麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

志木で迷子、朝霞で吃驚。

2021年07月16日 | 身辺雑記

前々回のブログでも使った写真を使いまわし。

・・・志木のマルイ。

駅前は随分賑々しかったが、ちょいと離れたら

昔の面影満載であった。

竹内の家もこんな路地にあったという記憶だが、

結局たどりつけずに終わった。

そりゃ30年以上昔だものな。

そもそも、あの「アパート」自体がない

その可能性が強いと、数日経って思う。

と、グイグイ飛ばしていますが、

前回と前々回の弊ブログを読んでいないと

チンプンカンプンのはずだ。

 

まず竹内とは、倉敷出身の中国哲学文学科の級友で、

四年後故郷に帰り、中学の先生になった男である。

ほかは解説を割愛して続けます。

元気のないひまわりが咲く一軒家の脇も

通ったように思うから、記憶は不思議。

入り組んだ路地に迷い込んで、脳内も迷子…。

歩いてもいない道を歩いたように混濁する。

ある意味恐ろしい。

恐ろしいといえば、志木から朝霞の散歩中、

閉まった店を多く見かけた。

上は、潰れて改装されている店舗。

内装業的には仕事になっていいのだけれど。

ここから、ビックリした話。

 

隣駅まで歩いて、食事に入った中華屋で

熱く語っている男性が二人いた。

遠いテーブルだったが、時折力が入ると聞こえる。

「月光の夏、あれは最高の映画!」

繰り返しになるが、距離があるので、

途切れ途切れに、短いセンテンスがたまに聞こえ、

どうやら戦争映画について会話している様子。

二人は先に入店していたから、

私のテーブルに餃子が運ばれた頃には席を立った。

勇気を出して、会計を終えた二人に声を掛けた。

 

「映画ではなく、演劇の『月光の夏』に以前関わっていた」

と。

古巣の劇団が・・・特攻に行く前に、

ベートーヴェンの『月光』を弾いて、知覧から飛んだ。

実話をもとにした作品・・・を上演していた云々を手短に。

 

どちらかといえば地味な作品だけに、

会話にのぼったことに驚いたけれど、

向こうは向こうで吃驚したはずである。

 

7月13日のこと。

コメント
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