麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

薔薇と珈琲

2021年12月14日 | 鑑賞

読めるけれど、いざ書くとなると厄介な漢字

・・・の話ではない。

先週末に三本芝居を見たのだけれど。

 

金曜日夜の舞台は、父が喫茶店を経営していて、

とはいっても、店はほぼ奥様任せ。

終盤、そんな駄目親父に娘がコーヒーを淹れてと。

 

土曜日夜の音楽劇では、父と息子が

コーヒー挽き機械を通して交流し、

その後、軋轢も生まれたりする。

その軋轢の中、薔薇の花が印象的に登場。

 

さて土曜昼の作品は、舞台のあちこちに薔薇が飾られ、

それは華やかな貴族を象徴するかと思えば、血を連想させ、

また白で統一された衣装とのコントラストが実に見事だった。

 

そこは日本の、通常古典のための場所なのだが、

作品世界はフランス(戯曲は日本人作家)、

一方、場所は定かでないが日本のどこかの港町、

船底を改装したホテルで展開する音楽劇は、

スペイン語の「公園」を冠した劇場に掛かっていた。

 

そうそう、金曜夜は過去にスリップするのだが、

会場の名前には「現代」の二文字が……。

 

東京。

ピークには遠いがステージが増えている中、

たまさか選んだ三本に、偶然重なる点がちらほら。

って。

探せば接点は見つかるのかもしれないが。

 

ちょっと油断をしたら、12月もなかば。

こないだ新年号になったと思ったのに。

そして五輪が終わったばかりなのに、また五輪。

それが色々ヤヤコシイことになっているとか。

年末の偉大な賞や番組の権威がなくなる今日この頃、

スポーツの祭典も(前からちょうちょい言われてはいたが)

いよいよなのかもしれません……。

個人的にはとても残念だけれど。

 

先週末見た三本の演劇。

土曜の二本は、かたや琴、かたやロックバンド、

どちらも生演奏を取り入れていた。

薔薇と珈琲と音楽。

金曜にはビートルズやグループサウンズが。

三者三様を楽しんだ2021年師走であった。

 

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