麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

成るか覇権奪回

2017年03月17日 | スポーツ
ワールド・ベースボール・クラシック
盛り上がっているようですね\(^-^)/


ひとえに戦前の予想を覆して、
無敗で勝ち進む〈強さ〉が原動力。
しかも圧勝ではなく、一試合一試合に
〈劇的〉とゆースパイスが効いてます。

さてプロがいよいよ米国に殴り込む中、
高校生の「センバツ」も開幕近し!

夏は三年生にとって最後なのと
(そのあと上位校が選ばれて
国体もあったりはしますが……)
何より。
夏は「一度も負けないチーム」が
優勝するので感動も一際です。

春は、次がまだあるのと
(あくまでチャンスとゆー意味ですが)
何度か負けても日本一になる点で
少し盛り上がりに欠けると言われます。
(全員一致じゃなく、一部の意見)

高校野球に余り興味のない方に
ちょいと説明しますれば・・・

例えば我が神奈川の場合。
県大会で負けても……とはいえ
一回戦とかは駄目よ、勿論(^_^;)
準優勝でも関東大会に進み、
ここでベスト4に入れば、
甲子園が見えてきます。

ベスト4ってことは準決勝敗退。
つまり。
無敗で甲子園にやって来る学校、
二敗してても選ばれたところ、
とあって、後者が大紫紺旗を
手にする可能性があるのです。
さすがに聖地では負けられませんが。
(@_@)

主力のアクシデント等で実力を
発揮できずに去ることも含む
本当の本当の一発勝負に、
個人的に大いに燃えるけれど。

トータルな強さをはかる意味で
センバツの形は嫌いではない。

WBCをはじめサッカーW杯も、
ある意味センバツシステムなわけだ。

そして、ふと思う。
WBCの第一回、第二回を制した
サムライジャパンが連覇できたのは
〈負けることで強くなり〉
ついに手にした世界一だったのだ、と。

土着かずに「本場」の土を踏んだ
小久保ジャパンの命運やいかに・・・。
1R、2Rでの起用がドンピシャの
若き指揮官の采配に注目し、応援しよ!

我が燕の至宝・山田の調子も上向きだし、
横浜高校からベイに入団した筒香も
完全に四番の貫禄がついた……。
チームも選手も好きになれないGで
唯一声援を送りたい小林の成長も嬉しい。

王者奪還の視界は良好だ。

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知らない世界

2017年03月15日 | 身辺雑記
久保建英、坂井大将、冨安健洋と並べば、
サッカーU-20日本代表メンバーだと
知っている人には当たり前の面子。

久保はまだ15歳ながら、飛び級で
このカテゴリーのサムライブルーに
選出された日本の「至宝」候補で、
2011―15年のバルサ下部組織時代に
メディア露出も多かったから、
知る人は割とあるかもしれない……。

ちなみに坂井は、現チームの背番号10。
トレーニングパートナーとして
ブラジルW杯に高校生で帯同した
期待のミッドフィルダーである。
冨安は若き大型ディフェンダーの一人。
こちらはリオ五輪にトレパー帯同し、
高校在学中からJ1のピッチにも立つ。

所属は順に、FC東京、大分、福岡。

同様に。
八鋤里美、尾崎紗代子、荒木さやか
という名前から、小悪魔ageha、
姉ageha、Happie nutsのモデルだと
きっと分かる人には分かるのだ。

僕は全く知らなかったけれど
ギリギリ、雑誌名は何とか……。

実は昨日、珍しくマルイに行き、
そのエレベータホール脇のラックに
振袖の冊子を見掛けたのである。

明治のおばあちゃんが見たら
腰を抜かしそーな、
人によっては「品がない」と
眉をしかめるに違いない
キラッキラの着物のパンフで。
昭和のおじさんも「なんじゃこりゃ」
と松田優作ばりに驚いて、
思わず手にとってしまいましたとさ。
C=C=\(;・_・)/

ま、『太陽にほえろ』のジーパンの
台詞を出してるところが、既にも~、
その「恋する振袖」と題するド派手な
着物及び髪飾り等小物のセンスからは
遠い地平に居るわけなんだけれど。

いやはや、本当に。
知らない世界は至るところに
転がっちゃってくれてますね。
(@_@)(@_@)
だから楽しいとも言えて\(^^)/

誰が着るのだろうと頁を繰ると、
「成人式セット」って用意もあって、
ってことは卒業式とかもか、と。
ん?
僕は違うけれども、世代的には
同世代になる「親」がこれを乞われて、
或いは自ら進めて購入するのかな~と、
思いを馳せて、何台か乗り過ごしたよ。
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若大将

2017年03月14日 | 身辺雑記
コンビニのイートインが増えている。

仕事前に朝食を摂る方
(この筋にぶっつけて、
パンとコーヒーで200円也を
セブンは期間限定で実施中だ……)
貫徹して寝ている者(ほんとは駄目)
ツアーバスの出発までおしゃべりで
時間を潰す友人同士etc.etc.

