麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

トリノ

2006年02月09日 | 身辺雑記
昨日のブログはコウノトリで終わったが、
のんきに“鳥の”話をしてる場合ではありません。
“トリノ”五輪がいよいよ開幕じゃありませんか!!
つか、NFLスーパーボウルが5日
(日本時間6日深夜)行われてたのに、
てんで地味な扱いだったナ。
 49ersが強かった頃    
 日本の放送時間は確か朝だった。
 大学の講義をサボって観たものだが…
 あの頃はもっとアメフトが熱かったよなぁ
    89年のモンタナ・マジック!
    対ベンガルズ。ジェリー・ライスがいて、
    ジョン・テイラーがいて、
    残り34秒からの奇跡の逆転TDパス・・・
日本では、まだ日大が強くて、京大と競っていて
日大に松岡秀樹(85,86ライスボウルMVP)
京大に東海辰弥(87,89ライスボウルMVP)なんて
スーパースターがいて・・・
なんか年寄りみたいだな。

そうそうトリノ五輪ですよ、トリノ五輪。
フィギアの代表決定戦がピークだったなんてことのないよう
みんなで応援しよう

……東レ・パンパシの準決
  新旧女王対決はやたら盛り上がった。
  が、決勝でヒンギスが敗れたことは知ってても
  優勝者がデメンティエワって知らない人多いのでは?
  嗚呼・・・そーゆー風にならないように。

ちなみに東演制作部でメダル予想をしたら、
僕は12(うち金3)、同僚Tはたった3個(総メダル数です…)
はてさて。
どんなドラマが見られるだろうか?
さすがにイタリアには足を伸ばせないが、明日、
  「日本のアルプス」を抱く、長野県は駒ヶ根に行く予定です。
  ・・・その模様は週明けにでも
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白鷺

2006年02月08日 | 東演
今日はぽっかぽか
劇団近くの遊歩道のせせらぎには
久しぶりに白鷺が姿をみせた。
 路上で煙草を吸う人が何喰わぬ顔で、 
 煙草を踏み消すような仕草で、
 白い鳥は、黄色い足で水中をかき回す。
 石の裏に潜む小魚を探しているのだ…。

昨日は、朝「小熊座」が劇場下見に訪れ
(2/24~パラータで公演。下北沢演劇祭にも参加)
午後には工房生が、修了公演のチラシを印刷しに
やってき、夕刻は「区民上演グループA」の
有志が大道具作りに来館。
……あ、どうも腕が痛いと思ったら、
  その材料となるタルキやヌキを
  昨朝、運び上げたからか
  (体力ゼロだな)

1/29付ブログで芝居に今ひとつ迫力がでない
と区民Aについて書いたが、
2月の声を聞いた4日、5日の稽古では
グッと力が入った。まさにムチが入った感じ。
今週は平日夜にも稽古が入る。
この勢いなら、かなりの期待が持てる!!
いよいよ本番へまっしぐらだ!
                 
そんなこんなで昨日は賑やかだった
劇団事務所。。。

今日はこれから『見果てぬ夢』のチラシの詰め。
まったく便利な世の中で、
 区民の稽古を抜けては事務所のPCで
 データのやりとりをしながら進めてきて、
 いよいよ週明けには入稿だ!!
 皆様お楽しみに。。。

     データといえば、
     昨日特定機種へのメールが届かず、
     しかもやたら時間が経ってのちに
     返ってくるとゆーザマ。
     まあ、僕個人は重要なのじゃなかったんだけど、
     困った人は多かっただろうなあ。

あ。冒頭「白鷺」と言い切ったけど、たぶんです。
白い鳥ではあるのだが……
詳しくないので、自信はない。
少なくとも“コウノトリ”ではないと思います。
                   

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ドウギテキセキニン(2になります)

2006年02月06日 | 身辺雑記
1/25の当ブログの続きのような、ないような…。

『白い巨塔』が、主演が同じ唐沢寿明のドラマ『小早川伸木の恋』の呼び水的に再放送されていた。東演では、春に『見果てぬ夢』を上演することもあって、休憩室のテレビで、参考に眺めている役者や制作の姿をたまに見かけた。決して暇だからではなく、あくまで研究だ! 山崎豊子のハードな社会派ドラマと『見果てぬ』はまるでタッチが違うけれど、命に関わる最前線の病院が舞台であるから何か見い出せる可能性大だ!
 さて、南保演じる進藤は、癌告知が出来ない弱気な医師という設定。財前五郎の真反対のドクターだ。・・・その告知は、癌が「完全な不治の病」ではなくなったことから大きく針を振った気がする。本人には告げられず親族がバレないように耐えながら看病する形態は、時代の趨勢としては過去のことだ。いずれにしろ、真剣に向かい合う医師、患者、家族が多いのは言うまでもなく、デリケートな話なので重ねて言えば、告知の有無の善し悪しを語っているわけではない。
 ただ、ごく少数の「まず告知ありき」的な風潮を耳にしないことはなく、或いは一部の、医師及び病院の不祥事に我々は心を痛める。『見果てぬ夢』の進藤の姿には、そのあたりへの警鐘が「笑い」の力を借りながらも優しく、かつ強く表現されるのダ。(そのあたりもお楽しみに!)
 
 テレビでは、ちょうど東横インの社長の、一転シオラシイ会見が写し出されている。やはり、ドウギテキセキニンについて考えずにはいられない・・・。

    全然脈略ないけど一応完結。
    そのうちまた…。
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本当の結婚式に行ってきました。

2006年02月04日 | 身辺雑記
 年頭、結婚式をモチーフに花嫁誘拐など絡めた新年会を催した東演ですが、昨日僕は「本当の」結婚式に列席しました。

 以前、下北沢演劇祭区民上演グループAに参加していたコウコウ(愛称)。『ゴジラ』のタイトルロールを演じるなど役者としては勿論、裏の仕事も率先してやってくれていた男の結婚式だった。
 彼は今結婚式場で働いていて、その式場で行われたそれは、動くパンフレットとでも言おうか、「プロによる結婚式のフルコース」とでも言おうか、とにかく堪能させていただいた。
                       
 平日の昼ということもあって、全館貸し切り状態。
 まず挙式は隣接する神社(まぁ正確に言えば神社が先で式場が隣接しいてるんだろうが…)で厳かに行われました。通常親族のみのイメージですが、我々友人にも参加の案内が届いていて、
「節分だけに料理は恵方巻か?」
「ブーケトスの代わりに豆まき」など戯れ言を言いいながら、参道に並び新郎新婦を待つこと数分。
 雅楽隊を先頭に、神主さん、巫女さんに続いて新郎新婦・・・やっぱ笙や横笛の音色はいいすネ(別の友人の披露宴で、木遣りで入場したのも印象に残ってますが…)
 美しい新婦と横でグズグズの新郎を迎えた後、神殿中央に親族、来賓と友人は上手(かみて/芝居的? 神殿に向かって右側です)の少し離れた席で、ある意味芝居を観る感じで「儀式」を拝見することに。
 すぐ向こうは都会の喧噪の筈なのに、大きな木々に囲まれた社では鳥が啼き太鼓も加わった雅楽が響いて・・・総合結婚式場では体験できない、面を被った納曾利舞(なそりまい)なんかも見られて…それがまた篝火越しだったりして良い風情なのダ※。

