麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

かざオトはげしいなカみせどおし

2017年10月30日 | 制作公演関連
風音激しい一日となった首都圏。

強風にあらがってピタパタvol.7
『オトカ』は今日も稽古p(^-

照明プランナーにして音響オペ、
という珍しい関わり方で参戦の
高橋清志が稽古場に初参上。

気づけば十月も残り僅か。



せんがわ劇場にて。
11月9日(木)~12日(日)

劇団ではなくプロデュース公演の
ピタパタでは役者達が仕事を分担。

例えば衣裳一覧が壁に張られ、
小道具チェック表で漏れがないか
役者個々がチェックを入れる。
新劇育ちの小川由樹枝、船場未生は
この手の作業を苦にしない。

舞監不在の際は代わりを務める
中井亮など、適材適所で演技同様、
裏仕事でも作品の精度に磨きをかける。



風といえば。
『オトカ』の舞台は北関東。
「からっ風」で有名な海なし県だ。
時は今よりほんの少し昔になる。
まだガラケーの全盛期!

長男は家を出て婿入り。妻と娘が一人。
次男は結婚して家業を継いだ。
長女も嫁に出て夫は一流企業に。
つまりは家族の物語だ。



長男でなく次男が跡を継ぐ。
奇しくも我が家もそうであった。

このテレコな感じは、冒頭の
照明プランナーが音響オペと
似ていなくもない(^_^;)

ちなみに音響プランは主宰今井自ら。
作・演出・美術、ここまでの制作を
一人でこなすマルチな演劇人。
今井一隆。

清志さんは束ねるK's-companyで
同様にマルチな才能を発揮している。



マルチ。
いつからか根付いた言葉だ。

大リーグに日本人が進出した折、
マルチヒットというのが新鮮だった。
それまでは三安打の「猛打賞」が
実況だの翌日の紙面に躍り、
複数安打への賛辞はなかった。
一方。
ネガティブな印象もあるのは
マルチ商法のせいに違いない……。

見せ通しに緊張したのか、
細かなミスが更にミスを誘発し、
全体がネガティブな方向に流れ、
今までで一番出来が悪かった。

まぁこの時期で一度落ちて、
明日からの小返しで再度、
ポジティブにビルドアップしたい。



最近はアクションやら笑いやらに
ウエイトを置いた演劇が多い中、
今井戯曲は「言葉」に重心のある、
決して派手さはないが、佳い作品。

そこに立ち返って・・・
いよいよ開幕まで十日となった。

一般3800円、学生2800円。
9日(木)と10日(金)19時半開演、
11日(土)と12日(日)14時開演。

コメント
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