小屋で公演を打つ
カンパニーの制作についたりして……。
脱サラした者がおまんまを食べて行く
その手段には、元居た会社から仕事を頂くか
同業他社との連係を深めるか……
あるいはまるで違う仕事に就くかだろう。
今の自分は二番目に近いようだ。
懐の深い「場所」で居心地がいい。
安部公房の書き下ろし戯曲で、
1971年9月10日、新潮社より刊行され、
同日、俳優座劇場で初演された。
演劇が今より「社会的」だった頃、
そーゆーことは多くあったそうだ。
演出を千田是也、主演井川比佐志で
第22回芸術選奨文部大臣賞を
受賞した舞台なのだが、その7年前
やはり安部のシナリオでテレビドラマ
『目撃者』として放映され、
芸術祭奨励賞を受賞している。
さらに遡った1962年に大分県の
国東半島沖にある実在の島姫島で
発生した殺人事件が題材である。
事件をテレビ映画にするために
監督以下スタッフが島民の協力で
撮影を行なっていく……という筋立。
『未必~』とは題名だけでなく
作りも大きく異なっている。
こちらは、島の消防団長が、
団員や島民たちと計画的に行なった
ヤクザ者の殺害を「未必の故意」に
見せかけようとする物語。
団長を中心に模擬裁判を行う過程で、
事件の状況や島の人間関係が
浮かび上がるのだ。
東京演劇アンサンブルの
スープ劇場Ⅷ『未必の故意』
(上演台本・演出/尾崎太郎)の
出来の良さは昨日書いた。
少しだけ補足すれば・・・
原作の三人の青年団員、
ちんばとめっかちとつんぼを、
尾崎は片足、片目、音無しとした。
これは一端で、彼らしいリリックが
良い意味で舞台の芯にあって好感
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_blue.gif)
そーいえば、各駅しか停まらない
西武新宿線の武蔵関に
ちょいちょい出向いているな~。
アンサンブルの芝居を観る以外にも
ブレヒトの芝居小屋で公演を打つ
カンパニーの制作についたりして……。
脱サラした者がおまんまを食べて行く
その手段には、元居た会社から仕事を頂くか
同業他社との連係を深めるか……
あるいはまるで違う仕事に就くかだろう。
今の自分は二番目に近いようだ。
懐の深い「場所」で居心地がいい。