 案内状には二時半挙式、四時半披露宴とあったが、この時点で三時くらい。
 披露宴とは別会場に案内され、一次会と称して、鏡開きをし、その日本酒で乾杯、さらには恵方巻きが振る舞われ、皆で南南東を向いて食しました。(ここで、来賓挨拶を既に終えておくのが後々効いてくるのダ
 その後豆まきがあると境内に出て、一般の方々と一緒に「福豆」争奪戦に参加していたら、やがて新郎新婦が登場して…。列席者は当然のこと、一般の方々も白無垢にヒートアップ!!
 と、既に盛り沢山な流れの中、いよいよメインの披露宴が始まった。ケーキカットではなく饅頭カット(?)、テーブルにひとつのキャンドルサービスのかわりのキャンドルリレー・・・これは一人ひとりに小さなキャンドルがサーヴされて、しかもコウコウがプランナーとして結婚式に関わったカップル3組の「幸せの先輩」から火をリレーしてもらうという企画などなど・・・
 怒濤の3時間! お決まりの堅苦しい来賓の挨拶などをカットし、参加者全員での記念撮影(しかも最後に全員にプレゼント)など列席者の側に立った“素敵な披露宴”でした。
トータル5時間のボリュームは平日だからこそだが、イベントのそこここに参考になるアイデア目白押しでした

 新郎新婦の気持ちは勿論、仲間に対しても一線を引いて接したスタッフや、挙式の際に案内してくれていた方が、ふと気付くと披露宴会場に列席者として座っていたり、豆撒きから披露宴の移動など、ドレス姿なのについ誘導の手伝いに回ったり、まさに結婚式場の全スタッフが総力を結集した姿にも心打たれた2月3日、節分の結婚式でした。

 俺も式してあげるか・・・と、ちょっと思ったりしたのだった。



※残念だったのは、篝火がガスだったこと。安全性とか利便性とか諸々仕方ないのですが、せめてガス線を敷石に紛れるような気配りがあっても・・・と、とても小さなことだけど。
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学校でお芝居を観る

2006年02月02日 | 東演
1月31日(火)東京芸術劇場(池袋)の会議室にて
学校巡演会議が開催されました。
                   
たまには真面目な話を。

少子化の影響など様々な要因から、
最近学校でお芝居を観る機会が減っているのです。
我々演劇人としては大変哀しいわけです。
で、劇団の枠を越え、どうやって小学生~高校生に
「感動」を届けられるかを話し合いました。
たった数時間で解決できるような問題ではないのですが、
厳しい現実も同志とともに立ち向かうと、
心の片隅に小さな勇気が沸いてきます!

というか、東演は最近学校公演へのアプローチを怠っていて
(昨10月丹波篠山の中学校でやったりもしてますが)
まずはスタートラインに並ぶところから
始めなければならないのですが・・・。
大概の方が、多かれ少なかれ学校でお芝居を観た経験を
    お持ちだと思います。
    観る側からすると、それが演劇なのか音楽なのか、
    あるいは落語や能狂言のような古典なのか、
    要はジャンルと場所
    (学校の体育館か最寄りの公共ホールか)が違いこそすれ
    “芸術鑑賞教室”であることに違いはないでしょう…。
やる側の僕らも、古い体育館と最新設備の演劇専用ホールで
声の出し方張り方は変えるけれど
“感動”を届ける気持ちに変わりはない。

さてその一方で、システムというか、在り方が
いくつかあって・・・。

1)学校単位で。
  生徒一人ひとりから500円とか1000円とか
  お金を集めて、劇団を呼ぶ。
2)学校が集まって。
  地域の学校が集まって、一つのホールで
  同じ作品を観る。
3)国の事業として。
  例えば過疎地の生徒が少ない所では、
  一人から3000円集めても上演料には程遠いわけで。
  そのような学校に、国の援助で劇団が行く。
  
