麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

殿中瓦版~新顔面晒希望囈

2017年01月19日 | 制作公演関連
新顔面晒(しんがお、おもてざらし)
希望囈(きぼうのたわごと)

遊戯空間『全段通し仮名手本忠臣蔵』
初めて出演する俳優の紹介も
気付けば三回目。そろそろ仕舞にしよう。



ベテランと若手を繋ぐ役目と、
昨日、桃井若狭助と竹森喜多八役の
永野和宏に期待したが、
堀光太郎も、恐らくは彼と同じく
表と裏で舞台をまとめてくれるだろう。

来週幕を開ける『アメリカの怒れる父』
(韓国現代戯曲ドラマリーディングvol.8
三作品の一本)の稽古と並行しつつ、
『仮名手本~』では、裏切者の
斧九太夫で芝居にアクセントを付す。

九太夫の息子で山賊に身をやつした
斧定九郎ほか数役を担う鈴木拓也は、
義士に加担する大商人が更に加役となった。
貫禄の必要な人物に、逃げることなく
向かい合っている姿は清々しい。

清々しいといえば。
高師直に殿中で斬りかかり
切腹となる塩冶判官の永井将貴の
主君ぶりが清く、かつ力強い。
長年、剣道で培った地金が
見事な武士っぷりに体現されている。

・・・いやぁ、成長したな~(^_^;)
永井との出会いは彼が所属の
劇団昴の新人の頃、演出家に連れられ、
とある音楽劇の稽古場に、演出助手として
やって来て・・・
わっ、こりゃ長くなるから省こう。

これ書き出すと、永野さん、堀さんとの
あれやこれやもあって、きりがない。

永井が昴ならば、銅鑼の新鋭が池上礼朗。
昨年僕が一観客として味わった中の
ベストスリーに入る舞台『短編集』に
出演していた池上。オムニバスの一編
テネシー・ウィリアムズの名作
『ロング・グッド・バイ』で
主人公の売れない小説家ジョーを
熱く演じていたのを鮮明に覚えている。

さて、どんじりに控えしは中井亮。

討入には居られずとも、その義心から
二番焼香に名の挙がる早野勘平。
代わりを務める義兄・寺岡平右衛門役。
中井は『仮名手本~』の舞台でも幕引き。
さて、この大任、見事務められまするか。

両国への討入迄、二十七日。

202017年2月16日(木)~19日(日)
シアターΧ(両国)
構成・演出・美術/篠本賢一
芸術文化振興基金助成事業

さらに詳しくは・・・
http://www.yugikukan.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする