麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

贅沢な冷蔵庫~ありがとう仲間達

2005年07月18日 | 身辺雑記
我が家に、ついに電子レンジがお目見えした!
壊れたわけでなく、入籍以来ずっとなかった
憧れの電化製品(とはいえまだ4ヶ月くらいだが…)を
演劇の仲間達が入籍祝いにプレゼントしてくれた。

なのにタイトルは冷蔵庫・・・?

今回沢山の仲間~同業の製作者のほか、
美術プランナーや演劇ライター、演劇雑誌編集者等~
に華々しい会を開いていただいたことに、深く感謝しつつ、
ふと思ったのが「冷蔵庫」
・・・今度は冷蔵庫が欲しいって話じゃありません。

これまで生きてきて出合った人々は、僕の財産で、
大切に大切にしてきたけれど、それは一歩間違えると
我が実家の冷蔵庫のようになりかねない
……パンパンの冷蔵室の奥から賞味期限切れの食品が
救出されるって光景は、
決してうちの母に限ったことではあるまい。

実は僕自身も、密かに目をかけた役者が
ヒョイと辞めてしまったり、
その轍を踏まぬよう時期尚早の起用をしてしまったり…
経験不足から「シデカシチャッタ」ことは多々ある。

けれども、今僕の「冷蔵庫」は
かなり贅沢な中身だと改めて思う。
上手に素材を見極めれば、
そんじょそこらのレストランには負けない
御馳走ができるゾと、

千秋楽前日の忙しい中、部屋を提供してくれた
テアトルエコー制作白川君のマンションで
雑魚寝しながら、梅雨明けの夏の強い日差しを
受けながら、今朝6時前に思ったのだった・・・。

さて。来年秋くらいには、何か美味しいものを
テーブルの上に並べられるかも……しれません。

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桟敷童子『博多湾岸台風小僧』

2005年07月16日 | 鑑賞
  *本日午前の当ブログ『戦後六十年』でのキーワード
   「会場選定」を受けて、本日2発目ですが…
   それほど深いつながりはないです。

         ※     ※

ザ・スズナリで、今や若手アングラ芝居の先頭を
ひた走る「桟敷童子」を観る。

劇場初進出!で、スズナリ・・・
小劇場スゴロク的にはかなり格好いい
2枚看板の板垣桃子、池下重大は、ともにtptなど
外部出演でも脚光を浴び、新聞雑誌等の露出も増えてきた!

そんな「桟敷童子」の第12回公演
『博多湾岸台風小僧』(7/9土~18祝まで)
・・・いやあ、洗練されてきたナ!!

今回も得意の“貧民窟モノ”で、
かつ“対資本(権力)”の構造も出てくるが、
自信なのか勢いなのか、年齢を重ねたからか、
とにかく洗練された印象を受けた。
どこがどーって具体的には言えない。
汚い衣裳に絶叫台詞、群唱・・・など
スタイルは全然変わっていない。
でも一皮むけた感があった。

「倉庫に始まり、ビルの屋上、廃映画館など
上演会場にこだわってきて、今回初の劇場進出!」
とプレスなどで大いに宣伝しているけれど、
廃映画館といっても、演劇公演によく使われる
「中野ひかり座」だし、果たしてスズナリが厳密な意味で
「劇場初」かは疑問だったりもするが・・・。

そんなことより、劇場という限られた空間が、
少々窮屈な服を着たみたいに、
動きがしゃっちょこばったものにしたのかな?
と思わないでもない。
ひかり座より、ロサ会館屋上やすみだパークの
特設テントの方が面白かった記憶のせいか?

売りの「舞台美術」の仕掛けは、今回も二段重ね。
一発目は、きっと多くの人を満足させたと思うが、
二発目が、ちとモノ足りなかった。
このへんも劇場構造がネックになったか?

