麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

手当て

2005年07月31日 | 東演
昨日ひがな一日ゴロゴロしたら
今日は腰の痛みもなく、体が軽い

やはり休養は大事だ

で、マリノス-バルサや高校野球など
見ながら洗濯物を畳み、
大学ロボコンなど見ながら
手製の「ジャコと野沢菜のパスタ」など頬張る…
ほぼ主夫状態

ロボコンは今年で14回目を数えるらしい。
ちなみに高専ロボコンは18回…なんか、
ロボコンって、よく目にしてる気がするが、
他に大学ロボコン優勝チームがアジア太平洋の
代表と競うABU*1や、
多国籍でチームを作って競うIDC*2とかもあって、
そりゃ年中みてる気にもなるわナ。

それにしても科学の進歩の速さというか、
年々レベルアップしてるのを見るにつけ、
(欠かさず見てるわけじゃないけど…)
積み重ねは大事だなあ、と。
各サークルの中で先輩から後輩へ受け継がれるモノ、
これが大きな意味を持っていて、
この点は、劇団の中でも脈々と息づく大切な財産なのだが、
ロボコン見て改めて実感しました

また、最先端のテクノロジーてんこ盛りな訳だけど、
連戦の中でロボットが痛んだり、微調整が必要になると、
例えば・・・ブレーキが利きすぎるのを回避するため
とった処置は、なんと割り箸をガムテープで貼るとゆー
ほぼ小学生の夏休みの課題的なワザだったりして・・・
当然だけど、やはり最後は「人間の知恵と人間の手」なのだ。

実は演劇も、最近はデジタルの波に襲われ、もとい、
先端技術の恩恵に助けられているのだが、
その中で、イザって時はやっぱり「人間の知恵と手」だ。
『長江~乗合い船』四国ツアー初日に起きた
ホールの照明のハード面のトラブルは、その実例のひとつ。

本来コンピュータ制御で切り替わる照明機能が作動せず、
必死のメンテもまるで及ばず、そうして時間は迫り…
最終的には「手作業」で行くことになった。
通常一人で、ボタンをピッと押せばOKな
(これはあまりに極端だが便宜上ね)オペーレートを
ホールの人の手も借りて4人がかりで…

舞台はいつもと何の遜色もない“ように”閉幕。
観客にいつも通り、いや「手当て」の分、
少し多めの感動を添えて届けられたのかもしれません。

お腹が痛い時、お母さんの手で癒されるように
人の温もりには大きな力があり、それはきっと永遠だ。

演劇も、どんどんデジタル化されて行くけれども、
「人の知恵と手」という切り札は手放してはいけない。
その点も、劇団が「内包」する大きな力。大切にしよう。



*1=ABU(アジア太平洋放送連合)に加盟国から
   選抜された大学による大会
*2=IDC(International-Desigh-Contest)。
   各国の学生が混成チームで競う国際交流大会。
 
コメント
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