麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ぬ企画その11日誌(0)

2015年05月12日 | 制作公演関連
J-Theater+東京ハイビーム
共同企画公演は、さる10日、
無事《前半》の「劇」小劇場での
8ステージを終えました。

御来場いただいた皆様、改めて
ありがとうございました

スケジュールの合わなかった方、
ご安心ください。6月の7ステージ
がございますよ
(8~10日、小劇場「楽園」にて)

また『櫻の園 JAPAN mix』は
一部ダブルキャストの組み合わせを、
『父帰る2015』は出演者を一部、
それぞれ変更して新味を出します。
なにより劇場空間が異なりますので、
新鮮な舞台としての上演となるでしょう。
リピート観劇もおすすめいたします。



さて、そんな『櫻~』と『父~』の
稽古ラストスパートを少し抜け出し、
中野あくとれでの、ぬ企画の顔合わせに
しょっぱなの二時間だけ参加したのは
「午後の紅茶の日」でもあった5月5日。

……あ、もう一週間前になるのか

本番を打つ小屋での初顔合わせは
そんなにあるもんじゃない。

過去11回のパフォーマンス
(ナンバー公演10+番外公演1)のうち
80%オーバーの9回を上演している
お馴染み……どころか主宰が劇場管理を
担っていた時期もある関係の深い
「あくとれ」なのである。

そんな、中央線の線路沿いの地下、
そうそう「ミスター年金」と呼ばれた
政治家の事務所が上の階にあった…
なんて時代が懐かしくもある劇場で、
『新芝浦食肉センター』は船出したのだ。

他の公演を抱える役者もいて
全員集合とはならなかったが
一部スタッフも居てなかなか賑やかに
帆をあげたました~…って、
冒頭書いたようにすぐお暇したけどね。


顔合わせのあと少し時間をおいて
5月10日から本格的な稽古も開始。

原作/女体道場『芝浦食肉センター』
潤脚色・演出/しはかたしなの
2015年7月6日~12日(全10回)

出演者は13人。
初めてご一緒するのはうち8人。
ただ配役にあたり面談した際、
同席して既に会っていた役者もおり、
顔合わせがまるまる初は3人か…。

はてさて。
今回はどんな座組になるかしらん。

なおチケット発売は6月1日です。

http://stage.corich.jp/apply/64748/
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櫻と父のコードシェア(7)

2015年05月09日 | 制作公演関連
紅白出場が実に24回を数え、
代表作『ふたり酒』ではトリを務めた
演歌歌手の川中みゆきさんからも
祝い花が届いた『父帰る2015』。



初日夜、2席残しのほぼ満席での幕開き。
昨日は15時開演・・・と、その前に。

7日夜の終演後に道具を組み換え、
金曜日は朝から『櫻の園 Japan mix』
ゲネを敢行したのである。

そして再度セットチェンジして『父』本番。

また『櫻』の舞台をこしらえ直して19時開演。

どんより曇った今日はまず、
一部ダブルキャストの『櫻』の、
本日夜がようやく「初日」の組が、
朝一番から舞台稽古を行い、
13時の回は別の班が板に立つ。

終演後は怒濤のチェンジが吹き荒れる!

『櫻』→『父』16時本番、からの~
『父』→『櫻』19時開演( ̄ロ ̄;)
アイドルのコンサートみたいな
1日3ステージの強行軍。

通常、幕を開けて3日ともなれば、
午後からゆっくりの劇場入りだ。

長距離走でいうなら・・・
序盤の主導権争いも落ち着き
淡々としたレース展開になる時期。

(それは見た目で、内実は
激しい心理戦が繰り広げられており、
芝居も、ステージ毎の反省から
ブラッシュアップしつつ千秋楽に向かう
……のだが、でもそれは別の話)

ところが、この『櫻』と『父』の
共同企画公演は全速力で最後まで行く
スプリントな4日間となる。

で、明日一度幕を降ろすが、
来月は場所を移しての上演が待つのだ。

ん?
只今13時の舞台が今最終景だが、
そうか、何人かはこれでお役御免なのだな。

一方、ソワレが前述したように、
別班の開幕となる。

雨はまだ降らずにいてくれる。
夜まで持つかな?
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櫻と父のコードシェア(6)

2015年05月07日 | 制作公演関連
異国の王室のプリンセス誕生より
あびる優の第一子出産の方がニュースです。
あくまで個人的には(。・ω・。)

