第五十三回昭和41年上半期
女性らしい視点で夫婦を見つめ描いている。
その夫婦はDVにちかいものがあるが、六
十年当時はこういう家庭は珍しくなったの
だろうか。世界が狭い、という批判がある
が、広い世界を踏まえるためには、まず、
周辺の世界を見つめなければならないだろう。
それに、こんな地味な作品、誰も書こうと
しないだろう、貴重な作品である、と思われ
る。こんな作品に文学の深さを見るのも一興
という気がする。
女性らしい視点で夫婦を見つめ描いている。
その夫婦はDVにちかいものがあるが、六
十年当時はこういう家庭は珍しくなったの
だろうか。世界が狭い、という批判がある
が、広い世界を踏まえるためには、まず、
周辺の世界を見つめなければならないだろう。
それに、こんな地味な作品、誰も書こうと
しないだろう、貴重な作品である、と思われ
る。こんな作品に文学の深さを見るのも一興
という気がする。