9月1日、曇り時々雨。
No.347『戒厳令』は照明仕込から明かり作りへ。
初日は3日(金)に迫った。
昨日から俳優座演劇研究所第32期生の修了公演
『夫が多すぎて』(監修・指導・脚色/田中壮太郎、
於/麻布区民センター)が公演中。
今日の夜公演(と言っても緊急事態宣言下、
20時閉館に伴い、開演は17:30と前倒し)を観た。
『戒厳令』はフランス人のカミュの本だが、
こちらはフランス生まれのモームの戯曲。
モームと言えば。
小学校の時、推理小説にはまったハナタレの僕が
図書館の推理小説コーナーで見かけたのだが、
まぁ、僕が幼すぎたのだろう、面白くなかった。
・・・それは別の話。
代表作は言わずもがな『月と6ペンス』。
10歳で孤児、牧師の叔父に引き取られイギリスへ。
14~15歳で肺結核を患い、南仏で転地療養。
ロンドンの医学校に学び、医師免許を取得。
第一次大戦では軍医、さらに諜報部員を務め
・・・という彼の半生自体が面白い。
さて、彼は通俗作家と評されもし、
映画化された作品も多いが『夫が多すぎて』も
1955年ミュージカルコメディとして製作されている。
勿論、今夜見たのはストレートプレイ。
役者の卵にコメディは難しい。
そして『戒厳令』は4日に続き、5日も売り切れました。