あ、あと。今回は良い意味で
バランスのいい群衆劇になっていて、
「板垣歌舞伎」※の出番が少なかったことも
僕が「洗練」……ここまで書き進めて思うのは、
読者の皆様に、単純に今回はおとなしい作品だったって
印象を与えかねないゾってことだ。
間違ってはいないが、それとは少し違う。

違うけれど、冒頭の「会場選定」で云えば、
ぶっちゃけ桟敷童子に、劇場は似合わないって思うのは本当。

で、次回公演は特設テント
きっと、もっと激しいモノが見られるって、期待大。
(ただそれを僕個人が好きかは別問題なんだけどサ)

とにかく、小屋は満パン! ブチブチ云いましたが勢いあります。
年齢層も広い
若かりし頃「アングラ黄金時代」を知る
   今50代のお客様の顔も多くあった。

単純にバイト先の上司とか、親類縁者かもわからないが、
普通の小劇場より明らかに、良い意味で異質の
客席だったことは間違いない!

まだまだ疾走は続きそうだ。


※板垣歌舞伎=特別演劇界で通ってる言葉じゃない。が、
       長台詞に歌に見栄……ヒロイン板垣のケ
       レンは桟敷童子の魅力の一つ。
今回はそれが少なかったです。



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戦後六十年

2005年07月16日 | 身辺雑記
この夏に紀伊國屋ホールで上演する
青年座『明日』、関西芸術座『少年H』と、
弊団『月光の夏』・・・戦争を描いた三作品合同公演の
トータルタイトルが「六十年目の夏」

青空に舞う鳥と勇壮な雲をあしらった宣伝デザインも好評
おかげさまで、チケット予約も続々といただいております。
興味のある方、少しお急ぎください。

戦後六十年目の今年、弊団ばかりでなく、
本当に沢山の作品が上演上映出版展示等されるわけですが、
朗読劇『月光の夏』は、“観て良かった、選んで良かった”
と思っていただける作品だとの自信があります。
           
昨日・・・敵情視察というわけではないけれど、
相模原で上映された映画『父と暮せば』を観ました。
遅ればせながら、井上ひさしの傑作戯曲を脚色した、
宮沢りえ主演、全編広島弁で、
他の主要人物は父=原田芳雄、木下青年=浅野忠信の
たった三人での約100分・・・

演劇版『父と暮せば』は、さらに少なく父と娘、
二人だけの舞台でロングランを続けていますが……、
自分が演劇人のせいかもしれませんが
舞台の方が数段優れていました!

いえいえ、そーゆー話を今日はしたかったのではないのです。
公共ホールで行われたその上映会は、
残念ながら、構造が映画に適してなく、
台詞がグワングワン回ってしまい・・・
例えば「おとったん」が→おとったんおとったんたんたん、
ってなってしまい、それはそれは大変聞きづらいのでした。

主催はNPOの女性団体で、
恐らくそのようなことは解らないだろうから、
はたしてホールが、ちゃんと説明したのかな?と。
あるいは説明されても、かなりの人数集めていましたから、
背に腹はかえられず、大ホールでの上映に
踏み切ったのかも・・・。

まあ、いくら考えても詮無いことで。
決して文句を言いたいのでもない。
ただ「会場選定」は大事だ!とゆー、
至極当たり前の話をしたかったのです。

選定がらみの話を……今日はもう一題、
午後に書こうと思います。







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南保大樹、オペラへ

2005年07月14日 | 東演
東演所属の南保大樹が
この秋、オペラに挑戦する

朗読劇「月光の夏」の公演を観た
声楽家・甘利真美さんの眼鏡にかない、

本年11/13(日)13:30~
海老名市文化会館音楽ホールにて行われる
創作モノオペラ『尼の泣き水』2幕11場に出演する

サブタイトル「国分寺炎上 尼と漁師の悲恋」と
あるように、歴史の教科書にも登場する、
海老名の国分寺と国分尼寺を舞台にした作品。

ちなみに、南保は歌いません!
語りと漁師役で登場します!!!

