gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがある。「アクセス数」を気にしてでのことではなく、すっかり忘れてしまっているような、随分前に書き込んだ古い記事にアクセスが有ったりするのを、楽しみにチェックしている風なのだ。
そんな記事に目に止まった瞬間、「エッ、こんな記事にアクセス?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりしているのだ。
「gooブログ」=「記憶力がまるで無くなっている爺さんの自分のための記憶補助ツール」と決め込んでいる爺さんには、「アクセス解析」もまた、便利で有難いツール、大いに活用しているという次第。
昨日、2018年8月に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「奥様お手をどうぞ」にアクセスが有ったことに気が付いた。
「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクすることにした。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
「奥様お手をどうぞ(I Kiss Your Hand Madame)」(再)
久し振りに、タンゴを聴きたい気分になり、毎度のこと、古いLPレコード盤を引っ張り出して針を落としているところだ。
若い頃、薄給でおいそれとレコード盤等買えなかった時代に、レコード店で迷いに迷って無理して買った類の数少ないLPレコード盤、ドーナツ盤等、未だに処分することが出来ずにダンボール箱に詰め込んだままになっており、つい最近になってからのこと、懐かしくなり、時々引っ張り出して聴くようになっている。妻が実家から持ってきたものを合わせても、せいぜい100枚程度しかないが、それぞれ思い入れがあって、今のところ処分する気になれないでいる。
その内の1枚に、アルフレッド・ハウゼ楽団(Alfred Hause and His Tango Orchestra)のLPレコード盤「ベリー・ベスト・オブ・コンチネンタルタンゴ」(全14曲)が有る。色褪せたレコードジャケットの隅っこに、「S.40.12.24」という日付が書き込まれており どこで買ったのか等の記憶には無いものの、自分で買ったものに間違い無い。今から58年程も前に買ったレコード盤ということになり、よくもまあ 後生大事に持ち続けているものよ・・、我ながら呆れてしまう。「定価 1,800円」と印刷されている。当時の手取り給料額からすると、かなり無理して買ったことも間違いない。すでに、B面の一部分には、キズが入っており、コツ、コツ、コツ・・、雑音が出てしまうが、アナログならではの音質は、未だになんとか楽める。
収められている曲は、お馴染みの曲ばかり、
若い頃から、カセットテープ、CD時代になるまでの間、どれだけ繰り返して聴いたか分からない。
「碧空」、「夜のタンゴ」、「バラのタンゴ」、「夢のタンゴ」、「真珠採り」、「月下の蘭」、「モンテカルロの一夜」、「オレ・グワッパ」、「ヴィオレッタに捧し歌」、「奥様お手をどうぞ」、「ジプシーの嘆き」、「小さな喫茶店」、「カプリ島」、「ジェラシー」。
その内の1曲、「奥様お手をどうぞ」も、お気に入りの曲のひとつ。
今更になって、ネットやレコードジャケットで調べてみると、
「奥様お手をどうぞ(I Kiss Your Hand Madame)」は、元々、1928年(昭和3年)に制作されたという、ドイツのサイレント映画「奥様お手をどうぞ」の主題曲だった。当然のこと、映画の方は観たことは無いが、主題曲「奥様お手をどうぞの方は、数多の楽団に演奏されたり、ビング・クロスビー等、数多の歌手に歌われたりしていて、若い頃から聴き馴染んでいる。
なかでも、アルフレッド・ハウゼ楽団演奏の「奥様お手をどうぞ」は、コンチネンタル・タンゴの代表曲のひとつになっていると思っている。
「奥様お手をどうぞ」 演奏・アルフレッド・ハウゼ楽団 (Youtubeから共有)
Let's Dance Tango !
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