麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

免と向かって

2021年09月24日 | 俳優座

免(めん)

① ゆるすこと。また、免除すること。
② 職などをやめさせること。
③ 荘園制で干害・風害などの事情によって、
 その年の年貢・課役を免除または減免すること。
 
 
とある国語辞典を開いての引用です。
 
 
劇団俳優座No.348『面と向かって』は、
 
仕事をクビになったことで自暴自棄になった青年の
 
「再生」のために周囲の人間たちが彼を許せるか、
 
そして彼自身が周囲の人々に許しを乞うとともに、
 
自らが他者を許すことができるか否か、の物語です。
 
まさに引用①と②。さすがに③は関係ありません。
 
舞台はオーストラリアだし。
 
 
ただ日本史における「荘園」は、
 
この科目において、興味をもって授業にくらいつく生徒と、
 
「ワケワカラン」と内職(我々世代でいえば落書だったり、
 
手紙を書くだったり、も少しエゲツナイ連中は麻雀のカードゲーム
 
とかだろうけれど、今はスマホのゲームや音楽聞いたりなの???)
 
に走る分岐点なのかな~と、ぼんやり思う。
 
僕は何の苦難もなかったけれど、今回改めて「荘園」をググったら、
 
743年の墾田永年私財法は鉄板ながら、
 
中世における日本全土の土地の私有と習ったものが、
 
国家的領有制度を指して地方豪族のそれは一線を画す、

というような内容が散見され、昭和世代はビックリである。

・・・イイクニ作ろう鎌倉幕府=鎌倉幕府成立1192年が

1185年説が今や有力など「歴史」は変わるのである。

話を戻そう。

日本ではまだ馴染みの薄い「修復的司法」と呼ばれる制度を

円滑に作用させる「仲裁人」ジャック・マニングと、

被害者加害者関係者9人による「住民会議」を描くのが、

『面と向かって』という舞台です。

公演は11月5日~14日、俳優座劇場にて。

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