先日台本も届き、一度簡単な流れもさらいました。
夏には「月光の夏」の東京公演だけでなく、
九州-四国-中部北陸のツアーもあるので、
それが終わってから本格的に動き出すことでしょう。

当HPの俳優連名から、南保の個人HPに飛ぶと、
もう少し詳しい情報がある、かもしれません

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カオル姫とグリング「カリフォルニア」

2005年07月13日 | 鑑賞
グリング『カリフォルニア』の初日をトップスで拝見。
(昨夜=12日(火)7時開演)

非常にソツのない本で、笑いからシリアスへ、
そのシリアスの中にもリアルなズレから
生じる笑いが仕掛けられていて、
観る者をグイグイと作品に引きずり込んで行く手腕は、見事!

そして、その根底にある青木豪の「毒」が最大の魅力で、
かつ本人も自覚しているであろうが、
その「毒」は評価の分かれるところ…。
個人的には、あまり好みではない。
けれど、作品の運びと、プレイヤー個々の躍動は、
今日から決勝ラウンドを迎える日本女子バレーの輝きに似て、
とっても……マーヴェラス

ワールドグランプリの予選リーグで最下位だったとしても
1~5位+開催国が決勝進出という余計なルール(?)で
決勝進出が約束されていた日本。
だが、そんな「屈辱」を見事はねのけて、
首位とわずか2ポイント差の5位で
《堂々の》予選通過を果たしたのは、

彗星のごとく現れた「カオル姫」の予想外の活躍と、
メグカナ不在なんのその「エース=私」を証明した高橋の安定感、
さらには大友、宝来の成長で質量ともに厚みを増した
センターライン&ブロックに、
忘れちゃいけない新キャプテン竹下の巧みなゲームコントロール
……個々の力が掛け算された結果にほかならない。

グリングの『カリフォルニア』も負けじと、
指揮官・青木豪のずば抜けたキャスティングと演出力で・・・

小さな体をいっぱいに使った滞空力豊かなジャンプから
小気味いいスパイクを叩きつける中野英樹、
精密機械のようなコントロールで
自由自在に打ち分ける藤本喜久子。
劇中「体育会系と文化系」と評される
対照的な夫婦(星川茂・柊子役)を演じた二人が
エース対角に君臨。

センターには、技巧的なブロックアウトと、
相手の厭なところ厭なところにフェイントを落とす
杉山文雄(柊子の親友の兄・松本洋介役)、
苦しい場面で、一枚ブロックを炸裂させ、
一気に試合の流れを引き込む萩原利映
(エステサロン経営・織部美菜)、
クネクネと揺れながら、スッと消えるように落ちる
奇跡の天井サーブを放つ鈴木歩巳(自治会長・根津基役)等々

・・・8人が8様にコートでハヂけた!

「グリング」は今までチラシを見る度に
豊富なタレントを使う集団だなあと思うばかりで、
実は今回が初見だが、
(青木氏が作・演出した「円」の『東風』や
 脚色のみ担当した「銅鑼」の『流星ワゴン』は観劇)
客演を生かしきれない集団を多々見かける中、
毎回見事なパフォーマンスを展開しているのだろうなぁと、
溜息すら漏れる舞台であった。


マーヴェラスは、柳下ジャパンの項でも触れた
   菅山、宝来、竹下が所属する「JTマーヴェラス」にかけました。
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J

2005年07月12日 | 身辺雑記
駅でティッシュを渡された。
金融や美容院でなく不動産だった。
まるで縁がない話なのだが
電車移動中の暇つぶしに広告を広げる。

月々12万ほどで買える56.54平方メートルのマンション。
風呂はミストサウナ付き、セコムのセキュリティに床暖房…
フムフム。

平面図に目を移す。
何でも横文字表記だ。
Entrance,Powder-room,Terrace…なんか格好いいし高級感も出てる?