これらは一度に見たのじゃなく、
幾つかの店、異なる日に見た景色。

今朝僕が遭遇した男性二人は、
「若大将」の話で盛り上がっていた。
盗み聞いたわけではないが、
他が独りで静かに過ごすなか、
会話しているのは二人だけなんで
いやがおうにも耳に入るのだ。

で、安くて割といいものを出す
居酒屋の名前が「若大将」。
さらに話は進んでいく。

漫画喫茶は追加料金を気にして
ぐっすり眠れないよな、とか、
実は一度お金が足りなくて、
持ってた携帯を売って払った。

「携帯っていやぁ、社長がプリぺなら
俺名義で買ってやるよって
その日初めて会ったのに言うのよ
……ありゃ昔ヤンキーだな」
てな調子で、まるで夜の「若大将」で
呑んでるかの如く盛り上がっている。

察しの良い読者諸氏はお気づきでしょう。
二人は所謂日雇い労働者だ。
土建屋だった父も、朝早く家を出て、
その日の仕事で社員以外に必要な人数を
リクルートして現場に向かっていたが、
便利な昨今は、携帯を持たせて
今日は上野に何時、てな指示を
携帯で連絡するのかもしれないな、
と100円の珈琲を啜りながら思った。

コンビニのイートインが増えている。
様々な人が行き交う場所なので、
一杯飾りの芝居にしたら面白いかも。
コロッケパンの最後の一口を放り込み
席を立った僕の後ろでは、
再び「若大将」の明瞭会計の話に。

なんだか一度呑みに行きたくなったぞ。
(^_^;)

追記
一杯飾りとは、演劇において
場面転換のないセットで展開する
舞台美術による作品を指します。
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にしおぎのまち

2017年03月13日 | 制作公演関連
そういえば。
西荻窪に降り立ったのは久しぶりだった。
(昨日のブログと密接に連関)

2012年、朋友に客演出で招かれた
盟友の磯村純の『蝿取り紙』を
昨日も訪れたアトリエで観劇して
以来になるだろうか・・・
いや。
劇団櫂人の旗揚げ準備公演の方が
手前になるのかな?
としても、三年は経っている。
それは駅近くのライブハウス的な、
会場での『牡丹灯籠』だった。

ライブハウスと言えば。
昨日少し「西荻」をぶらついて、
バンドの練習スタジオを含めて、
その手の多さに感心した。
多いといえば。
画廊やギャラリーも沢山あって。
沢山あったのは。
昔ながらの喫茶店にお洒落なカフェ、
新旧の珈琲店やティールームが、
これまた幾つ犇めきあってるんだと、
感心を越えて驚愕さえした。

そして南口駅前の昔は闇市だった、
西荻の代名詞とも言える「一帯」。

飲み屋街なんだけれど、普通の居酒屋、
せんべろの立ち飲みにバー等々、
形態も様々なら、その店のコンセプトが
日本各地に加え、東アジアは勿論、
インド、シンガポール、ネパール、
果てはウズベキスタンまで
一軒一軒は小さいのだけれど、
スケールはワールドワイド\(^-^)/

教会もわりと目についたな~。
一階が幼稚園だか保育園で
教会そのものは二階にあって、
三階以上はマンションって造り。
そうそう。
人気女優が出家して話題のところも
確か西荻窪で立宗したと聞いた。

土日祝は赤い電車(中央線快速)が
停まらな所謂「杉並三駅」の
高円寺、阿佐ヶ谷、そして西荻窪。
中でも一番ディープなのが
「西荻」なのじゃないかしら。

思いながら今日は六本木で折込など。
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かんげきのつき

2017年03月12日 | 鑑賞
厚い雲がかよわい雲をのけるように
南から北東に流れたことで出来た
間隙から覗いた月は半月と満月の、
丁度今の私のような中途半端な形で、
また色も存在感のない薄い黄だった。

四月一日晴の『間隙の月』の一節だが、
彼の小説は名前に「晴」があるわりに
あまり青空が出てこない。
描写もだし、作品から漂う空気も
曇天なイメージを抱くのは僕だけ?

