麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

「したまち」から下町へ~櫻の再園1

2018年01月27日 | 制作公演関連
遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』が
参加した「したまち演劇祭」は、
まだまだ様々な演目が目白押しだ。

が、僕は浅草から勝どきに移り、
J-Theater『櫻の園 Japan Mix』の
稽古にようやく合流した。

既に荒立ちに入っている。

公演タイトルから大半の方が
お察しのことと思うのだが、
かの名作『桜の園』の翻案である。
世界中には数え切れないほどの
『桜~』が存在することだろう。

『~Japan Mix』は文字通り
日本の、しかも今を舞台に・・・
と作品概要に雪崩れ込むのが
毎度のことだが、ちと芸がない。



僕は勝どきの稽古場へ向かう際、
有楽町線月島駅で降りて歩く。
月島といえば、もんじゃ焼きだ。
沢山のもんじゃ屋が建ち並ぶ、
その距離なんと500メートル。
てか、それはメインの直線。
その一~四番街と並行する道や
そこを繋ぐ路地にも店はある。
そして「小麦粉をゆるく水溶きし、
鉄板で焼いた食べ物」以外にも
最近はメロンパンだの洒落たカフェ、
立飲みに、昔ながらの中華屋、等々
千葉にある「夢の国」にも負けない
ワールドが広がっている。

で、気づくのは、そんな通りの
あちらこちらに置かれた某消臭剤だ。
お客様に喜ばれるサービスが「ただ」で
提供できる店舗側、逆にファブ●●●は
超安価に宣伝広告が打てるWinWinだ。

チェーホフの『桜~』は、
小作人あがりのロパーヒンが
最後に広大な土地を手にする。
『~Japan Mix』では彼に相当する
野田がレジデンスの建設を進言。

そして。
古き良き下町の顔を残しながら、
ウォーターフロントとして発展する
月島にも巨大マンションが建ち並び、
さらに新しい物件が建とうとしている。



(西仲通り商店街の一角を覆う、
フェンスに張られた看板)

あれ?
ちょいと作品に触れているな。

そーゆーわけで。
日本の古典の次はロシアの古典、
を下敷きにした芝居に関わります。
コメント
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