麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

四五三

2018年01月04日 | スポーツ
箱根駅伝〈三強〉と目された
全日本覇者・神奈川大が15位、
出雲優勝の東海大が9位と、
揃って沈んだ往路。

箱根の過酷な距離と高低差の前に
「持ちタイム」は通用しないと、
改めて彰かになった2018年。

結果、昨年の総合順位上位三校が
今年もその順に大手町に還ってきた。
青山学院、東洋、早稲田。
やはり、戦い方を知っている。



弊ブログ昨10/11付『準備よし』で
東洋は出雲5位に終わったけれど、
〈箱根への準備は整った〉と書いた。
さらに。
同11/6付『連休明けの雑感』でも
〈あるぞ、ストップ・ザ・青学〉
と、常に強気に書いてはきた。

大手町から芦ノ湖の超長距離に
我らが鉄紺軍団はとにかく強い。
が。
駅往路優勝するとは正直思わずにいて、
素敵な「お年玉」となった

しかし。王者・青学との差は僅か36秒。

前述したように三大駅伝の前レースの
チャンプが揃って撃沈して、
復路は逃げる挑戦者vs追う王者の
「一騎討ち」という展開になった。

東海、神大に洋大や早大の包囲網で、
プレッシャーをかけることが
四連覇阻止の最善策だったのだが……。
楽に走れることで、復路109.6kmに
炸裂した「ハーモニー大作戦」は
圧巻の5時間28分34秒。

特に「初駅伝」七区・林(3)の
とんでもない走りで勝負は決した。


鉄紺とフレッシュグリーンの
総合成績の差は4分53秒。
最大7分ちかく離されたが、東洋は
「一秒を削り出し」意地をみせた。

今季は下級生主体で闘ってきた。
さあ、この経験を生かして来年こそ

ただ。田村と下田らが卒業するが、
山下りの小野田に斬込隊長の鈴木、
遅咲きの林など、実は青山学院も
箱根出走7人を残し、また層も厚い。

黄金世代が三年に進む東海大は
復路は健闘して総合5位に!
そして。
力のある新入生を迎える早稲田も
来季はかなり怖い存在だ!!

By the way
前々回『ふたご』という題で書いた。

かつて一時代を築いた駒沢は、
四区高本主将の好走等もありながら、
まさかのシード権喪失。
その二区にエントリーされ当日変更、
箱根を走ることは叶わなかった
中村大聖(法学2、177cm55kg)。
中村大成(法学2、171cm55km)は
補欠登録でともに「なかむらたいせい」。

宮城と埼玉、離れた地に生まれ、
ともに名門の東北高と埼玉栄を経た
二人の「なかむらたいせい」が
揃って走る姿を見ることはできるか?

来年以降も楽しみな大学駅伝だ

PS
写真は関東以外の大学も混じっています。
馬喰町辺りの問屋街の徽章店の
ウインドウに飾られた、20cmほどの
フラッグを撮ったものです。
コメント
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