※※※

四月一日晴(わたぬき・はる)は
昔使っていた僕のペンネームだから
そんな作家は存在しないし、
だから『間隙の月』なんて話も、
この世にはないC=C=\(;・_・)/

ブログタイトルは「観劇の月」。
今月は沢山芝居をみる!
ってゆー話なのだ、実は。

韓国現代戯曲ドラマリーディング、
『仮名手本忠臣蔵』『緑のオウム亭』
と、
一月末、二月半ば、三月頭と
三ヶ月続いただけでなく、
その間隔も短くて、観劇数が
めちゃくちゃ少なかったのを
取り返すように見ようとしている。

既に東演『僕の東京日記』を見終え、
次の一週間は銅鑼や俳小、
それから東京演劇アンサンブル等の
観劇を予定しているのである。

で今日は。
西荻窪の劇団朋友のアトリエで
昼夜のダブルヘッダーだ。

ドラマリーディングに出演してくれた
渡辺聖が出ているが、それはどーでもいい。
(^_^;)
むしろ演出助手として裏に回り、
頑張ってくれた二人がお目当て。
だったのだが。
同期の二人はこともあろうに、
仲良く同じ役のダブルキャスト(>_<)
結果、西荻で長い時間を過ごすことに。

本田宏望の回を終え、会場近くの
ファミレスでこれを書いている。

冒頭の「おふざけ」もつまりは、
退屈な授業中にノートに描く
らくがきと思って許してください。

さて。
そうゆう訳で芝居を沢山と、
勇んだわりに『僕の~』の次が
なんと、また永井愛の作品。
『こんにちは、母さん』になった。
まったくの偶然なのだが……。

読売演劇大賞の最優秀作品賞、
最優秀女優賞(加藤治子)ほか
多数を得た名作(2001年初演)で、
そのメインキャストを多く起用し
テレビドラマにもなっている(2007年)。

二人の演じる番場小百合をドラマでは
渡辺えり子(現在は渡辺えり)が。
そう、前述の加藤をはじめ、
実際の年齢設定は全体的に高~いのだ。
でも、僕が足を運んだのは、
新人を中心とした「発表会」なので、
若い役者たちが平田満やいしだあゆみ
等々、腕っこきが扮した役に挑戦の巻。

さ、ソワレの船場未生の出番まで
まだ一時間半はあるぞ(((・・;)
確か、近くに図書館があったな、、、。
いや、ネット環境はあるので
J-Theaterの公演情報をあすこやあちらに
挙げてしまおうかしらん、、、

【文中敬称略】
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幻影正々堂々の意図

2017年03月11日 | 制作公演関連
山中湖における三島由紀夫文学館との
五年に渡る共同企画をはじめ、
ここ数年、三島の、特に『近代能楽集』に
様々なアプローチを仕掛けてきた
J-Theaterが、この春届けるのは
その『~能楽集』の「班女」と
「熊野」「邯鄲」の三曲である。

また。
主宰の小林拓生の演出に固執せず
その作品に相応しいディレクターを
都度立てて、小林が製作に専念
というケースもあるJ-Theaterだが。

やはり「演出家競演」の数が際立ち、
そのレパートリーの評判も上々だ。

そして今回。
昨年六月に火花を散らした
小林七緒と再び競うこととなった。

前回は戯曲が、というより、
『三好十郎×宮沢賢治』という、
ある意味「異種格闘技」ともいえる
・・・まぁ、寧ろそれが面白いぞ
との声が沢山あったりもしたが・・・
そんな余りにも異なる演目から一転、
今回は真っ向勝負となる!

「班女」はどちらのレパートリーにも。
そのあたりが本企画の目玉と言える。



で、昨日のブログにも書いように、
やっとこさ稽古に赴いたわけである。

頭からではなく後半だったけれども、
既に半立ちの状態であった。
そんな稽古が展開されたのが「九浦の家」。
日本画の野田九浦の旧宅を用いた
閑静な住宅街の一隅は趣を有して、
それが役者の後押しをしていた。

蛇足ながら。
野田九浦は1879年、東京下谷生まれ。
四歳から青春期を函館で過ごす。
1896年、東京美術学校に入学するも
岡倉天心排斥運動に当り退学。
白馬会研究所で黒田清輝に絵を、
正岡子規に俳句を学んだ。
1917年、文展特選。
歴史上の人物画を得意とし、
代表作に「旅人」「恵林寺の快川」等。
晩年は吉祥寺に暮らし1971年、91歳で没。



