麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

キリンレッドリスト

2016年12月10日 | 身辺雑記
「キリン・レッドリスト」というWordは
新発売の飲料やスポーツのチーム名を
連想したりもするだろうが、
〈キリンが絶滅危惧種になった〉という
とてつもなく哀しいニュース。

知る人ぞ知る、僕はキリニストだ。
携帯のアドレスなどにも使い、
キリン好きを知る友人たちは
グッズをプレゼントしてくれる。
当然自らもちょいちょい購入して
点数はゆうに二百を超えている。

報道によれば。
1985年に15~16万頭いたキリンが
昨年の調査では四割近く減少し
約9万7500頭になったと。
三段階では最も危険度が低い
「絶滅危惧二類」なのが、
ほんのちょっぴり救いだけど、
たった30年での「激減」は、やばい。

ちなみに伝説の霊獣「麒麟」と
首の長い動物の「キリン」、
呼び名が被っているのは、
動物園が購入する際に金額が足りず
「中国の珍しい生き物・麒麟を呼ぶ」
と園長が偽り、予算の増額に成功、
展示の際も「キリン」と表記。
それが日本に定着したためで、
他の国々では「giraffe」と呼ばれ
混同はされていない。

また、これほど知られていて、
かつ愛されている動物ながら
実は生態の研究が進んでおらず、
これまで1種の中に9亜種が存在
という説が定着していたが、
少なくとも4種いる可能性あり、
との新説が近年発表されたばかり。

キタキリン、ミナミキリン、
アミメキリン、マサイキリンに
明らかな遺伝的差異があり、
それはつまり、亜種ではなく、
それぞれ異なる種だと。

例えばシロサイについての論文が
2万本もあるのに対して、
キリンのそれは400本ほど。
そういう状況下でのRL入りは
研究にダメージを与えるだろう。

個人的には研究もさることながら
愛しいキリンたちが一頭たりとも
減って欲しくはないわけである。

コメント
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