麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

外国語を学ぶということ。

2015年06月15日 | 身辺雑記
こないだセルフ系のファストフードの
うどん屋で「ぶっかけうどん」を注文。

「並デヨロシイデスカ?」と店員。
はいと答えて会計まで進むと
出てきたのは「かけうどん」だった。

店員さんは中国の方。
昨今飲食店員は外国籍の占有率が高い
……ってことへの苦言ではない。

「言葉」についての一考察である。
ぶっかけ頼んだのにかけが出た
今回の重大な国際問題が起きた背景には、
まず僕の滑舌の悪さもあるだろうが、
基本的には以下の問題が考えられる。

日本語における発音において
「ぶし」と「ふし」では意味が異なる。
侍と言い換え可能な武士と竹などの節。

けれど中国語においてのNOにあたる
「不是」は一音目を強く言うか否か、
少々専門的に言えば有気音か無気音か、
それが肝要で「ぶーしー」「ふーしー」
更には「ぷーしー」でも良い。

我々が漢字の故郷である国の言語を学んで
まず陥るのが、例えば「不是」において
最初の音は「ふ」か「ぶ」か「ぷ」か、
いやどうやら「ぶ」と「ぷ」の間の微妙な
発音ではないかしらんなど悩んでいると、
大事なのは強弱で濁音半濁音じゃない
と教えられる。

再びうどん店に戻ろう……。
つまり僕は語頭をもっと強くはっきりと
彼に伝えるべきだったのだ。

嗚呼、てな訳で外国語を学ぶのは大変だ。
中国語にはさらに、音階みたいな
音の上げ下げでまるで意味が異なる
四声というのがあり、日本人は
これにもまた苦労するわけである。

さてもうひとつの隣国・韓国の
母音は日本より沢山ある。
名詞や動詞の並び方が似ているのに、
日本人が韓国語を学ぶよりも、
その逆の方が進歩が早いのは
そこに起因するとよく言われる。

ストラックアウトの的が9分割と16分割で
まるで難易度か違うように……
(この喩えってわかりにくいかな?)

てなわけで。
今日も妻は外国語教室に通います。

コメント
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