麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

祝祭のあとで~おみやげ

2009年05月19日 | 身辺雑記
 昨日で、おおかた片づいて『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか』は羽根を静かに畳んでしばし眠りにつく・・・。

 
 公演中は、足を運んでいただくだけで嬉しいのに、差し入れなど持ってこられる方がなんと多いことか・・・。

 本当にありがたい。



 こじゃれた英字の紙袋。
 東演の衣裳デザインを数多く手がけていただいている竹内陽子嬢のフランス旅行のお土産(なぜ英語?)。

 中を覗くと駄菓子のようなものが見えます。



 こういうの、個人的に大変好き
 僕も海外に行くと、免税店や有名ブランド店には目もくれず、庶民たちのスーパーを巡っては彼らの生活の一部を見たいと思うタイプだ。

 

 あけてみたら、こんなのが出てきました。
 ソフトキャンディの甘いこと!!!!!

 でも、それが嬉しいのだ。

 フランス製でないのも多いのだけど、フランスの人々が口にしているのは確か。

 さて。
 『イカロス』は終わったけど・・・
 日本の観客のお口に合うお芝居の企画を、新たに考えなければ。。。
 
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イカロス写真館4~カーテンコール

2009年05月17日 | 東演


 写真=香月可織(VWAVE)

 おかげさまで無事千秋楽を終えました。

 写真はゲネプロのものですが、毎日皆様の温かい拍手に、役者たちの汗も報われました。
 汗・・・今回は通常の5倍くらいの汗をかく舞台。
 さあ、出した分、打ち上げで大いに取り戻したところです!



 そして明日は朝から、返しものなどあって・・・。
 本当に“イカロス”がすべて終了します!







 
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イカロス写真館3~現代の人々

2009年05月15日 | 東演
 昨日仲日を無事おえて、いよいよ後半の3ステージです!

 タイトル・・・少々変な日本語ですが、昨日も書いたように、二つの時代を描く『翔べ!イカロスの翼~君は翼を見たか』・・・現代のサーカス一座の面々ということ。



写真=香月可織(VWAVE)

 左端は舞台監督マサ(星野真広)、
 階段の1列目左からキュー(姶良勇一)とビー(土橋隆弘)
 2列目左からミエ(野二紗子)とタイチ(奥山浩)
 3列目左からカナコ(東さわ子)とエミ(小川由樹枝)

 ちょいと変わった名前もいますが、この面々がショータイムではがらりと変わって。。。

 上演時間は休憩無しの2時間です!



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イカロス写真館2~二人のピエロ

2009年05月14日 | 東演
 ピエロのクリちゃんとケイちゃん。



 写真=香月可織(VWAVE)

 二つの時代を描く『翔べ!イカロスの翼~君は翼を見たか』。

 過去の時代・・・
 のちに伝説のピエロと呼ばれるクリちゃん
 (右=演者・南保大樹)
 隣は、ケイちゃん(演者・江上梨乃)。

 二人はある原因で衝突しているが・・・

 これより先は劇場でのお楽しみ


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イカロス写真館1~It's show time

2009年05月12日 | 東演
 5月11日、無事初日の幕をあけた
『翔べ!イカロスの翼~君は翼を見たか』

 その1シーン!
 華麗なるショーの場面です!

 素敵な加納豊美さんの衣裳、小池れいさんの美術・・・
 東演の俳優たちが一輪車を鮮やかに走らせております。



 写真=香月可織(VWAVE)

 引き続き、舞台写真をアップしていく・・・
 予定です


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翔べ!イカロスの翼 公演中

2009年05月09日 | 東演




 ただいま新宿南口
 紀伊国屋サザンシアターにて
 劇団東演創立50周年記念公演第2弾
 『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか-』
 (原作/草鹿宏 脚色/いずみ凛 演出/佐々木雄二)
 絶賛上演中

(↑劇場ロビーからの風景)

 9日、10日 仕込み及びGP

 11日(月)18:30開演
 12日(火)14:00開演
 13日(水)14:00開演
 14日(木)18:30開演
 15日(金)18:30開演
 16日(土)14:00開演
 17日(日)14:00開演

 一般 4500円
 シニア4000円(65歳以上)
 ユース3000円(学生全般)
 プラスワン13500円
 (同じステージに4人集まると3名分の料金で観劇可能
  3人分のチケットに+1名招待がつくという
  超お得なスペシャルチケットです)

