古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

驟雨    吉行淳之介

2016-07-30 09:24:01 | 小説の紹介
第三十一回昭和二十九年上半期



娼婦の道子との関係を描いた作品。娼婦のことを


描いている割には、そんなにイヤらしくはないと


感じた。ある程度乾いた感覚というものがあるの


ではないか。まだ戦後の赤線というものが残ってい



たころの話しであろう。娼婦というものが自分のも



のにならないというもどかしさがきちんと描かれて



いたように思う。
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