麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

照かりみの襞

2021年12月08日 | 俳優座

「所長、caseK5に他にない状態が出ています」

研究員の神野に呼ばれ、所長の日田が顕微鏡を覗く。

「ム? なんだこれは。襞だけが輝いて見えるな」

「はい、昨日までなかったのにテカりみの襞に」

 

テカリミノヒダ

カミノヒダリテ

 

前回長くなったので今回はシンプルに。

 

 

一方。

アスキンスの戯曲は決してシンプルではない。

日本人全般でいえば少々理解の難しい、

キリスト教が土台にあって……

また我が国ではそうないよな~という設定も含まれている。

 

でも、それは。

別の言い方をすると、出汁やトッピング。

ラーメンでいえば、魚介系なのか動物系なのか、

メンマ、のり、コーンを乗せるのか、であって。

孤独な少年の内面や、その母であり、

夫を亡くした一女性でもある人間の葛藤などを描く、

という点でいえば「麺」はオーソドックスとも言える。

 

 

今回2種類のチラシで宣伝を展開している。

上記たいへん分かりやすい「白」バージョンと

俳優座としては攻めたかたちになった「黒」。

そこにも『カミノヒダリテ』への我々制作サイドの

思いが込められている。

 

我々と書いた。

長尾がチーフを務めて、精力的に動いている。

冒頭の写真は、票券と稽古場を主戦場として

「助っ人」として支えてくれている菅野氏。

ともに頼もしい。

足手まといにならぬよう頑張りながら、

「ほぼお正月」公演といえるNo.349に続き、

年度末に上演となるLABOvol.38の準備も

そろそろギアをあげないと、、、


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