普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ、新聞等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が、結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗・・・・、になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字であっても、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しである。
一昨日、読み終えた、畠山健二著「本所おけら長屋」「その壱」に、絹問屋の主人が、「茶をすする」場面が有ったが、その「すする」が、漢字で書かれていて、たまたま目に止まった。
「すする」・・・、子供の頃から、極く当たり前に、聞いたり、使ったりしてきた言葉ではあるが、どうも、これまで、漢字で書いたことが無かったような気がして、「へー!、そうだったの!」・・・である。
なんとなく、読めることは読めるが、突然、「漢字で書いてみろ!」と言われると、大体の漢字のかっこうは思い浮かぶものの、「エーっと?、エーっと?、どうだったかなあ・・」になってしまう。別に、「すする」の漢字を知らなくても、日常、困ること無しだが、書き留め置くことにする。
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(漢字)
啜る
(意味)
音を立てて汁や麺を口に吸い込むこと、
(使用例)
茶を啜る、蕎麦啜る、粥を啜る、鼻水を啜る、
(拡大してみると)
啜る