たけじいの気まぐれブログ

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畠山健二著 「本所おけら長屋」(四)

2019年10月30日 19時48分47秒 | 読書記

図書館から借りていた 畠山健二著 「本所おけら長屋」(四) (PHP文芸文庫)を 読み終えた。
「本所おけら長屋」シリーズの第4弾の作品である。 

畠山健二著 「本所おけら長屋」(四)

(目次)
その壱 おいてけ・・・おいてけ堀の河童の捜索を始めた万造松吉が巻き込まれた事件とは?
その弐 あかいと・・・左官の八五郎の娘、お糸と文七の恋がすったもんだの末決着?
その参 すりきず・・・島田鉄斎と因縁を持つ女スリが再び彼の目の前に現れて・・・、
その四 よいよい・・・酒にだらしない浪人若芽錦之介とおけら長屋の住人との抱腹絶倒の関わり?
その五 あやかり・・・長屋で孤立無援になってしまった松吉を 相棒の万造、島田鉄斎達が救えるか?

お江戸、本所亀沢町にある「おけら長屋」には 貧しいくせにお節介で人情厚い住人達が
次々起きる騒動に 笑いと涙で体当たりし まーるくおさめて暮らしている。
まるで江戸落語さながらの小気味良いテンポの会話が飛び交い、
思わず笑いを堪えられなくなったり、涙を誘われたりしてしまう。
ことが有ろうと無かろうと まるで一つ家族のように関わり合い、繋がり合う、長屋の住人達、
人の優しさが心に染み込んでくる時代小説である。

その参 すりきず の文中の1節、万造、松吉、八五郎、八五郎の女房お里が 島田鉄斎の家を覗き込んでいる場面、
四人は忍び足で鉄斎の家に近づくと 少し開いている引き戸の隙間から 折り重なるようにして中を覗き込む。中では女が背を向けて畳を拭いている。「何を覗いているのかな」。後ろからの問いかけに驚いた四人は そのまま土間の中に倒れ込んだ。「いてて・・・・・。おい万松、早くどきゃがれ。お里が潰れちまう」。四人が振り返ると そこに立っていたのは島田鉄斎だ。

その五 あやかり の文中の1節、松井町の居酒屋に集まった万造、松吉、鉄斎が 磯吉から猫の行方を知らされて、
万造は 猪口の酒を飲み干した。「それだけじゃねえですよ。島田の旦那。お熊ばあさんは おれたちに挑んできゃがったんでえ。おけら長屋のお手並み拝見ってね。こいつあ、しくじることはできなくなったぜ。おけら長屋の底力を見せてやらなきゃならねえ」、「面白くなってきたな。これだから あんたたちと暮らすのはやめられない。さあ どうする万松」、鉄斎は大声で笑った。

ほぼ 1話完結なので 読み易い。
「本所おけら長屋」シリーズは 第13巻まで 発刊されているようでなので
続編も楽しみになってくる。


越後湯沢苗場紅葉バスツアー・その2

2019年10月30日 11時50分55秒 | 旅行記

二居湖から引き返し 田代ロープウエイ山麓駅バスターミナル(標高 802m)に到着。
時折強い雨が降る最悪の状態になってきて、山上での風雨に備えて雨具着用、
バスの中で待機、13時30分発のロープウエイに乗車出来た。

(4)田代ロープウエイ
田代ロープウエイは 91人乗り、田代ロープウエイ山頂駅(標高 1,413m)まで全長 2,175m、標高差 約610m、
所要時間約10分の空中散歩だが 途中 瞬間地上高さが日本一、230mが有り
ロープウエイ床面のシースルー小窓から 高度感、スリル感が体験出来る。

ロープウエイに打ち付ける雨粒で コンデジ撮影限界、

眼下に 直前 訪れた二居湖、
わずかに コバルト色?に見える、

晴れていれば 見事な紅葉に写るのだろうが・・・、

田代ロープウエイ山頂駅

田代ロープウエイ山頂駅から 苗場ドラゴンドラ山頂駅までは 
「田代高原・田代湖」の風景を眺めながら散策出来る遊歩道が整備されている。

(つづく)


大根菜お裾分け

2019年10月30日 10時01分30秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

どうも よりによって 日帰りバスツアーの昨日だけが 雨天だったと思うと悔しい。
今日はまた 朝から晴れ上がり 気持ちよい日になっている。

収穫係の妻、朝方 雨上がりの畑に出掛け 大根菜を採ってきた。
小分けにして 友人達にお裾分けするようだ。

まとまった雨が降った直後は トロトロになり しばらく雨が降らないと カチカチになってしまう土質の畑地、
今日は 良い天気なれど ドロンコになりたく無いため 畑仕事は無しとし、
明日、明後日にすることにした。いろいろ やること多し。