そしてLiving-Dining-Kitchen=12.4J
…12.4Jってさぁ
いいんでない?12.4畳で。

だって玄関すぐの空間には「下足入」だよ。
そのトイメンは片仮名で「ニッチ」
ほかにも「冷蔵庫置場」とか日本語表記だし…。

この手の情報に疎いのだが今や畳=Jは常識なの?
確かにJリーグにJポップにJ文学だから、
日本の部屋の広さが「J」でもいいのかもしれないが…。

かくいう演劇界も、長年尺貫法の独壇場だったが、
最近はサブロク(3尺×6尺=約90㎝×約180㎝)の平台ではなく
1m×2mのものも出回ってきている。

貸し劇場でもある東演パラータへの
問い合わせで「舞台の広さは?」と尋ねられ、
「間口5間、奥行き4間です」と答えると…
「え…」と声を詰まらせる若人は多く、
「ワイドが9m弱で、奥行きが7.7…まあ8m弱ですね」
と言い直す。

尺貫法なんて、人生で出てこないもんネ。
ちなみに前出のサブロクは畳一枚の大きさ、
二枚あわせると正方形になり、それが「一坪」になります。





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あおきりみかんとRUN-BEAT

2005年07月11日 | 鑑賞
週末、土日に2本の芝居を観た。
9日(土)に名古屋を拠点とする「劇団あおきりみかん」
10日(日)は「RUN-BEAT」。

前者は新宿モリエール、後者はタイニイアリス、
ともに新宿を代表する小劇場を舞台に、
偶然にも「バス停」が舞台上手に立っている
芝居だった……。

ただ内容は、キャラメルを彷彿とさせる
古き良き時代の小劇場といえる
『ホップ・ステップ・バスストップ』と、
テーマとしては坂手洋二のような社会性を
意識した『雨間~メリーさんの羊』で
まるで真逆の作品でした。

「あおきりみかん」は名古屋で集客力を誇るだけあって、
客入れから“勢い”を感じさせてくれました。
スタッフ全員から迎える気持ちがヒシヒシと伝わり、
客席に入れば、手作りの緞帳がお出迎えである。

台本には多くの破綻があるものの、
それすら魅力に感じるほどの“役者熱”が魅力で、
例えるなら、ボールを持ったプレイヤー(役者)は
敵(ホンの破綻)にすぐ囲まれてしまうのだが、
それでも懸命にメクラメッポウ球を蹴り出すと、
そこへ味方の誰か(或いは複数)がワッと行く・・・
そんな芝居でした。
とにかくやってる面々が楽しそうだし、
弁護士役(竹之内豊似?)やパー人役など、
個々の力量が高かったので安定感がありました。

一方、天皇制や戦争に斬り込んだ意欲は買うものの、
役者が余りに若すぎて“空気感”が出なかったのが
『雨間(あまあいと読むそうです)』でした。
衣裳も頑張ってたし、エンドロールの映像が
メチャクチャかっこ良かっただけに……。
そして映像で言うと、まるでクレジットがなく、
ということは演出家が回したのかなぁ~。
だとしたら、舞台がもっと「ちゃんと」出来た気が
しないでもない……。作品として、
どーしてもテンション上がってしまうホンではあったが、
そこを抑えるのが今回で言えば演出の仕事だったような…。

いずれにしろ、役者は勿論関わるスタッフのパワーを
感じる2作品でした。
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平山あやとなぎら健壱

2005年07月10日 | 身辺雑記
ロンドン同時爆破テロから3日…
各国首脳は立場として、
あのような強い姿勢で臨むよりないのだろうけれど……、
どう考えてもそれは解決とは遠い気がしてならない。

罪もない被害者の方々のご冥福と、
一日も早い回復をねがいつつ。

日本の鉄道も、警備が強化された
そんな一昨日の車内での出来事・・・。

小田急線内。若い三人組。
一人が自分の彼女の写真を求められ
「高校の時のならあるけど今とは全然違うよ」
と前置きして二人に見せた。

「なぎら健壱に似てんじゃん」
見たうちの一人が言い、見た二人が同時に笑った。
「平山あやにはどーしたってなんないよ」
もう一人が言い、二人は頷きあう。
彼氏くんは「見たら分かる。似てるんだって」と反論したあと、
ポツリと「メイクうまいのかな…」

平山あやといえば、現在深夜枠で、
メイクなどの力で22歳→17歳となる
『はるか17』主演中だが・・・

劇団員にとっても演技同様メイクは大切な「役者力」。
最近は昔ほど塗らなくなり、
特にパラータのような小空間ではほとんどしない男優もいる。

さて本番初日まで11日と迫った『子宝善哉』は時代物です! 
果たしてどんなメイクが飛び出すやら…。
去る金曜の稽古場には竹内陽子さんが
素晴らしい衣装を創ってきてくれました。
東演で衣裳を担当するのは三度目。

プランよりデザイン、
しかも今回のようなテイストの作品で
もっとも力を発揮する彼女…
どんな「テイスト」かは観てのお楽しみ!!