まあ大雑把に言うと、こんな感じです。
「あたしの場合は1か」
「1と2あったけど、やっぱ2の方が良かったな」
など各人それぞれの体験をお持ちのことでしょう…。

2)は、ひとつの会場で複数の学校が観劇するので、
悪グループの衝突なんて副産物も生まれ、
先生方は大変だったりしますよネ。
それが別の“思い出”になっている方も
いるかもしれません……当事者は勿論、
ギャラリーとして抗争(?)を見物したとか・・・。
雑談はともかく、2)には、
  県や市などの援助があることが多く、
  “演劇教育”華やかかりし頃、
  日本各地に「合同鑑賞」があったそうです。
  それは単なるブームではなく、劇団側と学校側の、
  互いの努力や苦労の上に成り立っていたわけで・・・。

時節柄、スキー場の再建にスポットを当てた番組を観た
そー言えばスキーに行ってない。忙しい、お金がない……
理由はすぐに挙がるけれど、それってマンマ、
演劇にも返ってくることなのダ。
「授業時間も足りないのにお芝居なんて」
「うちの生徒は、2時間も黙って座ってられない」
「とってもいいと思うけど、予算がないんです」

でもでも。絶対活路はある。
いくつかの在り方それぞれに、それぞれの。
きっとネ。                   
                        
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1月の観劇を振り返る

2006年02月01日 | 鑑賞
                       【文中敬称略】
 一月の観劇本数は9。
 2日の新宿梁山泊から昨日の東京アナウンス学院小高ゼミまで。良かったのは『流星ワゴン』『サムワン』『性能のよい』と『霧のむこうのふしぎな町』。三番目のはブログに書いてないのでここで触れると……

「COLLOL(ころーる)」という集団[*1]の劇場初進出作品『性能のよい』。1/6~9。王子小劇場にて。
 いわゆるアート系の作品。ステージからロビーまで毛糸の編み物がはみだしていて、そのオフホワイトのニットが敷き詰められた細長い平土間が演技エリア。で両側が客席、つまり対面式。
 その一脚に女性が腰掛けて、ずっと編み物をしている。やがて俳優たちも椅子を持って出て客席のあいたスペースに座り、登場の度に席を立つ。『オセロー』を下敷きに、現代のカップルの物語を並行させた構成。
 オセロー以下デズデモーナ、イアーゴなどに、今の男と女を、複数の男優女優が性に関係なく様々な組み合わせで演じ、ある時は三組が同シーンをリフレインする。新劇の制作やってて何ですが、古典はホントにつまらない。でもこーして繰り返されたり、名場面だけ切り取られると、それで十分「面白く」感じられる。ちょっと解った気になったり、勝手な解釈に自信を深めたり…。
 余談だが、東演が05年『恋でいっぱいの森』(作・演出/福田善之)という、シェクスピアの3作品のイイトコドリをしたミュージカルは大変好評だったのダ。かのシェイクスピア先生の伝えたかったモノとは違うかもしれないが、と敢えて前置きしつつ、むしろしっかり伝わったのでは、とさえ思ったものだが『性能のよい』にも同様の匂いを感じた。
 ただ全編で編み物をしているとか、作品冒頭に『オセロー』の背景の説明をする“シカケ”は、結果的に作品と絡まず空回りだった。
 あと音楽[*2]が、舞台に近いブースからまさに物語と一体となった(あるいは作品をリードする役目を負いながらの)オペレーションで、曲のクオリティーがまず高く、音を当てる技術もまた高かったので大変印象に残ったことを、最後に述べ置きたい。
 もちろん。スタッフ欄の最後に「words&direction」としてクレジットされた田口アヤコの才能にも敬意を表したい。

  ※1=田口アヤコ(代表/劇作家/女優)、
     Lobi(女優/ダンサー/ヴォイスパフォーマー)の二人のユニット。
     今回は初の、田口の単独企画&純粋演劇だそうです。
  ※2=江村桂吾。クレジットは耳慣れない音響演出。

 トレロモラパッド改め「レトロノート」の『今、居間にて』についても、荒削りながら心に染みる作品で…あぁもう一ひねりあればナ、な作品だったのだが長くなりそうなので、また別の機会に・・・。
(最近このパターンばかりで、反省
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