チェーホフの『桜の園』は、
富豪のラネフスカヤ夫人が没落し、
その象徴だった桜の大庭園のある
屋敷をついには失うお話でございます。
菊池寛の『父帰る』は失踪していた
家長が帰ってきたことに反発する兄ら
残された家族たちの悲喜こもごも。
つまりは、ある意味で共通項を持つ
国内外の名作をベースにしていて、
かつ、それを現代日本に移した
潤色作品という同じスタイルで
舞台に上げる二本立て公演。
J-Theater+東京ハイビーム
共同企画として日夜稽古中。
一週間通った中野の稽古場BOX-1に
今日で別れを告げて、明日からは
下北沢の本多スタジオにセットも組み、
いよいよ総仕上げ!!
さて。
稽古は二チームとも、良い意味での
緊迫感に包まれているけれども、
世の中は黄金週間真っ只中\(^-^)/
やはり家族連れが目立つのであります。
中学生か?高校生に見えなくもない
お姉ちゃんがお父さんにピタッと寄り添い、
小学生の弟とお母さんも、
体内に磁石でもある?と思うくらい
密着した仲良し家族を電車で見た。
まるで朝の通勤ラッシュでドア際に
押し付けられているようにも。
実際は混雑していないのだけれど、
その一塊な立ち姿は、広い草原の片隅の
灌木に身を寄せる草食動物の家族
と重なりさえするのでした。
スーパーではパパの持つポリ袋の、
片方の持ち手を掴んで「僕も買物の一員」
と自慢げな顔をした、幼いお兄ちゃん、
ベビーカーを押すママと、
その中でスヤスヤ眠る赤ちゃん。
「現実」の微笑ましいファミリーは、
ニュースで目にする凄惨な事件を
忘れさせてくれる……と同時に、
我々は演劇を通して、そんな善い家族が
もっともっと増える一助になりたいとも。
少々真面目な文章になっちゃったけど、
二作品とも「喜劇」です。
ゴールデンウィーク明けの週末、
行楽疲れ(?)や、昨今の社会情勢など
いろんなものを笑いで吹き飛ばす、
そんな狙いもなくはないのであります。
富豪のラネフスカヤ夫人が没落し、
その象徴だった桜の大庭園のある
屋敷をついには失うお話でございます。
菊池寛の『父帰る』は失踪していた
家長が帰ってきたことに反発する兄ら
残された家族たちの悲喜こもごも。
つまりは、ある意味で共通項を持つ
国内外の名作をベースにしていて、
かつ、それを現代日本に移した
潤色作品という同じスタイルで
舞台に上げる二本立て公演。
J-Theater+東京ハイビーム
共同企画として日夜稽古中。
一週間通った中野の稽古場BOX-1に
今日で別れを告げて、明日からは
下北沢の本多スタジオにセットも組み、
いよいよ総仕上げ!!
さて。
稽古は二チームとも、良い意味での
緊迫感に包まれているけれども、
世の中は黄金週間真っ只中\(^-^)/
やはり家族連れが目立つのであります。
中学生か?高校生に見えなくもない
お姉ちゃんがお父さんにピタッと寄り添い、
小学生の弟とお母さんも、
体内に磁石でもある?と思うくらい
密着した仲良し家族を電車で見た。
まるで朝の通勤ラッシュでドア際に
押し付けられているようにも。
実際は混雑していないのだけれど、
その一塊な立ち姿は、広い草原の片隅の
灌木に身を寄せる草食動物の家族
と重なりさえするのでした。
スーパーではパパの持つポリ袋の、
片方の持ち手を掴んで「僕も買物の一員」
と自慢げな顔をした、幼いお兄ちゃん、
ベビーカーを押すママと、
その中でスヤスヤ眠る赤ちゃん。
「現実」の微笑ましいファミリーは、
ニュースで目にする凄惨な事件を
忘れさせてくれる……と同時に、
我々は演劇を通して、そんな善い家族が
もっともっと増える一助になりたいとも。
少々真面目な文章になっちゃったけど、
二作品とも「喜劇」です。
ゴールデンウィーク明けの週末、
行楽疲れ(?)や、昨今の社会情勢など
いろんなものを笑いで吹き飛ばす、
そんな狙いもなくはないのであります。