あ、末筆になりましたが。
小林拓生組の「班女」「邯鄲」。
顔を出したのは、そちら。
七緒組はまだ始動していない。
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幻影正々堂々の序文

2017年03月10日 | 制作公演関連
三島由紀夫『近代能楽集』の
一曲目「邯鄲」の冒頭に作者は
《註》として“幻影たちは
正々堂々とあらわれねばならない”
と書いている。
それにあやかって、J-Theater
『近代能楽集~班女、邯鄲、熊野』
この公演に関わるブログの題名は
〈幻影正々堂々の○○〉とす。

なんぞと高らかに書いてはみたが。
既に稽古は始まっていて、
僕だけ出遅れていたりするのね(T_T)

だから今後も内容的には決して
「正々堂々」じゃあなく、
飽くまでも記号としての
「幻影正々堂々」と読者各位には
受け止めて戴きたいのであります。

って、はなっからだらしなく
言訳をしている点は正々堂々か?





と書いて。
今日ようやく稽古に顔を出す。

外に出ると、涙が溢れるのだけど。
それは・・・
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』が
終わっちまった寂しさ少々、
隣国の弾劾が決まった納得少々。
でも最大の要因は花粉だ。
嗚呼、池袋よりさらに吉祥寺
(今日の稽古場のある街)は
奴がいっぱい待っていそうなイメェジ。

***

J-Theater『近代能楽集』
2017年4月10日(月)~13日(木)
小劇場B1にて

作/三島由紀夫

演出/小林七緒(流山児事務所)
「班女」「熊野」

演出/小林拓生(J-theter)
「班女」「邯鄲」

一般/3300円(前売)、3500円(当日)
学割/2800円(前売、当日とも)
二作品/5000円(前売、当日とも)

ほか情報はおいおいと、、、。
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伝え方が9割

2017年03月09日 | 身辺雑記
電車のドア脇の広告で表題の本を知る。
78万部突破していて、続く『~2』も
80万部以上売れているそうだ!

あれ、2の方が売れてるぞ(^_^;)

ノウハウ本だから1から読まなくても
まぁ困りはしないのだろう。
あるいは。
1は友人から借りて読んだが、
面白かったので2は購入した。
話題になるまでに時間が掛かるから
1は古本屋でたまたま手にし、
読み終えたくらいに2の新刊が出た。
などなど様々な可能性が考えられる。

20000部の差にもドラマあり。

広告、というかCMといえば。
藤木直人を起用した「スマイルゼミ」
を見て、色々あって厳しい状況の
「ベネッセ」のノウハウを持った
幹部クラスが独立して立ち上げた会社?
なぞとぼんやり思っていたら、
な、なんとジャストシステムの
2012年からの事業展開とな。

あぁ、おじさん的には本当に
「一太郎」にはお世話になった!
とゆーか、未だあんな使いやすい
ソフトはない\(^-^)/\(^-^)/

実はwordを使わざるを得ないから
使っちゃいるが、全然こなせてない。
(T_T)
プリントアウトしたレイアウトも
一太郎に比べ「美しくない」。
……まぁ読めればいいんだから、
美は必要ないのかも、ですが(>_<)

話を戻す。

そんな感謝の気持ち大のジャスト社の
「スマイルゼミ」が好調と聞いて、
たくさんの企業努力があったんだろう
と、頭が下がるのだが……。

データ流出からの回復の最中の
ライバル社の、そのデータを使い
拡大がなったという説もあったり
なかったりする「スマイルゼミ」。

僕には真偽は解らないけれど。
冒頭の1と2の発行部数の謎同様、
通信教育界の今後の展開が
わりと面白いぞ、と密かに注目👀

って別に小さい頃、進研ゼミとか
一切やってないんすけどねε=┏(・_・)┛
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緑の終演~鸚鵡日記6

2017年03月07日 | 制作公演関連
3月1日、超満員で幕を開けた
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』。

約半世紀、日本で上演されず、
しかも以来二度目という幻の名作への
注目度は高く、結局全日満員御礼
\(^-^)/\(^-^)/
で、昨日無事公演を終えました。
改めまして御礼申し上げますm(_ _)m

結局、上演期間中の更新ならず
制作として反省しておりますが……。

日々書いてはいて(^_^;)
完成を見ず挫折したり、或いは
携帯を店に忘れて時期を逃すなど

例えば3月3日・・・

雷ストレンジャーズが展開する
演劇ジェット紀行シリーズの
「オーストリア編」となる本作だが、
何度も書いて恐縮だが舞台はフランス。

さて、オーストリアやフランスにも
雛祭的行事はあるのかしら?

