麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『血のように真っ赤な夕陽』巡演/鎌倉公演

2021年08月07日 | 俳優座

8月6日、大船駅が最寄の鎌倉芸術館へ。

 

鎌倉演劇鑑賞会例会

劇団俳優座『血のように真っ赤な夕陽』

(作/古川健、演出/川口啓史)は

神奈川に入り、三都市目。

 

 

鎌倉芸術館といえば竹林である。

いうまでもなく、鎌倉の竹林の代表は報国寺だが、

ホール中庭の景色も大変に乙だ。

5日は夜公演、茅ヶ崎から二駅の藤沢泊。

朝、一駅移動して、6日の昼公演の準備。

そんな疲れを癒す緑である。

 

 

昔は大きな船が入ったからという、まんまな由来、

粟を積んだ船が出入りしたことから「粟船」、

それが転じて、あるいは丘の形が船形など諸説ある

この地には2000年まで映画スタジオがあった。

跡地に建ったのが、芸術館……そしてショッピングモール。

 

いかに松竹大船撮影所が巨大だったかがわかる。

イトーヨーカドーなどが入った商業施設の

すぐ近くの交差点は今も「松竹前」だ。

 

 

先人たちが創造に汗した場所で、我々は演劇を。

満州の物語。戦争の悲惨は避けては通れない。

ヒロシマの日に。

中庭に限らず緑の多い劇場周辺は蝉時雨。

夏を強く感じながら。

76年前の夏にも想いを馳せながら。

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