千秋楽に続いて土曜昼も売り切れ必死!
ご予約はお早めに!!
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七夕~短冊に誓う…敏腕Pになれますように。

2005年07月07日 | 身辺雑記
今日は七夕。ですよね? 

子供を卒業して随分経ち、けれど親にはなっていないから、
年中行事に疎くなって久しい…。

仕事も、ひな祭りや端午の節句、
父の日に母の日などなど…
当て込んでセールをかける業種ではない。

劇団仲間の『森は生きている』、劇団昴の『クリスマスキャロル』など
風物詩となる作品があれば別だが…
あったらあったで、
まだ暑さの残る三ヶ月も前からクリスマスの準備に入り、
けれども肝腎のイブは当然「お仕事」となる
嗚呼・・・

我が東演も、終戦記念日をまたいでの朗読劇『月光の夏』が
今年で3回目・・・確かにお盆や夏休みがなくなった。

特に六〇年目の節目の年にあたり、
今年は青年座さんの『明日』(長崎の原爆)
関西芸術座さんの『少年H』(神戸の空襲)との合同公演・・・
05年の演劇界のエポックとなるであろう大型企画で
さらに忙しい。

だけれども、
豊かな心を届ける演劇人自身がこれではいけません。
季節の移ろいや日本らしい情緒を
         全身で感じ続けなければ
梅が咲いたと言っては呑み、桜が散ったと言っては呑み、
暑い夏には生ビール、寒い冬には熱燗と…
日々精進するのであった。
本当に苦しい。けれど頑張ろう!
敏腕Pを目指して



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演劇ぶっくを読んで

2005年07月06日 | 身辺雑記
演ぶ8月号にザッと目を通す。
新劇の中でも特に地味な我が東演が
取り上げられることはないわけだが、
「小劇場育ち」の僕は、好きだよ。

で、80頁
「気をつけろ! 子供が風に飛ばされる2」を読む。
元猫ニャーの池谷のぶえ嬢のエッセイ。

その中で「高橋」が連呼されてます
中学時代に“のぶえ様がお選びになった無難な男子”の
名字だそーだ。
(詳しくは是非本文を通読ください。
 中学校の演劇部時代の話がセキララに語られてます

今や新国立の板も踏む池谷嬢・・・彼女が、
若手アングラ界の雄(?)「桟敷童子」に所属する川原洋子嬢と、
多重人格のヒロインを演じた『鏡の中の鏡』は
“臨終の際には走馬燈に写”しても写さなくてもいいけど、
脳裏には焼き付いてる舞台です!

多重人格のヒロインのそれぞれの人格を、
例えるなら「牛蒡」のような川原と
例えるなら「大根」のような池谷が、
つまりは同一人物を演じるとゆー芝居で、
いくら髪型と衣裳を同じにしても、
それはちょっと無理がありすぎだぜ
セニョリータ・・・とゆー、
だから            
題材が題材だけに、かなりハードだったはずだが、
知人は「ドリフ」のよーだった、と当時感想を語っていた・・・。
もー14~15年前の、
  キッドアイラックホール・・・
  今は数m(?)移転して、コンクリ打ちっ放しの
  素敵な小屋になったが
  ・・・まだ甲州街道に面してて、
  搬入口が2階舞台床面の穴だった頃のオハナシ。

その後、二人は180度違う演劇人生を歩むことになる。
(ちなみに池谷嬢は客演で、
 同じカンパニーだったわけではないのだが…)
で、その芝居の制作者の名が、僕の記憶に間違いがなければ、
冒頭とはまた別の・・・「高橋」だった。


*文中の“ ”は池谷嬢のエッセイより抜粋。





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