勿論五段、十段と人形を飾り、
あられは食べないわけだけれど、
ガールズ・イベントありやなしや。

むむ。
横文字にすると、女の子のお節句
ではなくて、女性が接待する店の
「開店三周年☆飲み放題三千円」
みたいになっちゃうなぁ(T_T)

ただ。
ネタバレに気を付けつつ書けば、
オウム亭という酒場にも、
そーゆーfemmeに「扮した」
女優は登場するのであります。

そんな彼女ら含め、衣裳全ても
『緑~』の魅力のひとつになっています。
(衣裳プランは樋口藍)

・・・というような書き出しで。

と今更悔やんでも、それはまるで
市民達の蜂起を侮り、フランス革命で
特権階級を失った貴族達と同じだ。

少し細かくなるが『~オウム亭』は
革命の発端となる牢獄の陥落、
という大きな事件を背景に、
その一夜の地下の酒場での出来事に
ぎゅーっと凝縮した作りになっている。

フランスの歴史を知らないと、
少々イメージが沸きにくかった、やも。

ただ前述の衣裳、前のブログに書いた
舞台美術に、照明音響もあいまって、
さらには舞台と客席に境界のない
「混沌」を強く打ち出した劇世界は
多くの方々から賞賛を頂いた。
濃密な稽古を重ねた賜物と
奢ることなく受け止め、次回作に繋げたい。

末筆ながら。
雛祭にあたる行事は、ざっと調べた限り
(あくまで、ざっと……)ないようでした。

というわけで。
小劇場B1を去ったのだけれど、来月
J-Theater『近代能楽集』(4/10~13)
で、またお世話になります。
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緑の海賊~鸚鵡日記5

2017年03月01日 | 制作公演関連
2月27、28の両日、仕込みから場当たり、
そしてゲネ……と本番に向けて
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』は
着々と仕上がっていってます。
\(^-^)/
今夜の幕開きは満員御礼m(__)m

というか、明日も千秋楽も完売し、
金、土の昼も残席は僅か……
辛うじて4日の夜に少しだけ余裕が(^^;



そんな『緑のオウム亭』は
〈フランス革命前夜〉という
巨きな歴史的な「時」を背景に、
地下の酒場という狭い「場」のみで
謳い上げるのが魅力のひとつ。

場所といえば。
会場となる小劇場B1の入る建物は
改装工事真っ最中。
地下のトイレも工事中で使用不可。
二階の北沢タウンホールも閉館中。





そうそう。
パリの元劇団座長か営む酒場
という舞台美術を見事に立体化した
大島広子と、初めて仕事をしたのも
ここだったな~(^_^;
何年前、いや十年以上経つのか……。

リフォームで閉まっていると記した
北沢タウンホールにて、
下北沢演劇祭参加の『夢の海賊』。
世田谷区民から公募で選ばれた
「区民上演グループA」の舞台。

地元シモキタを拠点とする
劇団東演が、演技指導に始まり、
道具や衣裳等のモノ作りも含んだ
総合的演劇体験を供していた。

当時、東演制作部の末席にあり、
劇団では先輩制作のサポートが多かった
僕が「区民A」で自らの研鑽を積みつつ、
来る劇団公演のメイン制作に備えて、
若手スタッフの発掘の場としても
活用させていただいてた。

今をときめく演出家や衣裳プランナー等、
それぞれが若くもがいていた面々と
芝居をこさえて・・・そんな中の一人に
大島嬢も居たのだ。

細かい事情は忘れたけれど、
大手演劇製作会社のスタッフだった
彼女と出会い「本当は舞台美術がしたい。
ただどこでどうしたらいいのか判らず、
とりあえず演劇に携わる仕事に就いた」
と、確かそんなことを大島は言った。
ので。
即、お誘い申し上げたのが『夢の海賊』。

その後、彼女は国家派遣で海外研修。
帰国後には日本の舞台美術の最高峰
「伊藤喜朔賞」の奨励賞を受賞するなど
大きな飛躍を遂げている・・・。

北沢タウンホール。
その真下の劇場。
作品は『緑のオウム亭』。
日本での上演は約半世紀ぶり二度目。
そして最初に上演したのが東演。

「緑」によく似た文字「縁」。
本当に「えにし」とは不思議なものだ。
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