文春文庫。
サイゴン陥落の1975年4月30日に居合わせた
記者のルポルタージュ。開高氏のルポとは一
味違った、街が陥落する様が描かれる。開高
氏との共通点はネズミが美味しい、というこ
とだ。余程おいしいのであろう。
一国が変わるということは、大きなことだが、
それが目の前で行われる、ということはもの凄
い興奮だろうと思う。それを冷静な目で見て、
文章にするということはタイヘンなことだと思
われる。十年経って、推敲されたらしいが、そ
れだけの時間が必要だったのだろう。
サイゴン陥落の1975年4月30日に居合わせた
記者のルポルタージュ。開高氏のルポとは一
味違った、街が陥落する様が描かれる。開高
氏との共通点はネズミが美味しい、というこ
とだ。余程おいしいのであろう。
一国が変わるということは、大きなことだが、
それが目の前で行われる、ということはもの凄
い興奮だろうと思う。それを冷静な目で見て、
文章にするということはタイヘンなことだと思
われる。十年経って、推敲されたらしいが、そ
れだけの時間が必要だったのだろう。