劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』。
2019年の初演を経て、この夏、長野県3都市、
神奈川県4都市、埼玉県2都市、群馬県1都市を巡る。
その稽古が今日から始まる
実は昨日、ほとんどのキャストが集まり台本を洗った。
あの初演・・・文字通り血と汗の滲んだ・・・
それぞれの台本を持ち寄り、カットや組替を確認。
3人の新キャストを迎え、作品を新たに立ち上げる。
(写真=小林万里)
1969年のイギリス、新聞街から一転、
五階の稽古場は1940年から45年の満州へ…。
詳しく書くと40年春、43年秋、45年夏、
三つの季節を描くのだが、
俳優座創立はその狭間の1944年冬、2月だ
その歴史は「新劇」のそれとも重なるけれど、
きのう30日、青年座にて会議があったのは
《新劇交流プロジェクト2》の再始動。
2020年に上演の予定がCOVID-19禍で延期に。
それが、来年6月に向けて動き始めた。
宮本研『美しきものの伝説』を、
文学座、民藝、青年座、東演、青年劇場と、
俳優座によるプロジェクト。演出は鵜山仁。
上の二葉は、今の六本木。
更地があちこちに増えている。
劇団俳優座が生まれた街でもある。
『美しきもの~』は上演に至らず再度創りあげる。
『血のように~』は一度かたちになったものを再構築。
だが、どちらも更地から始まるのは一緒だ。