出演

クリちゃん(伝説のピエロ)=南保大樹

ナオキ(アルバイト)=飯田光

*以下サーカスの人々

 団長=能登剛

 松代(売店の元締め)=腰越夏水

 アユミ(サーカス団員)=小池友理香

 ケイ(サーカス団員)=光藤妙子

 ビー(サーカス団員)=土橋隆弘
 
 マサ(サーカス団員)=星野真広

 タイチ(サーカス団員)=奥山浩

 キュー(サーカス団員)=姶良勇一

 エミ(サーカス団員)=小川由樹枝

 ミエ(サーカス団員)=野二紗子

 カナコ(サーカス団員)=東さわ子

 ウメ(炊事係)=尾崎節子

 秀じい(元カンスーの芸人)=古川愼【客演】

 少女(秀じいの孫娘)=江上梨乃 

サーカスの精=
witty look(CHEEKY&DAIKI)
森田智博

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キグレの皆様、元気ですか? 『イカロス』まもなく開幕で~す。

2009年05月07日 | 東演
 昨夜のテレビ番組(日テレ系「CartoonKAT-TUN」)にキグレサーカスの面々が登場しました。

 KAT-TUNの赤西くん、中丸くんが空中ブランコに、田口くんが高綱渡りにそれぞれ挑戦するというもの。

 懐かしいキグレの面々の顔がいくつもブラウン管の中にあり、一番お世話になった支配人のトシさんこと木暮透加寿さんは、元カンスーの名手とあって、田口くんを指導。

 ドラマや映画で主人公のカンスーシーンを何度もこなしたのがトシさんだ。
*高綱渡りのことを業界ではカンスーと云います。

 彼の優しく的を得たコーチングと、田口くんのセンスの良さもあって、番組の最後には、高さ6メートル、長さ20メートルのワイヤーを見事渡りきった。
 もちろんセーフティをつけてだが…。
 しかし、なんともグッドタイミングな放送!

 いや、番組に東演の舞台情報が流れたわけでもなんでもないのだが…。
 気分的に、長野からキグレも応援してる全力!的な(^_^;)

 ※5月24日(日)まで長野県千曲市で公演中。
  7月18日(土)からは宮城県宮城郡利府町にある宮城県総合運動公園・特設会場にて、9月23日(水)までの68日間興業が待っています。
 てなわけで。。。

 一方、東演は本日、通し稽古のあと歌録りをして、残す稽古は明日1日。
 やり残したことはない
 あとは幕を開けるのみだ

おまけ



 昨日のブログに書いた「落とした定期券」を回収してまいりました。
 パトカーをバックにカシャ
 キリンが好きなのでパスケースもキリンです。



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落とし物~イカロス雑感その9

2009年05月06日 | 東演
 例えば今手にしている携帯電話や、台所にある電子レンジや。。。その他、世の中にあるあらゆるモノが作られる過程で削られる機能が必ずあるように。

 芝居も、稽古の過程で削られるプランやアイデアは多い。
 役者や演出はもちろん、スタッフから湧いて出たものを、試してみて、あるいは試すまでもなく経済的に不可能なものもあったりして
 でも、後者の「お金がない」ゆえに捻り出したものがコロンブスの卵だったことは、数知れずあるのだ。
 そんなクラッシュ&ビルドの連続が良い芝居を生む。

 こないだTVで、大ヒット電子文具の「ポメラ」の特集をしていたが、やはりそんな苦労話が開発スタッフから出てきて、ふむふむと思ったものだ。

    ※   ※   ※

 先日、定期を落とした。
 上着のポケットに入れていたのだが、暑いので脱いで手に持っていたら、落としてしまったらしい。
 街中でのこと。駅で気づいて、すぐ引き返したがなかった。
 
 さて。実は僕はよく落とし物をするタチで、だけれど、9割方出てくる幸運も持っている。
  
 今回も警察から電話があり、届けられたという。
 でも、である。
 8:30~17:00まで窓口は平日のみ開いています。GW明けに来てくださいという。

 え~と、定期券って毎日使うのです。
 GWは全国民が休みと思ったのか? 残念ながらこちとらヤクザな商売。
 日数往復の切符代より再発行手数料の方が安いので、鉄道会社の窓口に行くことにした。

 「警察」って24時間営業(?)なんだから、落とし物だって、不眠不休でやれ!とまでは云わないが、休日だって窓口オープンして欲しいっス。

    ※   ※   ※

 話があらぬ方向に行ったが。。。 
 
 てなわけで『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか-』は、試行錯誤の末、まもなく稽古場というファクトリーを出て、劇場というショップに姿を現します。
 「ポメラ」に負けないヒットになることを祈りつつ。。。


