「所長、caseK5に他にない状態が出ています」
研究員の神野に呼ばれ、所長の日田が顕微鏡を覗く。
「ム? なんだこれは。襞だけが輝いて見えるな」
「はい、昨日までなかったのにテカりみの襞に」
テカリミノヒダ
カミノヒダリテ
前回長くなったので今回はシンプルに。
一方。
アスキンスの戯曲は決してシンプルではない。
日本人全般でいえば少々理解の難しい、
キリスト教が土台にあって……
また我が国ではそうないよな~という設定も含まれている。
でも、それは。
別の言い方をすると、出汁やトッピング。
ラーメンでいえば、魚介系なのか動物系なのか、
メンマ、のり、コーンを乗せるのか、であって。
孤独な少年の内面や、その母であり、
夫を亡くした一女性でもある人間の葛藤などを描く、
という点でいえば「麺」はオーソドックスとも言える。
今回2種類のチラシで宣伝を展開している。
上記たいへん分かりやすい「白」バージョンと
俳優座としては攻めたかたちになった「黒」。
そこにも『カミノヒダリテ』への我々制作サイドの
思いが込められている。
我々と書いた。
長尾がチーフを務めて、精力的に動いている。
冒頭の写真は、票券と稽古場を主戦場として
「助っ人」として支えてくれている菅野氏。
ともに頼もしい。
足手まといにならぬよう頑張りながら、
「ほぼお正月」公演といえるNo.349に続き、
年度末に上演となるLABOvol.38の準備も
そろそろギアをあげないと、、、
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