8月28日㈯、日本新劇製作者協会総会
俳優座劇場にて。
感染症対策を行いながら、
総会および協会賞授賞式と記念講演があった。
思えば「感染症対策」において
経験値を積み上げた者たちの集まりであった。
閉会後も、みな慣れた手付きで場内を消毒。
……でもそれは、別の話。
今年の協会賞は中村エリト氏(高津装飾美術)。
下の写真左が中村氏。右は協会会長の横川功。
個人的にも、古巣の東演、フリー転身後の多くのカンパニーでも
中村さんには大変お世話になってきた。
今日は、弊会会長の横川がインタビューする形で進んだが、
バレエ団で舞台に立っていたという驚愕の新事実が明るみに出る等、
エリトさんらしい歯に衣着せぬ発言連発の、なごやかな90分となった。
--最後の作品である俳優座劇場プロデュース『罠』の千秋楽で
退職する私を囲んで、この舞台で記念撮影した時も嬉しかったけれど
同じ空間で、今度は制作者からお祝いされるなんて、とエリト氏。
COVID-19禍、小さな団体である製作協は
普段ならもっと小さい会場で総会を行ってきたわけだが、
昨年はオリンピックセンター、今年は俳優座劇場と、
密を避けるために選んだ場所が、
奇しくも中村エリト氏に相応しい「場所」となった。
というわけで、総会を壮快と。
やはり同じ生業の仲間と・・・以前は劇場で顔を合わせれば
「反省会」に繰り出していたわけだが、今は我慢・・・
同じ時を過ごすのは貴重である、と改めて思った。
三々五々駅へ向かう製作者たち。
ひとり路地に入り、同じビルの5階へ。
『戒厳令』の稽古に顔を出した。
明日は衣裳付きの通しがある。それはそれで楽しみだ。