彼女のファンではないので、
まず結婚したことを知らずにいて、
しばらく見掛けなかった理由は
そーゆーことだったのか…的な意味で
興味を引かれたのであります。

ニュースといえば。
陸上の男子リレー100×4で日本が、
アメリカと、あのジャマイカに次いで
堂々世界の第三位って「事件」が
さほど盛り上がらなかったのは、
よもや、それくらいやって当然!
日本のアンダーパスは凄いんだぜ!!
ってことなら、おいらも納得だが、
恐らく大半の日本人は、辛うじて
三走の桐生を知っているくらいで、
彼が東洋大学ってことまでは知らず、
他のスプリンターの名前を挙げられるのは
果たして何人いるかしら……(泣)

「事件」は中国蘇州でも起きた。
伊藤美誠が世界選手権で貫禄のプレー(^^)v
とても14歳には見えぬ落ち着いた佇まいに
最年少勝利とか世界ランキング11位とかの
結果より、そちらに驚愕した。

余談だが「みうみま」を見ていて、
ハンカチ王子とマーくんに重なる
……のは僕だけだろうか?

どちらが斎藤で田中かは、言うまでもない。

さいとう、たなか、ひらの、いとう
……意外にも平凡な苗字だな。

対して非凡(?)なのは卓球協会。

福原愛から、微妙に石川佳純に
「推しメン」をずらしていたと思ったら
一気にティーンを売り出しに掛かった。

一時のバレーボール界みたいな戦略だ。

と、だらだら語ってる場合じゃない(><)

J-Theater+東京ハイビーム
共同企画公演は本日幕開きなのだ。

まずは先陣を切って『父帰る2015』

開演は7時。
ただいま仕込み中で、二時から場当たり。

当日券、ご用意できますm(__)m
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櫻と父のコードシェア(5)

2015年05月06日 | 制作公演関連
そーいえば「本多スタジオ」を初めて使う。



駆け出しの頃、芝居の稽古といえば、
当然公民館のジプシー。
その後、草鞋を預けた新劇の東演には
「パラータ」というアトリエがあり、
(ちなみにパラータはロシア語。
城とか家とかの意味である)
独立後は、カンパニーによって、
様々だったが「本多スタジオ」を
借りることはないまま今日に至った。

なるほど、こんな佇まいなのか~。
あたまは外観。
もちのろんで、それは知ってた。
「なるほど」は内部の話。
思ったより大きいのだな~。

聞けば遥か昔はお客様を入れて、
公演もしてたんだとか……。
確かに天井には照明吊るバトンもあり、
オペ室の名残のスペースも。

僕がひよっこの頃、既に本多劇場は
紀伊国屋ホールと並ぶ憧れの場所だった。

当時は本多、スズナリ、駅前、オフオフと
シモキタでは四館体制だった
本多グループも新たに「小劇場B1」を加え、
なんと驚愕の八劇場になった。
その分、北海道や横浜からは撤退したけど。

例えばシアタートップスや、
先月閉館のタイニイアリスなど
素敵な小屋が惜しまれつつ姿を消す中、
益々光輝く、演劇界の巨星と言えよう。


あ、話は変わるが。
一昨日までお世話になった「稽古場BOX-1」。
最後は『父帰る~』組が使い、
八時前にアップして飲みに流れた。

制作は小屋さんのチェックと鍵の返却、
さらには大道具を深谷で積んだ車両に
『父~』の小道具などを載せる作業もあって
一人、約束の時間まで居残った。

まず小柄な女性が入ってきた。
メールでやりとりした沢田麻美さんだ。

その後ろから髪を後ろに縛った
大柄な男性が続く。「え?」
なんと劇団ZAPPAの沢田正俊さん。

沢田はそう珍しい苗字ではなく、
前述の通り、やりとりは麻美さんと。
なので全く思いもよらなかった。

ZAPPAが船堀に
拠点を持つことは知っていた。
空いていれば外に貸してもいる。
が、中野は東京の真逆に当たる。
あぁ吃驚したな~。

それこそ二十五年くらい前に
曾孫請けのお手伝いみたいな形で
公演のお手伝いをしたこともあった。

てな、ひょんな再会の話を綴ってる間に
昨日今日、本多スタジオで総ざらいの
J-Theater+東京ハイビーム共同企画公演は
明日初日を迎えます🎉
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櫻と父のコードシェア(4)

2015年05月04日 | 制作公演関連
チェーホフの『桜の園』は、
富豪のラネフスカヤ夫人が没落し、
その象徴だった桜の大庭園のある
屋敷をついには失うお話でございます。

菊池寛の『父帰る』は失踪していた
家長が帰ってきたことに反発する兄ら
残された家族たちの悲喜こもごも。

つまりは、ある意味で共通項を持つ
国内外の名作をベースにしていて、
かつ、それを現代日本に移した
潤色作品という同じスタイルで
舞台に上げる二本立て公演。

J-Theater+東京ハイビーム
共同企画として日夜稽古中。

一週間通った中野の稽古場BOX-1に
今日で別れを告げて、明日からは
下北沢の本多スタジオにセットも組み、
いよいよ総仕上げ!!

