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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

口こみサイトと中板橋(後編)

2013年10月09日 | 身辺雑記
シアター・モーメンツ観劇後の飲み会。

キャスト、スタッフは片付けとかあって、
先に芝居を観た八人で居酒屋に向かった。

某新劇団の俳優にして演出家でもある
Kと僕のほかは一団で、
その中心は元モーメンツの役者Y。
長らくバイトだったが今年四月から
晴れて社員として働いている
ナレッジコミュニティの同僚逹であった。
(細かくいえば、一人は社員氏の妻君)

前編でクチコミサイトの話を書いたけど
同席したのはQ&Aを始め、
幅広い事業展開で今は恵比寿に本社を持ち、
社員数150人超、昨年の売上15億円超の
「OK WAVE」の面々(+奥様)だけに
一人ひとりがパワフルだった。

普段なかなか交流できない方々から
たくさん話が聞けて大いに勉強になった。

さて。盛り上がった理由として、
まず観た芝居が良かったことが
せんがわ劇場演劇コンクールで
「グランプリ」「オーディエンス賞」
「演出賞」を受賞しただけのことはある。

舞台上には四本の細い柱のみ。
そこにトイレットペーパーが串差し。
ただそれだけ。
ただその薄い紙が縦横無尽に活躍する。
役者の肉体とともに様々な場面を描いて、
観客に想起させるのである。
スピード感抜群!

「私達の将来ビジョンは、文化、
言語の壁を超越した創作をし、
日本発ワールドスタンダード演劇として
世界巡演を行いたいと考えています」
とホームページに謳っているけれど、
今年、その第一歩を踏み出すそうである。

今後の活躍が楽しみなカンパニーの一つ。

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口こみサイトと中板橋(前編)

2013年10月07日 | 身辺雑記
中板橋にチラシを届けた。

11月本番の『プロペラとスカーフ』。
その衣裳プランの有島嬢の現場なので。
来月は他にも制作を三本抱えており、
まとめてドンと行きたかったが、
とても小さな劇場で折込スペースがなく
断念(><)…まぁ仕方ない。
そのイプセンスタジオは、
グルッポ・テアトロの『三人姉妹』で
お世話になった小屋で
劇場機構は十分わかっている。
(ちなみにその衣裳も有島嬢)

さて『三人~』の頃にはなかった
ラーメン屋さんを劇場近くに発見し
暖簾をくぐった
一時半を回り、客は僕一人。
新聞雑誌もなく手持ちぶさたに陥り、
期間限定の「まかないラーメン」が
できあがるまでの時間、
携帯で店の情報を検索してみた。

クチコミ情報サイトなど
殆ど使わないのでちょいと新鮮。
…と同時に「店長さんに聞いてみると」
ってな調子で修行先や味へのこだわりの
記述が多く見受けられた。
単なる味や店の雰囲気だけじゃなく
微に入り細に入ったレポート。

言うまでもなく一般の方々である。
それも二桁では済まない投稿数。
(全部じゃないけどね・・・

聞く方は一回こっきりだけど、
答える店長はそれが毎度になる。
そしてこれはラーメンに限らずケーキ、
もんじゃ焼、厚木シロコロホルモン等、
他の食べ物もだし、さらにはグルメ以外、
ファッション、スポーツ、レジャーと
分野も多岐にわたるわけである。
当たり前だが

まぁ黙って食べて帰るより
交流があって良いことなのかしら。

(ここまでは10月2日に
書いたけどアップしなかったブログ)

その中板橋に昨日も行った。
今度は芝居を観に。

シアターモーメンツvol.20
『パニック』『走れメロス』の
同時上演。その前者は、
第四回せんがわ劇場演劇コンクール
グランプリ受賞作品で、
後者は新作ながら、
そこにはきっちり繋がりがあって
大いに見応えのある舞台だった。

後編へ。
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黄金町へドライブに。

2013年10月06日 | 身辺雑記

昨日はドライブには生憎の天気。
……まぁそもそもドライブ
といっても行先は横浜黄金町で、
しかも野郎二人

そう綴ると、ある世代迄の方は
大いなる誤解を招くだろう。
青線からの流れを汲む、
「あの黄金町」が全て消えた
とまでは言わないけれど、
近年はARTの街を標榜し、
若い芸術家の育成に努めている
・・・らしいですよ。

それはさておき。明日七日(月)は
アトリエ・センターフォワード第九回公演
『プロペラとスカーフ』の稽古初日。
その準備のため倉庫に出向き、
稽古場に必要な机や椅子、
パンチカーペットに工具、塗料などを
2トントラックに積み込み、
豊洲のホームセンターで材木やテープ類を
買い足して、最後は渋谷ってルートを
主宰の矢内文章と辿るの巻でした。

さて倉庫は黄金町のマンションの一室。
マンションと言うと響きが良いが
近年中の取り壊しの決まっている
古い物件で住人は少なく空室がかりの、
ある意味「雰囲気のある物件」。
映画に登場しそうなって言い換えも可。
その部屋は土足で出入りするし、
トイレの配管は外されているし、
完全な「物を置く場」になっていた。

思えば大きな老舗の劇団から
若い小さな集団までが、芝居のための
色々なものを納める場所を、
あの手この手工夫したり
工夫しきれなかったりしている。

例えば僕の居た東演は、
遥か山梨県の大月市に倉庫を持つ。
やはり都内は金額的に厳しいので
埼玉や栃木等近郊に所持する劇団が多い。
これらは巨大な容積が必要な老舗。
成長株はレンタル収納スペースや
実家の嫁いだ姉の部屋などに
衣装や小道具、大道具を保管。

