昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。
当時の北陸の山村の実家の近くの風景
村落で自動車を保有している家等無かった時代、
当然、現在のような除雪車両等無く、
根雪になると、雪解け時期までは、雪上をかんじきで踏み固めた一本道を
長靴でズブズブ埋まりながら往来、登校したものだった。
No.82 「しゃばじゅう」
「そこらじゅう」「辺り一面」といった意味合いで使ったり、聞いていたような気がする。
例えば
「しゃばじゅう やばしとるそい しょうしいわね」
(そこらじゅう、取り散らかしているので 恥ずかしいですよ)
「ゆんべ、あまもりして しゃばじゅう、ぬれたんぜね」
(昨夜、雨漏りして、辺り一面、濡れてしまいましたよ)
「やばしい」 ⇨ ふっと思い出した故郷の言葉 No.07
「しょうしい」 ⇨ ふっと思い出した故郷の言葉 No.04