9.11から20年。
「はたち」とタイプしてみた。
二十歳、畑地、羽立、籏智、廿治などが
候補として示された。
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9.11から20年。
「同時多発テロ」に焦点を当てた
記事やニュースを目や耳にするわけだが、
その映像が4:3。
個人的には、そう遠くないことに思えたが、
現在の16:9比率の画面では、左右に黒い帯。
そこに、時の流れを実感した。
あの衝撃の出来事の頃に生まれた者達が〈二十歳〉。
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〈羽立〉とは、たった一日の興行で次の地へ発つこと。
ただその場合の読みは「はねだち」である。
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彼の地では、まったく別の理由で、
辿り着いた土地から慌ただしく次の地へ移る、
そんな生活が未だ続いている。
その始まりには、彼らにも当然家があって、
〈畑地〉を所有した人々もあっただろう。
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〈廿治〉とは佐賀県杵島郡白石町にある地名。
〈籏智〉は苗字で、私の故郷・神奈川県に一番多いという。
一度も遭遇したことがないが……。
多いといっても70世帯。二位富山が50世帯。
この二県でほぼ全てらしいから、会わないのも道理。
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一方、アフガニスタンは多民族国家。
パシュトゥーン、タジク、ハザラ、ウズベク、トルコマン、
バルーチ、パシャイー、ヌーリスタニー、アイマーク、
アラブ、キルギズ、ギジルバーシュ、グージャル、
ブラーフウイー、他にも諸民族から構成されている。
言うまでもないが上記は姓ではなく、民族の数。
そして、ご存じのように・・・
パシュトゥーン族の別称が「アフガーン」であり、
国を長い間治めてきた民族だ。
パシュトゥー語の学生たちが「タリバン」。
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9.11から20年。
いったい何が変わり、何が変わらなかったのか。
確実に何かは変わり、変わらないものもあった。
若干哲学的、、、というより叙情的になったのは
カミュの『戒厳令』本番中だからか。
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2021年9月11日。黙祷。