古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

佐渡の三人     長嶋有

2019-08-06 22:11:33 | 長嶋有
講談社文庫    2012年


「道子」という女流作家の目を通して、一族の葬儀を三回に


わたって佐渡で行う様を描いた作品。


妙なおかしみ、というものが長嶋作品にはただよっていて、


いつものゆるーい感じと相まって、いい感じに仕上がって


いる。まあ、一度読むのをやめようかな、と思ったけど、最終


的には最後まで読めてしまった。



長嶋有さんと言えば、猛スピードで母は、という伝説的におも


しろい作品があって、是非色んなひとに読んでいただきたいで


すね。まあ、ボク、関係者じゃないんで、あれなんですけど…………


……合掌。

                        (鶴岡卓哉)
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