さて。
稽古は二チームとも、良い意味での
緊迫感に包まれているけれども、
世の中は黄金週間真っ只中\(^-^)/

やはり家族連れが目立つのであります。

中学生か?高校生に見えなくもない
お姉ちゃんがお父さんにピタッと寄り添い、
小学生の弟とお母さんも、
体内に磁石でもある?と思うくらい
密着した仲良し家族を電車で見た。

まるで朝の通勤ラッシュでドア際に
押し付けられているようにも。
実際は混雑していないのだけれど、
その一塊な立ち姿は、広い草原の片隅の
灌木に身を寄せる草食動物の家族
と重なりさえするのでした。

スーパーではパパの持つポリ袋の、
片方の持ち手を掴んで「僕も買物の一員」
と自慢げな顔をした、幼いお兄ちゃん、
ベビーカーを押すママと、
その中でスヤスヤ眠る赤ちゃん。

「現実」の微笑ましいファミリーは、
ニュースで目にする凄惨な事件を
忘れさせてくれる……と同時に、
我々は演劇を通して、そんな善い家族が
もっともっと増える一助になりたいとも。

少々真面目な文章になっちゃったけど、
二作品とも「喜劇」です。
ゴールデンウィーク明けの週末、
行楽疲れ(?)や、昨今の社会情勢など
いろんなものを笑いで吹き飛ばす、
そんな狙いもなくはないのであります。

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ライオンビルディングにて

2015年05月02日 | 制作公演関連


昨日は浅草のレトロな建物で
「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」を上演する会
のチラシ等で使う写真を撮影した。





通常はカフェや雑貨のお店であり、
またスチールおよびムービーの
撮影スタジオとして、あるいは
ライブや結婚式の会場としても
使用可能なスペース。
浅草は雷門の近く。
1934年築のライオンビルディング。


とても雰囲気のある三階建の空間。


カメラマンの森田貢造さんに
シャッターを切ってもらった。


建物自体はもちろんだけれど、
調度品もレトロ。


二階の控室をかねたキッチンの
調理器具も年代ものだった。


そして天井も・・・。

今月末には宣材完成の予定。
公演は九月。
作演出をフランスから招いて、
上野ストアハウスにて。
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櫻と父のコードシェア(3)

2015年05月01日 | 制作公演関連
コーナーキックからの展開を
何度も何度も繰り返し、
今のはFWがもっと深く切り込もう、
サイドは敵守備陣を引き付ける動きを、
などなどワンプレー毎に役者と演出が
積極的にディスカッションして
精度を高めているのが、ここ数日の
『父帰る2015』の稽古風景だ。

ネタばれに留意しつつ伝えるなら。
「今の父の台詞だと兄は辛いよね」
「確かにやりにくいな…、
もっと早く母が止めに入れない?」
「それには兄のテンションが
今より急角度に一気に高まると、
母は行きやすいよね」

昨日のブログがアウトロダクションに過ぎ、
少し捕捉したかったのである。

あ、J-Theater+東京ハイビーム
共同企画公演における現況の話っす。

実戦形式主体の『櫻の園 Japan mix』は
昨日も通し稽古。ただ時間が限られており、
ダブルキャストは一、三幕と二、四幕
入れ替わりで演じることに。


稽古場の外観である。

左手の緑の看板は写りがよくないが
診療所である。その掲示板には、
この医療法人の友の会会員向けの
バスツアーだの、落語鑑賞会だの
イベント告知があって興味を引いた。

思えば民間の医療機関において、
利用者サービスという付加価値で
患者を獲得したいところだろう。

診療所側からすれば、あくまで結果で
地域の人々の病気を治すのは勿論、
まず罹患しない健康な体が肝要で、
それには家に閉じ籠らず、
茶話会などで積極的に人と接する。
一言でいえば「予防医学」が先だ、
と主張するとは思う。

さて。演劇にもその効能がある。
劇場で泣いて笑って、明日の活力を!

ふ~、横道にそれたがなんとか軌道修正。

横道といえば、4月20日の本稿に
中野駅の煉瓦敷の小路のことを書いたが
正式には「煉瓦坂」だと昨日知った。


そして前述の稽古場BOX-1は、
この坂を上ってさらに五分強歩いた
大久保通り沿いにある。
日曜日まで連日通うのだ。
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