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視界と集中力~イカロス雑感その8

2009年05月04日 | 東演
 『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか-』(原作/草鹿宏、脚色/いずみ凛、演出/佐々木雄二)はサーカスを舞台にしたお芝居である。

 なので役者たちが、拙いながらも「サーカス芸」に挑んでいる。



 独力では限界があるので、パフォーマーに指導を仰いでいる。
 彼らについては弊ブログ3/17付「チャンプ来団」に詳しいので、興味のある方はそちらを覗いていただくとして。。。
   
 その智春さんがよく云うのだが「集中というと、どうしてもこうなりがちだけど…」

 ここでいう「こう」とは両手を顔の幅に開いたあとまっすぐ前方へ、しかも鋭角に狭まっていく手の動きで表す「集中」だ。
 こんな説明で解るかしらん

 彼女はさらに云う「今回の集中は、それではなくてこう!」
 と、今度は手を顔の幅から両サイドに開いていき、最終的に体が十字に見える動きの「集中」をして欲しいと強く云うのだ。

 それって一見「拡散」な感じだけど、そういう集中が大事だと。

 実は普段我々が演じている場合だって、この広角的な集中が求められていて、演劇ワークショップでも、自分の速度を保って移動しながら、ぶつからずに、かつそれぞれが良きバランスを保った距離を作り続けるという・・・“空間把握”というゲームを行うくらいだ。

 なのだが『イカロス』はいつも以上に“広角集中”のアンテナの精度が要求される。

 一歩間違えば怪我をするパフォーマンスを行うためだが、佐々木演出は、それを芝居でも大いに生かそうと、演技の面でもその要素を強固に引き出す構成で役者たちを引っ張ってきた。
 まだパーフェクトには達していないが、明らかに目指すところはキャストはもちろん、裏で支える座内スタッフにも染み渡ったところだ。

 視界を広く保ちながら、その全てに気を配る。
 

 スタッフといえば、さすがに本番が迫って、外部スタッフも続々稽古場入りしている。

 今日は照明チーム、舞台写真とビデオのクルーが通し稽古を見た。

 音楽の日高さんも、日々変化する芝居の尺にあわせて曲を直してくれていて「でも、そろそろスタジオ入って完パケ作らないと…」と。

 音響さんからは「やっぱりピンマイク使うことにしました。予算は大丈夫?」と、心遣いの言葉・・・



 毎度のことだが。
 本番が近づくと、キャスト・スタッフの集中力は増し、芝居はぐんぐん面白くなり、制作の懐からは集中的に何かが出ていって、目がぐるぐるまわって視界が霞み、胃が痛くなる。
 
 薬は、お客様の拍手と劇場を去るときの笑顔のみだ。
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続・私は犬になりたい\490~イカロス雑感その7

2009年05月03日 | 東演
次に生まれるなら
 家族の一人になりたい
 私は犬になりたい

 雑種でもいい

 ¥490~♪

 前回も書いた、ある意味衝撃的な、
 そしてなぜか耳に残る『私は犬になりたい\490』のオーラスの歌詞である。

 全編を聴くと・・・某社の基本料が490円で、安い弁当も490円というほかにも、たばこと発泡酒で430円、DVD新作一泊400円、などいろんな「価格」が出てくる歌であることが解る。

 今は「わあ、変だけど、面白い」てな曲
 だが、数十年後、数百年後には・・・2009年の日本の物価はこんなだったのか、という学術的資料になるやもしれないわけだ。

 我々演劇人も、芝居創りに時代考証はしっかりおさえて創る。
 おさえつつ、あえて創造の見地からそれを外す時もあるが……。

 今回も、現代とともに過去の時代が出てくるから、その当時のファッションや流行していた歌手など・・・物語に盛り込まれている。

 創る側以上に、やたらそのあたりをチェックするお客様もいないではないが、それよりも、「芝居」という一軒の家を建てる上で基礎がしっかりしていないと立派な上物は出来ないという観点から、こだわっている。

 基礎は基礎として。
 当然、屋根や窓やドアや畳も、気合いを入れております。

 そして現代の、目の前にいる観客に大いに楽しんでもらうことが第一義です!

 そうして結果的に、昭和と平成のサーカスの差異や普遍も描いて、ひとつの記録にもなればなあ、と、小屋入り6日前に思っています。
ギャッ もう、そんな?
 初日まで日か。

 でも、今回はかなり順調で、あとはパフォーマンスの精度をあげるくらいだな、心配は。



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