古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

さよなら クリストファー・ロビン   高橋源一郎

2018-04-10 10:58:00 | 小説の紹介
新潮社  2012年。


短編集である。またしても、いつも出てくる鉄腕アトムの


オマージュとおぼしき、「お伽草子」。不可思議な源一郎


ワールドが繰り広げられる。子どもというものは、どこまでも



子供っぽく描かれている。小説の中では、大抵、大人びて子供


らしさが欠如していて、ボクなんかは、大人子供が出てくる小


説は大嫌いなのだが、高橋氏の子供はなぜかイヤじゃない。



それは、高橋氏が、多分に子供っぽいところがあるからなので



はないか、と思うのだが。教授にこんなことを言っては失礼か。



でも、良い意味で。


だから、ボクは源一郎作品をいつも新鮮な驚きをもって読めるの



だと思う。
コメント
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