(副題)智恵と慈悲に生きる人たち
集英社文庫 2000年
まず、敬愛するシーナ氏の奥さんであると云う
ことで買うことを即決。
読んでみて、その真面目なチベットに対する姿勢、
考え方に感銘を受けた。
チベットでは魂は何度も行き来し、魂が抜けると
死んだ人の頭には小さな穴が開くんだそうだ。
鳥葬した頭骨を視ると、ハゲワシがついばんだのか、
それは判らんが、小さな穴が開いていたと云う。
チベットの医療について描かれていて、それをぼくは
興味深く読んだのだが、それはとてもなんと云うか、
不思議な丸薬の飲みかたと云い、とても謎に満ちた
ものだった。
怒りを鎮めて、日々を祈ることを薦められたと云う。
ななかにして難しいことではある。
チベットとは奥深いところである。
(読了日 2025年1・16(木)3:55)
(鶴岡 卓哉)