たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

学生寮の記憶・その9

2022年04月03日 19時53分37秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

◯続・寮歌の記憶
昭和30年代中頃、M男が、北陸の山村の親元を離れ、地方都市の学生寮に入寮し、生まれて初めて外で集団生活を始めた頃の話である。

2022年3月8日の「学生寮の記憶・その2」の中の「◯寮歌の練習」で、「歌詞をもらったようなもらわなかったような・・・」と書き込んでいたが、その後、その気になって、押入れのダンボール箱に詰まっている、ガラクタ、雑物を漁ったところ、寮歌の歌詞を手書きした小型のノートのような、手帳のようなものが見つかった。多分、当時、歌集等の印刷物等はもらっておらず、書き写したものだと思われる。すでに紙は劣化しており、うっかり触るとボロボロ破れ落ちてしまいそうなものだが、寮歌の一つを、そっと、スキャナーで取り込んでみた。「昨日の夕食、何食べた」も思い出せない後期高齢者であるが、寮歌のメロディーは、未だに脳裏に焼き付いていて、歌詞もほとんど暗唱出来るから、不思議なことだと思う。

寮歌 
あけのこじょう
黎明の孤城

   あけのこじょうに かねなれば
1、黎明の孤城に鐘なれば
   はるさんげつは りょうらんの
  春三月は繚乱の
   うたげのにわの はなむしろ
  宴の庭の花筵
   はえのいのちに あこがるる
  榮の命にあこがるる
   こちょうのゆめは やぶられて
  胡蝶の夢は破られて
   たかんのゆうし いまさめぬ
  多感の遊子いま覚めぬ

  きたわたつみに くもひくく
2、北海洋に雲低く
  ひがしくがちは まやみなり
  東陸地は真闇なり
  われらがおかは えいこうの
  我等が丘は榮光の
  たくみのかみを いつくみや
  藝術の神を斎く殿堂
  とはのさだめを にないては
  永劫の運命をになひては
  たまゆらもこそ つとめなん
  瞬時もこそつとめなん

  しうんのかなた ゆびさして
3、紫雲の彼方指さして
  よのたびびとに きみつげよ
  世の旅人に君告げよ
  ちえのこのみの みのるもり
  智恵の果の実る森
  わかき◯◯◯の すむさとと
  若き猟者の住む郷と
  じんせのげらく なけれども
  塵世の快楽なけれども
  まことのみきは かもさるる
  真理の美酒は醸さるる

(つづく)

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ハナズオウ(花蘇芳)

2022年04月03日 10時47分51秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

花にも疎い爺さん、ブログを始めた頃までは、我が家の庭に咲く花であろうが、道端、空き地、畑、川原等で蔓延っている野草であろうが、公園や植物園等で鑑賞出来る草木であろうが、山歩き中に撮った高山植物であろうが、見掛けても、花名も知らず、分からず、覚えられずで、ほとんど珍紛漢紛だった気がする。数多のブログを拝見するようになってから、その無知ぶりを痛感、初めて、花名等を知ろうという気になったものだったが、教えてもらっても、ネットや図鑑で自分で調べても そのそばから忘れてしまう老脳、出来る限り、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き込むことで、少しづつだが、分かる草花が増えてきたように実感している。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、「爺さんの備忘録的花図鑑」は、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。

これまで、コンデジでやたら撮ってきた写真が、外付けHDに大量に溜まってきており、時々、その気になって、不要無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまい、そんな古い写真を引っ張り出して、ブログネタにしているという次第である。

当地に引っ越してきてしばらくしてからの頃、「猫額庭の花と庭の係」の妻が植え付けたという「ハナズオウ」未だに健在で、毎年、3月下旬から4月中旬に掛けて、鮮やかな色の花を咲かせている。それ以前までは、「ハナズオウ」なーんていう名前さえ聞いたことも無かった類の爺さんだが、「花の写真を撮るだけ係」で、毎年、カシャ、カシャ撮っている内に、いつのまにか覚えてしまったものだ。今年も、そろそろ満開になる頃だが、これまで撮ってきた古い写真を何枚か引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き留め置くことにする。

今年、2022年3月27に撮っていた「ハナズオウ」
例年より気温が低く、長かった今冬、開花が遅れているようだ、

10年以上前に撮っていた「ハナズオウ」
この頃はまだ、「花と庭の係」の妻、
結構、熱心に手入れしていたものだが・・、

 

 

 

 

「ハナズオウ」は、幹や枝に、びっしり花を咲かせる
昨年、2021年4月1日に撮っていた「ハナズオウ」

花後、実(種)が出来る
2018年8月4日に撮っていた「ハナズオウ」の実(種)


ハナズオウ(花蘇芳)

マメ科、ハナズオウ属(ジャケツイバラ属)、落葉低木
    別名 「スオウバナ(蘇芳花)」
    和名「花蘇芳」は、花弁の色が、スオウ(蘇芳)で染めた色に似ている
    ことに由来する、
原産地 中国、朝鮮半島
樹高 2m~3m
花色 赤紫色、ピンク色、白色
開花時期 3月下旬頃~4月中旬頃
花言葉 「疑惑」「裏切り」「不信」「高貴」「豊かな生涯」


■蛇足■

「ハナズオウ(花蘇芳)」の仲間である「セイヨウハナズオウ(西洋花蘇芳)」は、地中海沿岸を原産地とする、樹高10m程にもなる高木で、イエス・キリストに仕えた十二使徒の一人「ユダ」が、キリストを裏切った後、命を絶った場所に生えていた樹、「ユダの木」と呼ばれているそうで、そんな由来から、ネガティブな花言葉が多いが、日本や中国では、春の訪れの喜びを表す樹木、縁起の良い樹木として古来から愛されている。