劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』は
今月一日から稽古を始め、週をまたいで
今日から立ち稽古に入りました。
作は古川健。所属の劇団チョコレートケーキは
大逆事件を扱った『一九一一年』の開幕を
今月の十日に控えています。
三軒茶屋駅からすぐのシアタートラムにて。
演出は川口啓史。昨年十一月に古川戯曲
『火の殉難』でもコンビを組み、好評でした。
主人公が高橋是清だったこともあり、
客席には多くの現職政治家の姿もありました。
出演は、劇団代表の岩崎加根子を座頭に、
平田朝音、河野正明、矢野和朗、河内浩、
瑞木和加子、渡辺聡、安藤みどり、谷部央年、
齋藤隆介、小泉将臣の初演からの連投組に、
今回の巡演から加わる深堀啓太朗、天明屋渚、
髙宮千尋の俳優座演技部の十四名となります。
ちなみに。
演出川口ばかりでなく岩崎、平田、河野、渡辺、谷部も、
俳優座×古川の第二弾『火の~』に名を連ねていました。
その意味では、彼の世界観に精通した六名が
『血のように真っ赤な夕陽』を深める道先案内人に
なってくれるだろうと、期待しています。
と同時に、初参戦の三人が刺激になり、
また、先日絶賛の中、幕を閉じた『インク』に
出演していた俳優陣の勢いも風に!!
さて、立ち稽古を前に土曜日にはPCR検査を実施。
木曜日にはワクチン接種も控えています。
既に済ませている者もいて、『血のように~』組では
キャストスタッフあわせて九人が国立劇場へ……。
さらに言えば。座としては総勢名五十名ほどが
職域接種に名を連ねています。
まっさらな第一稽古場に仮道具を建て込んで、小道具も概ね揃えました。