麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ル・ロゥノタミ

2018年01月28日 | 身辺雑記

日韓演劇交流センター主催の
公演顔合せの件を一昨日書いた。

昨年の『狂った劇』を演出した
谷藤太氏は劇団主宰者だが、
俳優として映像でも活躍している。

テレビをつけたら、亀梨和也主演の
連続ドラマが流れていて、
なんと偶然、谷藤さんが映った。
チャンネルをかえずにおくと
合唱部の練習シーンになり、
嗚呼、懐かしや『流浪の民』が♪

シューマン作曲、ガイベル作詞
石倉小三郎訳詩

ぶなの森のはがくれに
うたげほがいにぎわしわしや
たいまつあかく照らしつつ
木の葉しきてうついする
これぞ流浪の人のむれ
まなこひかりかみきよら
ニイルの水にひたされて
きららきららかがけり

いっそ全部かな書きで、と
思ったけれど意味不明になるので
簡単な名詞は漢字にしたが……
それにしても、かなり難解だ。

これが中学三年の時の
合唱コンクール課題曲であった。

歌の練習もさることながら、
まずこの詞をしっかり理解することを
学級委員として提案すべきだったな、
と今更ながら思う。
……三数十年前に気づけばな

遠く「昭和」の頃、我が柿生中学では
体育祭と並ぶ二大イベントだった。
そして結果は勿論、その過程で
必ずや「ドラマ」が起こるのであった。

パートリーダーの頑張りに対し、
反発する輩が出て来たり、
指揮者が辞めると言い出したり
・・・そんなあれやこれやを
乗り越えるのが「楽しかった」。

クラス編成に際し、ドラフト的な
会議があったと卒業してから聞いた。
ワルも秀才もスポーツマンも、
若干のばらつきはあるものの、
「分配」に薄々は気づいていたが、
ピアノを弾ける人も案配したのか?

DeNAが戦力的には劣りながら
日本シリーズに進出したように、
「ばらつきのある」クラスで戦う中、
弱いと思われた組が勝つことがある!

このジャイアントキリングは
かなり痺れる経験になる。

そこにはラミちゃんのように
担任のリーダーシップが必須で、
また、それまで地味だったのに
ピアノや歌でブレイクする
ラッキーボーイorガールの誕生と
多少のいざこざも不可欠なのだ。

また勝敗に関係なく・・・
泣きながら教室を飛び出す者、
それを慰めに追いかける数人、
職員室に担任を呼びに行く者、
やおら英単語帳を広げる者、
冷めた顔で窓外を眺める者
・・・誰も配役していないのに
鮮やかなキャスティングで
繰り広げられるドラマは、
「熱い」が流行らない時代でも
今尚展開しているのかしら?

ちなみに今日は、学校を含めた
「柿生のまち」最大のイベント
関東納めの「だるま市」に沸く一日。



コメント
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