話を戻す。
移動の間に『プロペラ』の制作会議や
次回以降の構想など語りつつ、
作業は夕刻に無事終了して上野へ。
江古田から2011年移転したストアハウスを
ようやく覗くことができました。

末筆ながら公演データを。
アトリエ・センターフォワード
『プロペラとスカーフ』
作・演出/矢内文章
11/15(金)~25(月)、シアター風姿花伝
http://centerfw.net/
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前歯が取れちゃった人がいる

2013年10月04日 | 身辺雑記

内村航平が世界選手権体操
個人総合で史上初の四連覇

加藤凌平は銀メダルで続き、
種目別には二人に加え「ひねり王子」
こと、白井健三もいる。
体操ニッポン強し。

ついついリオ五輪に期待が掛かるけど
オリンピックといえばバレーボール女子で
金メダルに輝いた《東洋の魔女》
主将の河西昌子(現姓中村)さんが逝去。

今店頭に並んでいる週刊現代の
「あの金メダリストは今」でも
紹介されていたので驚きが大きい。

二度目の東京五輪決定を見届け
大松監督に報告に行ったのだろうか。

  ※  ※  ※

妻が旅公演から還ってきた。
木山事務所『はだしのゲン』を終えて。

今年一月に逝った木山潔氏の
製作作品の代表作のひとつ。
この巡演で木山事務所も幕を閉じる。

在りし日の木山氏は、前歯のないまま
NHKの番組に出演したり、
骨折したままニューヨークから帰国した
猛者としても有名だが、
『ゲン』の最終公演を終え帰宅する妻が
玄関を開ける少し前に、
僕の前歯が取れた。



以前このブログにも書いたように
我々夫婦のキューピッドであり、
演劇製作者として目標でもある人物。

偶の然なのだけど、勝手に意味を感じ、
来月フル稼働する自分に鞭を入れた。

ついでに。ゲンを担いで、
暫く前歯をなおさずにいようかな。

【現役選手の敬称略】

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居眠りする人々をみた

2013年10月03日 | 身辺雑記
今日は芸術文化振興基金の
助成金の説明会でした。

基金の事務所のある敷地内での
初めての開催。
冒頭のお偉いさんの挨拶でも
そこに触れて「誇り」だと言った。

二部制が敷かれていて、
我々演劇は午前11時スタート。
宵っ張りのには少し早いのか
遅刻する面々もあった。
・・・説明が始まって数分、
僕の前の列に、男女一組が
つつっと入ってきて。
僕の前を空けて
斜め前に並んで座った。

と、まもなくゴチンと音がして。
どうやら男性が意識を失い、
背もたれに頭をぶつけた模様。
何度か抵抗したが、ついに撃沈。
一方、女性はレジュメを開いて
説明を聞いているかに見えたが、
ほどなく彼の方に首を傾げ、
これまた夢の中へ・・・。

公演間近で昨夜というか今朝まで
作業でもしていたのか?
芝居では食えないから
夜勤で一睡もしていないのか…
ただ二人揃って寝てるってのは
なかなかな猛者だわい、と
小心者の僕は思った。


助成金というのは
国及び民間からの出資金の
運用益によって助成される精度。

ちょいちょい名称が変わっていて、
他の事業同様、つまりは、
まあ…そーゆー事だ…。
だから、
きっぱり縁を切る者もある。
が、そーゆー事にせよ
経済的に厳しい「芝居屋」の
多くは「戴けるなら戴きたい」
との思いで足を運ぶわけである。

この日も配布されたが、
丁寧な説明書が作成されていて、
それを読めば済むといえば済む。

常連(?)の劇団は、
毎年若干かわる部分を確認し、
その向こう側にある
「出す側」の心持ちを探る意味と、
説明会後に「貰う側」の知った顔で、
事前に仕入れたそれぞれの情報を
膝をまじえて交換すべく
集結している部分もある。

前段のペアはまだ若く、
「参加することに異議がある」
ってな団体と推測される。
ぶっちゃけ居眠りするのは
彼らだけじゃない。
ただ繰り返すが二人揃って爆睡
ってのは、余り見ない光景。
…ん?
かくいう俺は何しに行ったのじゃ。

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チャレンジャーを見た。

2013年10月01日 | 身辺雑記

少し異国情緒を醸し出すお店を
臨海の倉庫街に見つけた。

少々古ぼけた集合住宅の壁。
白が幾星霜でグレーががったのを
地中海あたりに見るような
淡いミントブルーに塗り替えた
(しかも飲食店部分のみ)造り。



他人事ながら気になるのは
集客の問題だ。

確かに並びには有名なパン屋さんの
工場があって、




向かいには大手カーワックスメーカー。
けれど。
他は最初に書いたように倉庫や
鉄工所が並ぶのみで民家はちょぼ。

ちょぼちょぼじゃなく「ちょぼ」だ。

もちろん七年後には五輪がある。
でもそれは少し先の話。

夜はほぼゴーストタウン。
実はすぐ近くに鉄道が走り
駅もあって、高架の反対側には
高層マンションが林立している。
が、そこからガードを潜り
こちらまで食べに来るのかしら。

さて。神戸発祥の前述のパン屋さん。
現在の片仮名三文字になる前の
「藤井パン」(1905年創業)時代、
造船所で働く外国人技術者や
工員に支えられ大成功を収めたそう。


運河を臨む場所から、
未来の名店は生まれるのか。

次にこの街を訪れるのは
いつか知らないが……
挑戦者にエールを送りたい。
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